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ギターマガジンWebに連載中のコラム『シティ・ポップ・ギター偉人伝』、早くも第5回目の更新です。前回の鳥山雄司に続いての登場は、ギタリストとしてだけでなく、アレンジャー、サウンド・プロデューサーとしても活躍してきた松下誠。一方でヴォーカル・ハーモニーも大好きで、スタジオ・セッションではバック・シンガーとしても活動。アイドル・シンガーたちのヴォーカル・コーチを務めたりもしてきた。それが嵩じて、スタジオ・シンガー5人から成るアカペラ・グループ Breath by Breath を率いた時期も。でもココでは当然ながら、ギタリストとしてのワークスを軸に紹介している。

数多のセッション・ワークスの傍ら、ソロ・アルバムを出したり、芳野藤丸とのAB'Sを組んだり、その後はリーダー・グループ:パラダイム・シフトを組んだり。それ以前にも、音楽学校の恩師と組んだミルキー・ウェイがあるが、当時はまったく知られず、シティポップが注目されるようになって発掘された感がある。3作あるソロ・アルバムにしても、シティポップ〜AOR路線で語れるのは、デビュー作『FIRST LIGHT』だけ。2作目以降はプログレ・フュージョン的な方向へ進み、それが嵩じてパラダイム・シフトになった。

ギタリストとしても、バリバリとソロをひき倒すようなタイプではなく、むしろトータル・アレンジの中でそれに相応しいギター・プレイで貢献する。

最近は地元・静岡を拠点に活動しているので、ちょっと表舞台からは遠ざかっているが、もう一度、世間をアッと言わせるようなアルバムを作ってほしいものだ。

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松下誠の職人ギター・プレイを楽しむ10枚|連載『シティ・ポップ・ギター偉人伝』