緊急速報。セルジオ・メンデス、逝く。6日、L.A.で、安らかに息を引き取ったそうだ。セルジオはコロナ・ウイルスに罹患し、後遺症に苦しんでいたという。昨年11月、パリやロンドン、バルセロナのヨーロッパ・ツアーが最後のライヴになった。享年83。
世間的には<マシュ・ケ・ナダ>の…、と言われてしまのだろう、セルメンの逝去。もちろんブラジリアン・ポップスの大御所で、ブラジルと米国、そして日本を音楽で結びつけた巨匠でもある。自分より少し上の世代は、セルメンを聴いて洋楽に目覚め、シンガーを、あるいは音楽の世界を目指した人がたくさんいた。昭和の時代の歌謡ボッサは、セルメンなくしては決して生まれなかった。日本のポップス・シーンに影響を与えた最大の功労者の一人、それがセルジオ・メンデスだったと言っていい。
Rest in Peace... 悲しすぎます。
Rest in Peace... 悲しすぎます。
セルジオさんには、大きな恩恵を頂きました。
この方が居なければ、ポップスのアレンジに
ボサノバというスタイルは無かったでしょう。
惜しいのは近い年代のライブ盤が無いこと。
正式なライブ盤は73年の日本公演までです。
80年代の横倉裕やマーセル・イーストや
マイケル・シャピーロの居たツーアバンドの音が
聴きたいです。
日本贔屓で、来日も度々され
日本の女性歌手さんとも共演されてました。
震災の後、
ボブ・ジェームスとチャリティライブされた時に、
ボブを「マエストロ」と呼んでましたが
セルジオさんこそ「マエストロ」ですよ。
カルリーニョス・ブラウンやギンガなどという
とんでもない才能を、逸早く紹介してたのですから。