
筆者監修【Private Stock Original Master Collection 〜Light Mellow編】10作品からのご紹介、最後を飾るのはナチュラル・ガス。これはAORとかプレAORではなくて、オトナ向けのブリティッシュ・パワー・ポップ。元バッドフィンガーのジョーイ・モランド (g,vo)、コロシアム〜ユーライア・ヒープ〜テンペストを渡り歩いたマーク・クラーク (b,vo)、元ハンブル・パイのジェリー・シャーレー (ds) に、サザーランド・ブラザーズ&クイヴァーやアル・スチュワートをサポートしていたピーター・ウッド (kyd) の4人から成る、言わばスーパー・グループだった。
デビューは76年。バッドフィンガーの流れもあって、当初はビートルズ/アップルのブレーンだったマル・エヴァンスがプロデュースしていて、契約のキッカケとなったデモ・テープも彼の仕事だった。だが契約先であるプライヴェート・ストックが、クリームのプロデューサーだったフェリックス・パパラルディを推薦。この唯一作もパパラルディが手掛けている。レコード発売後は、ジェリー・シャーレーのハンブル・パイ時代のバンドメイトで、当時“時の人”になっていたピーター・フランプトンの全米ツアーでフロント・アクトを務め、幸先の良いスタートを切った。
が、そのツアーから帰国すると、バンドは早々に分裂。ポップ志向のモーランドに対し、他の3人はもっとハードなサウンドを望み、再びアメリカへ旅立ってしまう。実はパパラルディ推しのレーベルの意見に乗ったのも、彼ら3人だったらしい。完備なバラード群や<You Can Do It>などポップ・チューンはかなりのデキだと思えるが…。
ナチュラル・ガス解散後、モーランドはバッドフィンガーを再編しつつソロ活動へ。マーク・クラークはレインボーに短期参加し、セッション活動を始める。ジェリー・シャーリーは再編ハンブル・パイへ。ピーター・ウッドはジェス・ローデンとリヴィッツを結成した。実はこの人、アル・スチュワートの大ヒット<Year Of The Cat>の共作者でもあったりする。
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が、そのツアーから帰国すると、バンドは早々に分裂。ポップ志向のモーランドに対し、他の3人はもっとハードなサウンドを望み、再びアメリカへ旅立ってしまう。実はパパラルディ推しのレーベルの意見に乗ったのも、彼ら3人だったらしい。完備なバラード群や<You Can Do It>などポップ・チューンはかなりのデキだと思えるが…。
ナチュラル・ガス解散後、モーランドはバッドフィンガーを再編しつつソロ活動へ。マーク・クラークはレインボーに短期参加し、セッション活動を始める。ジェリー・シャーリーは再編ハンブル・パイへ。ピーター・ウッドはジェス・ローデンとリヴィッツを結成した。実はこの人、アル・スチュワートの大ヒット<Year Of The Cat>の共作者でもあったりする。
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Badfingerもプロデューサーに恵まれていたと思いますが、Felix Pappalardiとは驚きでした。