
都会の裏通り、光と影。
時はめぐり、孤独と哀愁が重なり合う瞬間、今ふたたび感動が蘇る。
幻のAORシンガー・ソングライター、デイン・ドナヒュー、
45年ぶりの奇跡的復活。仕掛け人はペイジ99のジョン・ニクソン。
そして北欧AORの旗手オーレ・ブールドが2曲参加。
新世代が牽引する現行AOR / ヨット・ロックが、
遂にここまで辿り着いた。
まさしくミラクルな復活劇。気づいたらリリースまでもう1ヶ月なので、早めに紹介しちゃいます。78年にテレンス・ボイランのプロデュース、スティーリー・ダン顔負けの豪華ミュージシャンが参加したAOR名盤『DANE DONOHUE』を発表するも、忽然と姿を消したシンガー・ソングライター、デイン・ドナヒューが帰ってきた。
仕掛け人はペイジ99のジョン・ニクソン。彼がやっているポッドキャスト・プログラムにデインがゲスト出演したのをキッカケに、交流が深まり、昨年一緒にペイジ99の楽曲<Sunrise On The Water>をリワークしてヴォーカルを担当。続いてクリスマス・ソング<Silver Bells>を作った。これらをデジタル・リリースしたところ、大反響。新装<Sunrise On The Water>は、今年6月に日本リリースした『99.3 FM』にボーナス収録されている。
そういうプロセスを経て、デインがジョンに「私のプロデュースに興味はないか?」と尋ね、それがこの46年ぶりのニュー・アルバムに繋がった。デインがいつ頃からアルバム制作を考えていたかは定かじゃないが、ジョンの仕事を見て、また作品を聴いて、“コイツなら任せられる”と睨んだのだろう。ゼロ年代にフランスのフレデリック・スラマに引っ張り出されたコトがあって、その時にも復活を期待する声が出たデイン。が結局、彼のプロジェクトで数曲コラボが発表されただけ。方向性が違ったか、当時のデインにその気が無かったかは分からないが、あの時とはすべてが違っていた、というコトだろう。
収録8曲は、ほぼデインの自作/共作。ジョンとの共作曲もあり、<Sunrise On The Water>は9曲目にボーナス収録されている。78年作では、豪華ミュージシャンの参加が大きく作品に貢献していたが、今回はペイジ99周辺のプレイヤーが参加しただけ。その代わり、既にハイライト動画がアップされているように、オーレ・ブルードが期待を一身に引き受けるカタチで、2曲に参加してギター・ソロやキーボードを弾いている。オープナー<High Life Dream>のリード・ギターなんて、“あれェ!? ジェイ・グレイドンは入ってないよな?” と、思わず確認してしまうくらい。
レコーディング・メソッドとしてPCやプログラムは使用しているのだろうが、最終的な演奏はほとんどナマ。それが78年作のデインの作風を、ほぼソックリそのまま蘇らせた。デイン自身は70歳代中盤のハズだけど、程よく力の抜けたヴォーカルは、ビックリするほど当時のままだ。
ジョン曰く、このアルバムは「当時のサウンドの現代的再構築ではなく、70〜80年代そのままの、ピュアーなウエストコーストAOR」なんだとか。ホント、その言葉に偽りはない。長く解散状態にあったスティーリー・ダンが復活した時、音がわずかにアップデイトされただけで、その空気感はほとんど変わっていないコトに驚かされたもの。あれと同じ感覚がココにも充満している。
これはもう、AORファンであれば、すべからくチェックすべし。レーベルによると、早くも海外からのオーダーが相当入ってきているそうデス。
オーレのギター・ソロ動画
https://www.facebook.com/reel/1161611541500491
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《Tower Records はココから》
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仕掛け人はペイジ99のジョン・ニクソン。彼がやっているポッドキャスト・プログラムにデインがゲスト出演したのをキッカケに、交流が深まり、昨年一緒にペイジ99の楽曲<Sunrise On The Water>をリワークしてヴォーカルを担当。続いてクリスマス・ソング<Silver Bells>を作った。これらをデジタル・リリースしたところ、大反響。新装<Sunrise On The Water>は、今年6月に日本リリースした『99.3 FM』にボーナス収録されている。
そういうプロセスを経て、デインがジョンに「私のプロデュースに興味はないか?」と尋ね、それがこの46年ぶりのニュー・アルバムに繋がった。デインがいつ頃からアルバム制作を考えていたかは定かじゃないが、ジョンの仕事を見て、また作品を聴いて、“コイツなら任せられる”と睨んだのだろう。ゼロ年代にフランスのフレデリック・スラマに引っ張り出されたコトがあって、その時にも復活を期待する声が出たデイン。が結局、彼のプロジェクトで数曲コラボが発表されただけ。方向性が違ったか、当時のデインにその気が無かったかは分からないが、あの時とはすべてが違っていた、というコトだろう。
収録8曲は、ほぼデインの自作/共作。ジョンとの共作曲もあり、<Sunrise On The Water>は9曲目にボーナス収録されている。78年作では、豪華ミュージシャンの参加が大きく作品に貢献していたが、今回はペイジ99周辺のプレイヤーが参加しただけ。その代わり、既にハイライト動画がアップされているように、オーレ・ブルードが期待を一身に引き受けるカタチで、2曲に参加してギター・ソロやキーボードを弾いている。オープナー<High Life Dream>のリード・ギターなんて、“あれェ!? ジェイ・グレイドンは入ってないよな?” と、思わず確認してしまうくらい。
レコーディング・メソッドとしてPCやプログラムは使用しているのだろうが、最終的な演奏はほとんどナマ。それが78年作のデインの作風を、ほぼソックリそのまま蘇らせた。デイン自身は70歳代中盤のハズだけど、程よく力の抜けたヴォーカルは、ビックリするほど当時のままだ。
ジョン曰く、このアルバムは「当時のサウンドの現代的再構築ではなく、70〜80年代そのままの、ピュアーなウエストコーストAOR」なんだとか。ホント、その言葉に偽りはない。長く解散状態にあったスティーリー・ダンが復活した時、音がわずかにアップデイトされただけで、その空気感はほとんど変わっていないコトに驚かされたもの。あれと同じ感覚がココにも充満している。
これはもう、AORファンであれば、すべからくチェックすべし。レーベルによると、早くも海外からのオーダーが相当入ってきているそうデス。
オーレのギター・ソロ動画
https://www.facebook.com/reel/1161611541500491
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時々いろんなアルバムで彼の名前を見ることはあっても彼のアルバムはいつまでたってもでないんだなと思っていましたが、また何で今頃と驚いています。凄く楽しみです。