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今回は執筆情報。レコードコレクターズ誌2月号、今回の特集『この曲のピアノを聴け! ロック/ポップス編』を中心に、コレクターズ・トピック2ページ、ニュー・アルバム・ピックアップなど、久々にいろいろ書かせてもらっている。

『この曲のピアノを聴け! 』では、20人の選者がそれぞれ20曲をリストアップして送り、それを編集部が100曲に厳選している。対象は1950~1999年の楽曲で、インストはOKだがジャズは除くというもの。演奏はエレクトリック・ピアノも大丈夫。20曲を選ぶ基準としては、プレイが良い、リフが良い、ピアノが楽曲をリードしている、などのパターンがある。そこから自分が執筆を担当したのは、以下の5枚。

● A Song For You / Leon Russell
● What A Fool Believes / The Doobie Brothers (演奏:Michael McDonald)
● Just The Two Of Us / Grover Washington Jr. (演奏:Richard Tee)
● Crying’ All Night / Airplay (演奏:David Foster)
● I’m Not in Love / 10cc (演奏:Eric Stewart)

それに加えて、他の方が執筆しているが、自分も選出していた、というのが5曲。
● Bohemian Rhapsody / Queen (演奏:Freddie Mercury)
● Saturday In The Park / Chicago (演奏:Robert Lamm)
● Dixie Chicken / Little Feat (演奏:Bill Payne)
● You Are The Sunshine Of My Life / Stevie Wonder
● The Ghetto (Live)/ Donny Hathaway

…というコトは、選んだ曲の半数が採用されたワケだ。こういうのは、だいたいプレイヤーで選ぶワケで、演奏者は同じだが選んだ曲が違ったのが、
● Billy Joel
● Paul McCartney
● Nicky Hopkins
● Keith Emerson
● Max Middleton
● David Paich
といったところ。中でもビリー・ジョエルは、掲載が<The Stranger>で、自分が選んだのは<New York State Of Mind>。これ、実は自分もチョッと悩んだところ。ポール・マッカートニーはソロの<Maybe I'm Amazed>を選んだけれど、掲載はビートルズ<Lady Madonna>だった。自分の頭の中には<Oh Darlin'>という選択肢もあったんだけどね。

掲載されたエルトン・ジョン<Your Song>やキャロル・キング<It's Too Late>は、自分の中では次点扱い。ラフ選曲には挙げていたものの、どちらも20曲に絞り込むプロセスで落としてしまった。逆に結果を見て、「コレ、忘れてたわ」というのが、キング・クリムゾン<Cat Food>、ブルース・ホーンズビー<The Way It Is>あたり。 個人的には、AOR方面に偏らないように注意していたけれど、意外にスティーリー・ダンやマイケル・フランクス、エリック・カルメン、スコット・ジャレット、リア・カンケルなんかも入っていて、なるほどネ、と。同業者の皆さん、サスガですワ

もし興味が湧いたら、是非お読みになってみてくださいませマセ。

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レコード・コレクターズ 2024年2月号
ミュージック・マガジン
2024-01-15


《Tower Records》