ほぼ毎日、何かの締切があるような状況の中で７月終了。ふと気づいたら、当ブログ【Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜 】は７月中旬で、満20周年を迎えていた。スッカリ忘れていたわァ〜
Ｘにも更新情報を載せるようになった効果なのか、今年になってアクセス数が伸びて、livedoor blogの【音楽批評・レビュー】カテゴリでは、ほぼ上位に鎮座。【音楽（総合）】でもトップ10から外れず、Disk Union各店のブログや韓流、それにB'z、ワンオク、アルフィーら人気アーティストのブログと上位を競っている。順位とかアクセス数なんてあまり気にしてないけれど、プロの物書きとしては発信力のバロメーターになる。でも１日平均1000人以上の読者が来てくれてて、月10万ページビューを越えてくると、さすがに責任を感じてしまうな。あ、上掲のTOTO『XX』は気分だけで、悪しからず
参考までに７月の人気ポスト・ベスト10は以下の通り。
1. 2024-07-13 ■ 未唯mie 『裏 Pink Lady Night 2024』＠Blues Alley Japan
2. 2024-07-05 ■ JOHN LENNON 『THE LOST WEEKEND 〜 失われた週末』
3. 2024-07-16 ■ LINDA CARRIERE
4. 2024-07-18 ■ L.A. RAINBOW ／ DANE DONOHUE
5. 2024-07-27 ■ UNISON ／ CELINE DION
6. 2024-07-20 ■ JAZZ FUSION SUMMIT 2024 ＠ TOKYO DOME CITY HALL
7. 2024-07-01 ■ ONE HAND CLAPPING ／ PAUL McCARTNEY & WINGS
8. 2024-07-26 ■ UPFRONT ／ DAVID SANBORN
9. 2024-06-29 ■ Ｄ ／ DARYL HALL
10. 2024-07-03 ■ DAVID DIGGS 3 reissues
ポストして瞬時にアクセス数が上がるのはAOR系とシティポップの大物、レアな初CD化など。ビートルズに代表される超大物アーティストについて書いても、すぐには大して注目されない。だが一見さん的な方々が検索してやって来てくれるのだろう、長いスパンでアクセス数が伸びてくる。セリーヌ・ディオンはパリ五輪開会式効果。達郎さんとか角松とかを書けば数字は伸びるけれど、ネガティヴなコトを書けば面倒なコトになってしまうし、そればかりでは自分だって面白くない。最近意外と人気なのが、フュージョン系かな。
20年も続いた理由は、義務感もあるけれど、まずは自分自身が面白がって書けていること、コレが重要。そして自分でも知識が身についたり、見識が広がっていく。匿名のSNSで「好き・嫌い」を垂れ流している方々とは違い、ポストする時はいろいろ調べたりして、いつも何か情報を盛り込んだり、自分の見解、批評を差し込んでいる。多少セーヴは掛けつつも、個人的見解をストレートに書くことは、商業誌やその手のサイト、ライナーなどでは、なかなかできないことだ。
日本に於ける音楽評論家や音楽ライターの立場って、ベースはずーっと紹介屋だった。音楽を扱うのに、洋楽や和製ポップスのメディアは音が乗る電波ではなく、紙媒体が中心だった。だから批評より情報や宣伝が優先され、昭和な時代はグラビアからアイドル・ロッカーが誕生した。でも、そうじゃないでしょ！というスタンスで、シッカリと批評を始めたのが、かつてのミュージック・マガジンやRocking Onだった。それが今になって、サブスクで誰もが簡単に聴きたい音楽にリーチできる時代が到来。だからこそ、音楽評論家や音楽ライターが本当に活躍できる環境が整った、と言える。
でも現実は、同時に発達したSNSの影響で、肩書きなど関係なく、誰もが好きにモノを書ける総評論家時代に。ただ匿名で好き勝手を書き連ねるだけで、説得力のある知識や見識もなければ、責任も取らない。同好の民が集まって、ワイワイとノスタルジーに浸っているだけの場合が多い。まぁ、それはそれで悪いコトではないけれど、高い意識で文章に向かっている人は少ない。ぶっちゃけ、プロの物書きの意識や実力も、どんどん低下している。YouTuberやSNSで人気を得ているヒトもいるが、辛辣な物言いの割に知識の浅さが露呈したり…。この世界、面白がられているだけではダメなんだけどな。
