名作詞家にして、一時はバート・バカラックの奥方でもあったキャロル・ベイヤー・セイガーの、78年2nd。本来ならば『TWO』にするところを『...TOO』。オシャレだね。さすが、女流作詞家だね。キャロルといえば、バカラックとの蜜月期に作った甘〜い3作目『SOMETIMES LATE AT NIGHT(真夜中に口づけ)』(83年)が代表作とされるけど、楽曲単位ではこの『...TOO』もなかなか。
特に9月売りのレコードコレクターズ誌10月号のAOR特集は、アルバム選ではなく名曲選。キャロルとデヴィッド・フォスターが共作した<It's A Falling Love>がどういう扱いになるかが楽しみだ。マイケル・ジャクソンが『OFF THE WALL』に収録したこともあるけれど、何と言っても、松原みき<真夜中のドア〜Stay with Me>のネタ元として有名。そしてこの<真夜中のドア〜Stay with Me>が、現在の世界的シティポップ・ブームの牽引役となったことを考えたら、元ネタであるこの曲の重要性が見えてくる。
でも名曲選といっても、レコードコレクターズ誌が媒体だと、SNSの有志グループとは違って、ただ単純に好きな曲を並べるワケにはいかない。楽曲的な魅力分析はもちろんだけれど、そこに選ぶだけの理由、存在感や影響力、選ぶ意義みたいなモノが必要だ。今回の特集ではレギュラー執筆陣30人が各30曲を選び、それに順位をつけて、編集部が集計する。
自分も最初にリストアップしたら、アッという間に100曲を超えてしまい、30曲に絞るのにひと苦労。その際一番重視したのが、楽曲の持つ影響力の大きさだった。カヴァー数とかネタ元になった頻度、アレンジの影響力など。そういう意味で、<It's A Falling Love>の存在意義は大きい。個人的には、ジョージ・デュークがプロデュースしたディー・ディー・ブリッジウォーターのカヴァーも忘れ難いな。
立場上、もう結果は分かってしまっているけれど、皆さんは来月をお楽しみに。ちなみに『SOMETIMES LATE AT NIGHT』は、近々輸入盤でアナログ再発されるようです。
《Tower Recordsはココから》
《Tower Recordsはココから》
でも名曲選といっても、レコードコレクターズ誌が媒体だと、SNSの有志グループとは違って、ただ単純に好きな曲を並べるワケにはいかない。楽曲的な魅力分析はもちろんだけれど、そこに選ぶだけの理由、存在感や影響力、選ぶ意義みたいなモノが必要だ。今回の特集ではレギュラー執筆陣30人が各30曲を選び、それに順位をつけて、編集部が集計する。
自分も最初にリストアップしたら、アッという間に100曲を超えてしまい、30曲に絞るのにひと苦労。その際一番重視したのが、楽曲の持つ影響力の大きさだった。カヴァー数とかネタ元になった頻度、アレンジの影響力など。そういう意味で、<It's A Falling Love>の存在意義は大きい。個人的には、ジョージ・デュークがプロデュースしたディー・ディー・ブリッジウォーターのカヴァーも忘れ難いな。
立場上、もう結果は分かってしまっているけれど、皆さんは来月をお楽しみに。ちなみに『SOMETIMES LATE AT NIGHT』は、近々輸入盤でアナログ再発されるようです。
《Tower Recordsはココから》
《Tower Recordsはココから》
CaroleだとAOR、DeeDeeやMichaelだとブラコン。
そもそもブラコンってブラックAOR?
どのテイクもスタジオミュージシャンがプレイしていますがMichaelの音が一番バンドっぽい。
Quincyってやっぱり凄いですね。