

ファルセット使いの実力派シンガーとして、各方面から引き手数多のDAISUKE。40歳のバースデー・ライヴ、名付けて『LIVE 40 -FORTY-』を、目黒ブルース・アレイ・ジャパンで。不惑と言われる歳を迎え、コロナ禍もアリで、いろいろ考えるトコロがあった様子。それこそ、「最後のソロ・ライヴになるかも…?」なんてコトを言って、悩みの深さを訴えていたぐらいに。仕事自体は順調そうなのに何故?と思うかもしれないが、男も40歳になると、自分の人生観や仕事観、そしてこれからも歌い続けていくことの意味など、いろいろ考えてしまうモノなのよ。
そんなこんなで、久しぶりのソロ・ライヴ。でも強力なバンドを従えて歌い出してしまえば、な〜に、いつものDAISUKEになる。そのファルセットの滑らかさ、安定感には、毎度のことながら舌を巻くばかり。しかし2曲歌い終えたところで、ピアノの半田クンだけをステージに残し、朗読会のような自分史を語るコーナーへ。ノートを見ながら、1st set の半分以上の時間を費やして40年の歩みを振り返り、時には感極まって涙したりも。そりゃ〜、満員御礼の日本武道館でバック・シンガーとして歌った翌日、20〜30人キャパでさえ空席が目立つ小屋で自分のライヴをやらなきゃイケないのは、相当に辛い体験だよなぁ…。一方で、まだ歌の勉強を始めて間もない頃の、成人式での国歌斉唱の映像なんて、メチャ貴重なモノを拝めたり。ソウル・シンガーとして評価されながら、実はAOR大好き人間でもあるDAISUKEなので、シカゴ<Will you still love me>やオーレ・ブールド<She's like no other>をワン・コーラスづつ歌う一幕も…。2枚目『Reminiscence』をリリース監修した自分の名前も出して戴き、深謝。まったく律儀なヤツです。昨今の彼の苦悩がジンワリ滲み出たコーナーだったが、これが一種の禊の儀式になった気がする。
そして怒涛の2ndセット。コロナ前はR&Bカヴァー中心のライヴが続いたと記憶するが、やっぱりオリジナルの方が重量感があるような…。そこに大好きなカヴァーを挟むぐらいの方が、自然体のDAISUKEじゃないかと思える。
結局、オーディエンスのみんなに背中を押されて、これからも歌っていけそう、との心境に至ったようで、まずは安心。既に充分過ぎるほどのヴォーカル表現を身につけているシンガーだけれど、この壁を上手く乗り越えられたなら、もう一枚皮が抜けて、スキルやスタイルだけではない、心底深い感情表現を歌にしていけるようになっていくと確信する。もうそうなったら、マジで鬼に金棒2本づけヨ
- 1st set -
1. Suit & Tie
2. シプシーガール
3. DAISUKE 人生振り返りコーナー
4. Say The Words
- 2nd Set -
5. Intro ~ In A Lonely World
6. Cutie Honey Pie
7. Nice'n Slow
8. 離れないで
9. Cover Medley
10. Special Day
11. 愛は確かに
- Encore -
12. U Feel Good!


そして怒涛の2ndセット。コロナ前はR&Bカヴァー中心のライヴが続いたと記憶するが、やっぱりオリジナルの方が重量感があるような…。そこに大好きなカヴァーを挟むぐらいの方が、自然体のDAISUKEじゃないかと思える。
結局、オーディエンスのみんなに背中を押されて、これからも歌っていけそう、との心境に至ったようで、まずは安心。既に充分過ぎるほどのヴォーカル表現を身につけているシンガーだけれど、この壁を上手く乗り越えられたなら、もう一枚皮が抜けて、スキルやスタイルだけではない、心底深い感情表現を歌にしていけるようになっていくと確信する。もうそうなったら、マジで鬼に金棒2本づけヨ

- 1st set -
1. Suit & Tie
2. シプシーガール
3. DAISUKE 人生振り返りコーナー
4. Say The Words
- 2nd Set -
5. Intro ~ In A Lonely World
6. Cutie Honey Pie
7. Nice'n Slow
8. 離れないで
9. Cover Medley
10. Special Day
11. 愛は確かに
- Encore -
12. U Feel Good!

