
ジャンクフジヤマ with island etc.+坂田明奈『真夏のLIVE 2024』@渋谷JZ Brat SOUND OF TOKYO へ。スペシャル・ゲストに三味線/ヴォーカルのChiLi GiRL。彼女がどんな娘かよく知らなかったので、吉田兄弟とか上妻宏光みたいな伝統芸能系クロスオーヴァーなのか?と想像し、どんな共演になるのか謎だったのだが、聴いて納得・観てご機嫌。何とも楽しいステージを堪能した。
ステージはジャンク、island etc、坂田明奈で、夏っぽく軽快にスタート。<夏の加速度>、そして揃いのハンド・クラップでお馴染み<Morning Kiss>と進んでいく。 最新作『憧憬都市〜City Pop Covers』からの<真昼>では、気持ちが入りすぎてしまったか、アタマの歌詞が出てこなくてやり直す珍しい場面も。でも逆にそれで緊張がほぐれたか、以後はハイテンションのまま爆走する。island etcをバックに付けてのフル・ライヴも、回数を重ねてだいぶ熟れてきた感じで、危なげなく安心して観られるようになった。神谷樹クンとbikiチャンのハモリ具合も良好だったし、ジャンクとのコンビネーションは、今まで観てきた中で一番良かった。もちろんisland etcの単独パートも、2曲だけとはいえ、成長の跡を感じさせた。
サックス明奈ちゃんの存在もポイント。最近のジャンク共演ではいつも熱いブロウで盛り上げてくれているが、この日は特に人懐っこい喋りで積極的にMCに絡んでいく。island etcの面々はチョッと真面目で、あまりハメを外さないから、ある種ツッコミ役としてムードメイカー的存在に。エネルギッシュなサックスはもちろん、ステージ全体の流れからも不可欠になっていた。
ちなみにこの日は、暑さのせいかオーディエンスのアルコールも進みが早いようで、リアクションは絶好調。ジャンクから「こんな調子で最後まで持つの〜
」とたしなめられる場面もあったりして。タツローさんカヴァーで、アナログ・シングルになったばかりの<高気圧ガール>が、前半のハイライト。最新シングル<夏のマーメイド>を爽やかにキメると(と言ってもジャンクだから結構暑苦しいが…
)、いよいよCHiLi GiRLが三味線を片手に登場。まずはデュオで<OneQ>をメロウに披露する。この曲のオリジナルはナンと、最近筆者が応援しているGoodbye April の倉品翔クンとのコラボなのね。何だか納得。
あとで知ったけれど、CHiLi GiRLはもともと川嶋志乃舞の名で2014年にデビューしていて。東京藝大出で、津軽三味線全国大会で 優勝4回 。海外公演や新作歌舞伎の編曲・演奏など、アカデミックなキャリアを持っている。後進指導にも定評があり、全国大会入賞者を多数輩出。その傍ら、伝統芸能ポップを標榜して活動を展開していた。でもそれに限界を感じたのか、伝統芸能にこだわらず自由なフィールドで勝負すべく、20年にCHiLi GiRLとして再デビュー。三味線は一応シグネイチャー的にプレイしているものの、ベクトルは完全に今様のシティポップになっている。しかも音楽的にとてもシッカリしていて…。無理に作らずともキャラが立っているし、努力家でもあるような、これからが楽しみな存在だ。和楽器クロスオーヴァーのアーティストは他にいても、ココまで最新ポップスにコミットしている人は他にいないんじゃないかな。こりゃあ面白い人、教えてもらったわぁ〜。<都会の森>なんかホントに良い曲だし、高速ジャズ・サンバに三味が舞う<Summner Sniper>もナイス。コーナー最後の<Make You, Make Me>では三味線も脇に置いて、ハンドマイクでノリノリ。ヴォーカルも堂々としているし、パフォーマンスのキレ味がサイコーでした。
このあとジャンクが再び登場し、<WINDY SUMMER>から一気にヒートアップ。<僕の女神>、そしてCHiLi GiRLとのデュエットで久々に<122>と、これも夏ライヴらしく。アンコールはもちろん<あの空の向こうがわへ>で、エンディング前のシティポップ名曲メドレーも普段より多めに。三味線入りの<あの空…>も、なかなかオツでありました。ふと気づけば定番<秘密>を演ってなかったが、それでも欠落感を抱かせない、充実のステージだった。
ジャンクはもちろん island etc、明菜ちゃん、そしてCHiLi GiRL。それぞれに今後の飛躍を期待させる夏ライヴでありました。
1. 夏の加速度〜Kiss In My Heart〜
2. Morning Kiss
3.真昼
4.ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER
【island etc.パート】
5. Skyline
6. Surf
7.高気圧ガール
8.僕らのサマー・デイズ -Our Summer Days-
9.夏のマーメイド
【CHiLi GiRLパート】
10.OneQ (ジャンク フジヤマとDUO)
11.都会の森
12.Summer Sniper
13.Make You, Make Me
14.WINDY SUMMER
15.Precious Moments
16.僕の女神
17.122 (CHiLi GiRLとDUO)
【Encore】
18. あの空の向こうがわへ <CHiLi GiRL (cho,三味線) 参加>



