今回はリニューアル情報。定期的に寄稿しているALFA MUSIC公式note【アルファミュージック考現学】12月分が更新された。書いたのは、「ALFA＋アルファ〜リアル・クロスオーヴァー進化論 �� 〜 大村憲司」。
一般の音楽ファンに大村憲司を紹介するには、“YMOのサポート・ギタリスト”と説明するのが一番手っ取り早い。大貫妙子、矢野顕子、山下達郎、加藤和彦、井上陽水など、多くのアーティストから厚い信頼を受けたのは事実だけれど、やはりYMO参加で彼を知った、という人が多いはずだ。でもココに紹介する『KENJI SHOCK』は、78年のリリース。YMOのデビューと同年ながら、YMOの初期ツアーに付き合っていたのは、大村ではなく、渡辺香津美だった。
ソロ・アルバムとしては2枚目にあたるが、前作はオーディオ・レコードとして制作された『FIRST STEP』。深町純のプロデュース、坂本龍一 (kyd)、林立夫・村上"ポンタ"秀一 (ds)、小原礼 (b)、斉藤ノブ・浜口茂外也 (perc) らが参加と、演奏自体は濃ゆいが、作品としての完成度はゆるい。その理由は、Alfa noteで考察したので、どうぞそちらで。
で、収録曲のダブリもある『KENJI SHOCK』は、堂々のL.A.録音。プロデュースは、当時リー・リトナー＆ジェントル・ソウツのメンバーとして脚光を浴びていたドラマーのハーヴィー・メイスン。リーダー作を除くと、シーウインドに次ぐ本格的制作ワークだったようだ。彼は翌79年にも、同じアルファ制作である朝比奈マリア『MARIA』のL.A.セッションで、アレンジの腕を振るっているから、よほど村井邦彦の覚えがめでたかったのだろう。もちろんそれは、やがてカシオペアでのプロデュース起用に発展していく。
レコーディング・メンバーは、スティーヴ・ルカサーとデヴィッド・ペイチ、ジェフ＆マイク・ポーカロなど、まだデビュー準備中だったと思しきTOTOのメンバーらを中心に、ヴィクター・フェルドマン（perc）やグレッグ・マティソン (kyd) 、シーウインド・ホーンズなど。意外にもハーヴィー自身はほとんどドラムを叩かず、一部の曲とパーカッションを担当したのみ。それだけ本気で制作業に乗り出そうとしていたワケだ。でも和製フュージョン創成期の名盤の陰にこの人アリ、と言っては、ちょっと大袈裟かな？
ソロ・アルバムとしては2枚目にあたるが、前作はオーディオ・レコードとして制作された『FIRST STEP』。深町純のプロデュース、坂本龍一 (kyd)、林立夫・村上"ポンタ"秀一 (ds)、小原礼 (b)、斉藤ノブ・浜口茂外也 (perc) らが参加と、演奏自体は濃ゆいが、作品としての完成度はゆるい。その理由は、Alfa noteで考察したので、どうぞそちらで。
で、収録曲のダブリもある『KENJI SHOCK』は、堂々のL.A.録音。プロデュースは、当時リー・リトナー＆ジェントル・ソウツのメンバーとして脚光を浴びていたドラマーのハーヴィー・メイスン。リーダー作を除くと、シーウインドに次ぐ本格的制作ワークだったようだ。彼は翌79年にも、同じアルファ制作である朝比奈マリア『MARIA』のL.A.セッションで、アレンジの腕を振るっているから、よほど村井邦彦の覚えがめでたかったのだろう。もちろんそれは、やがてカシオペアでのプロデュース起用に発展していく。
レコーディング・メンバーは、スティーヴ・ルカサーとデヴィッド・ペイチ、ジェフ＆マイク・ポーカロなど、まだデビュー準備中だったと思しきTOTOのメンバーらを中心に、ヴィクター・フェルドマン（perc）やグレッグ・マティソン (kyd) 、シーウインド・ホーンズなど。意外にもハーヴィー自身はほとんどドラムを叩かず、一部の曲とパーカッションを担当したのみ。それだけ本気で制作業に乗り出そうとしていたワケだ。でも和製フュージョン創成期の名盤の陰にこの人アリ、と言っては、ちょっと大袈裟かな？
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