yasuhiro abe_slit

またまたご案内が遅れましたが、岩手IBCラジオ、福井FBCラジオ、秋田ABSラジオ、熊本RKKラジオでオンエア中の『シティポップ・コレクション』、5月は筆者出演月ですが、もう第4週なので最後の出演。3週目は終わっちゃいましたけど、4週目はradiko premiumでまだ聴けます。5週目はメイン・パーソナリティmiiチャンの一人喋り。自分の登場は7月になります。今月は春っぽいセレクトでお届けしていますが、この2週間のセレクトは以下の感じ。23日の本放送をお聴きいただく方は、ネタバレご注意で。

5/16
1. 初恋天国 / 斎藤誠
2. MAKINGう・ふ・ふ・ふ 〜 う・ふ・ふ・ふ / EPO
3. アイリーン / 安部恭弘
4. 夢を聞かせて / 小坂忠

5/23
1. ムーヴィング / サーカス
2. ビロード色の午後 / 井上忠夫
3. ガーディニア / 加藤和彦
4. ドリーミング・ラブ / 中原理恵

安部恭弘<アイリーン>は、84年の3rd『SLIT』収録の代表曲。デヴィッド・フォスターとスティーヴィー・ワンダーの影響大で、アレンジ:清水信之。まさにノブさんの手腕が光っています。アルバムには、村上ポンタ秀一、青山純、山木秀夫、高水健司、鈴木茂、土方隆行、難波弘之といったキラ星ミュージシャンが多数参加。アベヤスは駄作のないシンガー・ソングライターながら、何か一枚と言われれば、やはりコレかな。

EPO<MAKINGう・ふ・ふ・ふ >は、『THE BEST STATION JOEPO 1980-1984』からリクエストにお応えしたナンバー。このベストは、架空の放送局からの放送というコンセプトで制作され、特にこのメイキングは、ピアノの弾き語りデモ〜シンセ+リズムボックス〜本チャン近くのテイクを繋げて完成ヴァージョンに持っていくという、制作の裏側を垣間見せる作りだった。ちなみに<う・ふ・ふ・ふ >のコーラスには、大貫妙子・安部恭弘が参加している。

23日分では、サーカス<ムーヴィング>が坂本龍一アレンジ。<ビロード色の午後>の井上忠夫は、イコール:井上大輔。作曲家として有名ながら、山下達郎<悲しみのJODY><スプリンクラー>ではサックス奏者として味のあるプレイを披露している。そして加藤和彦は、間もなく公開の映画『トノバン』で今や時の人(故人ではありますが)。ストーリー的にはザ・フォーク・クルセイダーズ、サディスティック・ミカ・バンド、ソロではヨーロッパ3部作がメインながら、 Light Mellow的にはフェイクなブラジリアン・ジャズのエッセンス漂う『GARDINIA』かと。『トノバン』は試写会を観たけれど、できたらもう一度ジックリ楽しみたい。

《amazon》
SLIT+1 (限定盤)(UHQCD)(紙ジャケット)
安部恭弘
Universal Music
2023-06-28

《Tower Records はココから》

GOPbu_Ka0AEVFFv