
ファン恒例、3月1日は未唯mieの日で、未唯mieの日ライヴ@目黒ブルース・アレイ・ジャパン。昨年はちょうど『MIE to 未唯mie 1981-2023 ALL TIME BEST』のリリースがあり、そのレコ発ライヴだった。その時のライヴ・アレンジ&プロデュースが、ピンク・レディー時代から縁の深い井上鑑。そして今回も鑑さんの下、土方隆行 (g) バカボン鈴木 (b) 鶴谷智生 (ds) という少数精鋭ラインアップで、興奮覚めやらぬ渾身のライヴ・パフォーマンスが展開された。
今回はいつもと違って、エレガントな黒いパンツ・スーツに身を包んだ未唯mieさんが、一人でステージに登場。「今回は、ついさっきまでリハーサルをしていて、今日になって突然アレンジが変わった曲もあって、ちょっとドキドキなのォ…
」なんて旨の前振りMCがあり、それからメンバーがステージ上へ。
下記のセット・リストを見ると、「な〜んだ、ピンク・レディーの定番曲が多いぢゃん…」と思われるかな? でもそれはトンだ勘違い。毎回のライヴごとに、ほぼ一期一会のショウが繰り広げられる未唯mieライヴだけれど、今回のプロデュース&アレンジは、あの天下の井上鑑なのだから、当然ひと筋縄ではいかない。しかもライヴ当日のリハーサルでもアレンジをイジっていた、とは
案の定、切れッキレのレゲエ・ビートでスタートした<ペッパー警部>には、いつしかザ・ポリスの<Walking On The Moon>が仕込まれているし、次の<Do Your Best>は、ELO<Don't Bring Me Down>と<Last Train In London>が束になって掛かってきた感じ。<UFO>はファンキーなフィリー・ソウル風味で、<カルメン'77>はタイトル通りモントゥーノを使ったスパニッシュ・アレンジから、中盤はより熱いサルサ風に。いやいや、何が飛び出すか分からない楽しさは、まるで、正月恒例 Pink Lady Nightを初めて聴いた時みたい。
すると一転、中盤は赤い鳥<翼をください>、昨年のベストに新録で収めたレナード・コーエン<Hallelujah(ハレルヤ)>、そしてPink Lady末期の名曲<OH!>のスロウ3連発。コレは、<Hallelujah>のレコーディングでアレンジを担当していた鑑サン自身の提案だそうで、とりわけ<翼をください>から<Hallelujah>へのナチュラルな展開は、心にグッとくるモノがありました。
そして、これまたブッ飛びモンのハマリ具合だったザ・ナック<My Sharona>ベースの<渚のシンドバット>。この絶妙さにヤラレて悶絶しているうちに、本編ラスト<サウスポー>まで終わっていたりして…
アンコール<Pepper Funk>は、数年前のライヴで初披露されたまま眠っていた鑑さんの書き下ろし。コレ、かなりカッコ良いので、ちゃんと録音してほしいな。そして十八番の<Alright Alright>で幕。
特に凝った演出などなく、ひたすら音楽的なライヴだったけれど、その分いつも以上にハイ・クオリティ。未唯mieさんも声がよく出ていて、まだまだ行くわヨ
と気迫のパフォーマンス。ピンク・レディー・ファン/未唯mieファンなら楽しめたのは間違いないだろうが、洋楽知識のあるファンであれば、より一層深い楽しみ方ができた夜。これは是非、再演をお願いいたいナァ〜 



下記のセット・リストを見ると、「な〜んだ、ピンク・レディーの定番曲が多いぢゃん…」と思われるかな? でもそれはトンだ勘違い。毎回のライヴごとに、ほぼ一期一会のショウが繰り広げられる未唯mieライヴだけれど、今回のプロデュース&アレンジは、あの天下の井上鑑なのだから、当然ひと筋縄ではいかない。しかもライヴ当日のリハーサルでもアレンジをイジっていた、とは

案の定、切れッキレのレゲエ・ビートでスタートした<ペッパー警部>には、いつしかザ・ポリスの<Walking On The Moon>が仕込まれているし、次の<Do Your Best>は、ELO<Don't Bring Me Down>と<Last Train In London>が束になって掛かってきた感じ。<UFO>はファンキーなフィリー・ソウル風味で、<カルメン'77>はタイトル通りモントゥーノを使ったスパニッシュ・アレンジから、中盤はより熱いサルサ風に。いやいや、何が飛び出すか分からない楽しさは、まるで、正月恒例 Pink Lady Nightを初めて聴いた時みたい。
すると一転、中盤は赤い鳥<翼をください>、昨年のベストに新録で収めたレナード・コーエン<Hallelujah(ハレルヤ)>、そしてPink Lady末期の名曲<OH!>のスロウ3連発。コレは、<Hallelujah>のレコーディングでアレンジを担当していた鑑サン自身の提案だそうで、とりわけ<翼をください>から<Hallelujah>へのナチュラルな展開は、心にグッとくるモノがありました。
そして、これまたブッ飛びモンのハマリ具合だったザ・ナック<My Sharona>ベースの<渚のシンドバット>。この絶妙さにヤラレて悶絶しているうちに、本編ラスト<サウスポー>まで終わっていたりして…

特に凝った演出などなく、ひたすら音楽的なライヴだったけれど、その分いつも以上にハイ・クオリティ。未唯mieさんも声がよく出ていて、まだまだ行くわヨ