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《Tower Records はココから》
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サックス明奈ちゃんの存在もポイント。最近のジャンク共演ではいつも熱いブロウで盛り上げてくれているが、この日は特に人懐っこい喋りで積極的にMCに絡んでいく。island etcの面々はチョッと真面目で、あまりハメを外さないから、ある種ツッコミ役としてムードメイカー的存在に。エネルギッシュなサックスはもちろん、ステージ全体の流れからも不可欠になっていた。
ちなみにこの日は、暑さのせいかオーディエンスのアルコールも進みが早いようで、リアクションは絶好調。ジャンクから「こんな調子で最後まで持つの〜


あとで知ったけれど、CHiLi GiRLはもともと川嶋志乃舞の名で2014年にデビューしていて。東京藝大出で、津軽三味線全国大会で 優勝4回 。海外公演や新作歌舞伎の編曲・演奏など、アカデミックなキャリアを持っている。後進指導にも定評があり、全国大会入賞者を多数輩出。その傍ら、伝統芸能ポップを標榜して活動を展開していた。でもそれに限界を感じたのか、伝統芸能にこだわらず自由なフィールドで勝負すべく、20年にCHiLi GiRLとして再デビュー。三味線は一応シグネイチャー的にプレイしているものの、ベクトルは完全に今様のシティポップになっている。しかも音楽的にとてもシッカリしていて…。無理に作らずともキャラが立っているし、努力家でもあるような、これからが楽しみな存在だ。和楽器クロスオーヴァーのアーティストは他にいても、ココまで最新ポップスにコミットしている人は他にいないんじゃないかな。こりゃあ面白い人、教えてもらったわぁ〜。<都会の森>なんかホントに良い曲だし、高速ジャズ・サンバに三味が舞う<Summner Sniper>もナイス。コーナー最後の<Make You, Make Me>では三味線も脇に置いて、ハンドマイクでノリノリ。ヴォーカルも堂々としているし、パフォーマンスのキレ味がサイコーでした。
このあとジャンクが再び登場し、<WINDY SUMMER>から一気にヒートアップ。<僕の女神>、そしてCHiLi GiRLとのデュエットで久々に<122>と、これも夏ライヴらしく。アンコールはもちろん<あの空の向こうがわへ>で、エンディング前のシティポップ名曲メドレーも普段より多めに。三味線入りの<あの空…>も、なかなかオツでありました。ふと気づけば定番<秘密>を演ってなかったが、それでも欠落感を抱かせない、充実のステージだった。
ジャンクはもちろん island etc、明菜ちゃん、そしてCHiLi GiRL。それぞれに今後の飛躍を期待させる夏ライヴでありました。
1. 夏の加速度〜Kiss In My Heart〜
2. Morning Kiss
3.真昼
4.ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER
【island etc.パート】
5. Skyline
6. Surf
7.高気圧ガール
8.僕らのサマー・デイズ -Our Summer Days-
9.夏のマーメイド
【CHiLi GiRLパート】
10.OneQ (ジャンク フジヤマとDUO)
11.都会の森
12.Summer Sniper
13.Make You, Make Me
14.WINDY SUMMER
15.Precious Moments
16.僕の女神
17.122 (CHiLi GiRLとDUO)
【Encore】
18. あの空の向こうがわへ <CHiLi GiRL (cho,三味線) 参加>



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メジャーデビュー前の「フィロソフィーのダンス」を手掛けてた宮野弦士君がアレンジした「サマーロマンス計画」なんて、もはや三味線関係ないけど最高です(笑)
CHiLiさんと宮野君は8年ぐらい前に「フィロのス」のプロデュ―サーで元・東芝EMIの加茂さんのイベントで知り合ったみたいですね。
秋のワンマンライブには宮野君も参加するみたいなので見に行こうかな〜