
若手シティポップ・バンド、OPUSのライヴ『EYE'S ON』@川口SHOCK ON。ゴールデン・ウィーク初日にも関わらず、満員御礼。メンバーの年齢に比べてオーディエンスの方がずっと年上、というのがこのバンドの面白いところだが、それはコロナ禍に活動を本格化させ、シティポップ名曲カヴァーの動画で存在が広まったからなのかな? やっぱりこの日も40〜50歳代と思しきファンが中心で、なんか空気が温かいのよ。
でも今回はOPUSにとって、ちょっと大きな節目のライヴで。実はヴォーカルのSAKIが、このライヴをもってバンドを離れることになったのだ。彼らの存在を知り、ひょんなご縁でメンバーと顔見知りになり、ずっと応援してきただけに、コレは残念。自主制作のアルバムも良かったのにネ。
通常バンドのライヴというと、ヴォーカルがそのままMCを担当するモノだけど、OPUSの場合はリーダーの金本クン(ds) がメインで喋り、他のメンバーが少しずつチャチャを入れるという珍しいパターン。歌う時はフロントでも、MCでは1/4、いやサポート・メンバーも結構喋るから1/5程度、というのがユニークだった。それはある意味、バンド内のパワー・バランスに準じるものでもあったのか。それに彼女は、元々 “下町の夏” というソロ・シンガーでもあるから、ここでは敢えて前面に立たないようにしていたのかも。何れにせよ、彼女はソロ に専念するというコトで、いろいろ悩んだ末にOPUSを離れることに決めたようだ。
…とはいえライヴは、いつものOPUSらしいモノで、特に湿っぽいところもなく。カヴァー曲も割と定番多めで、あまりマニアックには走らない。シュガー・ベイブの<パレード>では元メンバーの奥脇弘次(g) を迎え、結成時ラインナップの揃い踏みとなった。本編ラス前にSAKIから挨拶があったけど、内容はポジティヴなもので笑顔でのエンディング。
現時点では後任シンガーが決まっているワケではないそうだけど、残った3人に解散の考えはないようで、まずはひと安心。かといって、フロントが変わるというのはバンドにとっては大事件。しかも彼らはポテンシャルが高く、それなりにバンド・フォーマットができ上がっている。その分新しいシンガーを見つけるのは大変だ。だから一番良くないのは、焦って誰かを補充して、上手くいかずにまた交替、というパターン。ちょうど昨年、今井優子がゲストで歌ったコトがあったけれど、ああしたカタチで忘れられない程度にライヴを続けつつ、腰を落ち助けてジックリ後釜を見つけるのがいいんじゃないか、と思うな。
下町の夏、そしてOPUS。道は別れたって、どちらも応援していますから。
《SET LIST》
1. Ride On Time(山下達郎)
2. Positive(森川美穂)
3. あまく危険な香り(山下達郎)
4. プラスティック・ラブ(竹内まりや)
5. フライデイ・チャイナタウン(泰葉)
6. 銀灰色の記憶
7. 頰に夜の灯(吉田美奈子)
8. 永遠の Sunny Days(ハイファイ・セット)
-- interval --
9. 朝露 *Acoustic Set
10. 夕凪の前奏曲 *Acoustic Set
11. パレード(シュガー・ベイブ)
12. 真夜中のドア ~ stay with me(松原みき)
13. Tragicomedy
14. Guilty Love
15. Who Dp You Love?
16. Take You To The Sky High(角松敏生)
-- Encore --
17. (It's) Sunny Day !!

5月6日いっぱい、配信動画公開中。
通常バンドのライヴというと、ヴォーカルがそのままMCを担当するモノだけど、OPUSの場合はリーダーの金本クン(ds) がメインで喋り、他のメンバーが少しずつチャチャを入れるという珍しいパターン。歌う時はフロントでも、MCでは1/4、いやサポート・メンバーも結構喋るから1/5程度、というのがユニークだった。それはある意味、バンド内のパワー・バランスに準じるものでもあったのか。それに彼女は、元々 “下町の夏” というソロ・シンガーでもあるから、ここでは敢えて前面に立たないようにしていたのかも。何れにせよ、彼女はソロ に専念するというコトで、いろいろ悩んだ末にOPUSを離れることに決めたようだ。
…とはいえライヴは、いつものOPUSらしいモノで、特に湿っぽいところもなく。カヴァー曲も割と定番多めで、あまりマニアックには走らない。シュガー・ベイブの<パレード>では元メンバーの奥脇弘次(g) を迎え、結成時ラインナップの揃い踏みとなった。本編ラス前にSAKIから挨拶があったけど、内容はポジティヴなもので笑顔でのエンディング。
現時点では後任シンガーが決まっているワケではないそうだけど、残った3人に解散の考えはないようで、まずはひと安心。かといって、フロントが変わるというのはバンドにとっては大事件。しかも彼らはポテンシャルが高く、それなりにバンド・フォーマットができ上がっている。その分新しいシンガーを見つけるのは大変だ。だから一番良くないのは、焦って誰かを補充して、上手くいかずにまた交替、というパターン。ちょうど昨年、今井優子がゲストで歌ったコトがあったけれど、ああしたカタチで忘れられない程度にライヴを続けつつ、腰を落ち助けてジックリ後釜を見つけるのがいいんじゃないか、と思うな。
下町の夏、そしてOPUS。道は別れたって、どちらも応援していますから。
《SET LIST》
1. Ride On Time(山下達郎)
2. Positive(森川美穂)
3. あまく危険な香り(山下達郎)
4. プラスティック・ラブ(竹内まりや)
5. フライデイ・チャイナタウン(泰葉)
6. 銀灰色の記憶
7. 頰に夜の灯(吉田美奈子)
8. 永遠の Sunny Days(ハイファイ・セット)
-- interval --
9. 朝露 *Acoustic Set
10. 夕凪の前奏曲 *Acoustic Set
11. パレード(シュガー・ベイブ)
12. 真夜中のドア ~ stay with me(松原みき)
13. Tragicomedy
14. Guilty Love
15. Who Dp You Love?
16. Take You To The Sky High(角松敏生)
-- Encore --
17. (It's) Sunny Day !!

5月6日いっぱい、配信動画公開中。
素晴らしいボーカリストを発掘して是非引き続きいい音を聴かせてもらいたいです。