ブルーイ率いるシトラス・サン『ANACONGA』ツアーの日本公演 Tokyo初日1st set を観た。聞けば3days 6回公演、すべてソールド・アウトとか。2014年に突如復活してから既に数回、ほぼ来日の都度、観に来ているけれど、御本家インコグニートならともかく、シトラス・サンでこんなにパンパンに入っているのは初めてかも。どうしてだろ? 御本家も3月に来たばかりだしなぁ…? この嬉しくも予期せぬ状況には、新作のレーベル担当S氏も驚いていたな。
ステージ上には、ブルーイ以下、トランペット、サックス、パーカッションを含む8人が登場。リズム隊はインコグニートでもお馴染みの顔ぶれで、まずはニュー・アルバムに入っていたkyd奏者ロニー・フォスターのカヴァー<Mystic Brew>から、しなやかにスタート。前半はグラハム・ハーヴィーが弾く転がるようなフェンダー・ローズをフィーチャーし、グルーヴィーに展開した後はチャーリー・アレンのジャジーなギターとケヴィン・ロビンソンの滑るようなフリューゲルホーンを前面に立てていく。続いてヴォーカルのジョイ・ローズが現れ、ボビー・コールドウェルのカヴァー<Down For The Third Time>、エリカ・バドゥ<Honey>と、『ANACONGA』収録曲を立て続けに。ブルーイは昔、ボビーが白人であることを知らずに会ったコトがあるらしく、「ビックリした」と話していた。
続いては、クリストファー・クロス<Ride Like The Wind>を、オリジナルとフレディ・ハバード版のマッシュアップで。要はインスト・パート中心に構成しつつ、所々でヴォーカルをフィーチャーするパターンで、コレは18年発表の3rdアルバムから。ラスト・パート、お馴染みのスキャット・フレーズをバックにドラムが大暴れするのが圧巻だった。そしてインストの<Cooking With Walter>は、既に懐かしい14年作『PEOPLE OF TOMORROW』から。レコードショップで働いていた若き日のブルーイが、「日本からの輸入盤でゲットした」と紹介したのが、日野皓正『CITY CONNECTION』からの<Send Me Your Feelings>。これも前々作『RIDE LIKE THE WIND』で演っていたが、ホント、ブルーイのカヴァー・セレクトのセンスにはいつも、してヤラれる。そして早くもラスト、 前作『EXPANSIONS & VISIONS』のメイン・トラック、ロニー・リストン・スミスの人気曲<Expansions>の最上級のグルーヴで。ステージを降りることなくアンコールに突入し、トム・ブラウン<Funky For Jamaica>で幕。
終わってみれば、規定の70分キッカリ。さすがブルーノート常連のブルーイ、手馴れたものだ。元々はUKのレジェンド・ギタリスト:ジム・マレンをフィーチャーする形でスタートしたこのシトラス・サンだけど、それが今やフル・アコをナチュラル・トーンで鳴らすチャーリー・アレンに世代交代。それに伴って、フュージョン色がかった初期よりも、ジャズ・ファンク寄りになってきている。が、ヴォーカルよりもホーン、鍵盤、リズム隊をフィーチャーするクロスオーヴァー指向は変わらず。その分、御本家インコグニートはもっとダンス色を強める方向にあり、互いにバランス感を保っているようだ。それが定着してきた上での、6公演フルハウスでもあるだろう。自称ブルちゃんことブルーイ、日本のファンの嗜好をよ〜く掴んおりますわ。
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《Tower Records はココから》
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終わってみれば、規定の70分キッカリ。さすがブルーノート常連のブルーイ、手馴れたものだ。元々はUKのレジェンド・ギタリスト:ジム・マレンをフィーチャーする形でスタートしたこのシトラス・サンだけど、それが今やフル・アコをナチュラル・トーンで鳴らすチャーリー・アレンに世代交代。それに伴って、フュージョン色がかった初期よりも、ジャズ・ファンク寄りになってきている。が、ヴォーカルよりもホーン、鍵盤、リズム隊をフィーチャーするクロスオーヴァー指向は変わらず。その分、御本家インコグニートはもっとダンス色を強める方向にあり、互いにバランス感を保っているようだ。それが定着してきた上での、6公演フルハウスでもあるだろう。自称ブルちゃんことブルーイ、日本のファンの嗜好をよ〜く掴んおりますわ。
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