でも裏を返せば、一億総評価化時代だからこそ、本当のプロフェッショナルが真価を発揮すべき。その違いを理解してくれる業界人や音楽ファンがどれだけいるかが問題だけど、気づいた人がやらねば、事態は悪くなっていく一方。さすがに寄る年波を感じてしまう昨今だけど、気持ちだけはポジティヴにいたいモノです。
引き続き、満21周年に向けて、頑張りまッス
1. 2024-07-13 ■ 未唯mie 『裏 Pink Lady Night 2024』＠Blues Alley Japan
2. 2024-07-05 ■ JOHN LENNON 『THE LOST WEEKEND 〜 失われた週末』
3. 2024-07-16 ■ LINDA CARRIERE
4. 2024-07-18 ■ L.A. RAINBOW ／ DANE DONOHUE
5. 2024-07-27 ■ UNISON ／ CELINE DION
6. 2024-07-20 ■ JAZZ FUSION SUMMIT 2024 ＠ TOKYO DOME CITY HALL
7. 2024-07-01 ■ ONE HAND CLAPPING ／ PAUL McCARTNEY & WINGS
8. 2024-07-26 ■ UPFRONT ／ DAVID SANBORN
9. 2024-06-29 ■ Ｄ ／ DARYL HALL
10. 2024-07-03 ■ DAVID DIGGS 3 reissues
ポストして瞬時にアクセス数が上がるのはAOR系とシティポップの大物、レアな初CD化など。ビートルズに代表される超大物アーティストについて書いても、すぐには大して注目されない。だが一見さん的な方々が検索してやって来てくれるのだろう、長いスパンでアクセス数が伸びてくる。セリーヌ・ディオンはパリ五輪開会式効果。達郎さんとか角松とかを書けば数字は伸びるけれど、ネガティヴなコトを書けば面倒なコトになってしまうし、そればかりでは自分だって面白くない。最近意外と人気なのが、フュージョン系かな。
20年も続いた理由は、義務感もあるけれど、まずは自分自身が面白がって書けていること、コレが重要。そして自分でも知識が身についたり、見識が広がっていく。匿名のSNSで「好き・嫌い」を垂れ流している方々とは違い、ポストする時はいろいろ調べたりして、いつも何か情報を盛り込んだり、自分の見解、批評を差し込んでいる。多少セーヴは掛けつつも、個人的見解をストレートに書くことは、商業誌やその手のサイト、ライナーなどでは、なかなかできないことだ。
日本に於ける音楽評論家や音楽ライターの立場って、ベースはずーっと紹介屋だった。音楽を扱うのに、洋楽や和製ポップスのメディアは音が乗る電波ではなく、紙媒体が中心だった。だから批評より情報や宣伝が優先され、昭和な時代はグラビアからアイドル・ロッカーが誕生した。でも、そうじゃないでしょ！というスタンスで、シッカリと批評を始めたのが、かつてのミュージック・マガジンやRocking Onだった。それが今になって、サブスクで誰もが簡単に聴きたい音楽にリーチできる時代が到来。だからこそ、音楽評論家や音楽ライターが本当に活躍できる環境が整った、と言える。
でも現実は、同時に発達したSNSの影響で、肩書きなど関係なく、誰もが好きにモノを書ける総評論家時代に。ただ匿名で好き勝手を書き連ねるだけで、説得力のある知識や見識もなければ、責任も取らない。同好の民が集まって、ワイワイとノスタルジーに浸っているだけの場合が多い。まぁ、それはそれで悪いコトではないけれど、高い意識で文章に向かっている人は少ない。ぶっちゃけ、プロの物書きの意識や実力も、どんどん低下している。YouTuberやSNSで人気を得ているヒトもいるが、辛辣な物言いの割に知識の浅さが露呈したり…。この世界、面白がられているだけではダメなんだけどな。
でも裏を返せば、一億総評価化時代だからこそ、本当のプロフェッショナルが真価を発揮すべき。その違いを理解してくれる業界人や音楽ファンがどれだけいるかが問題だけど、気づいた人がやらねば、事態は悪くなっていく一方。さすがに寄る年波を感じてしまう昨今だけど、気持ちだけはポジティヴにいたいモノです。
引き続き、満21周年に向けて、頑張りまッス
いつもためになる（知ってりようで知らなかった）情報を教えいただき、楽しみにしています。陰ながら、応援しております。 
