Neighbors Complain『MADE IN STREET 3 ~ Live Covers』のリリース・ツアー@東京 Blue Mood。全11本のツアーで楽日1本前、のはずだったが、先週の台風の影響で3本飛んでしまったとか。それでも開演前に差し入れ持って楽屋を覗いたら、メンバーは至ってリラックス・ムード。バンドのコンディション自体は、極めて順調にきているようだ。
今回は、自分が選曲に深く関わったカヴァー・アルバムのリリース・パーティー。最近のジャンクフジヤマの最新シティポップ・カヴァー『憧憬都市』のように、自分が勧めた楽曲を大きくアルバムで取り上げて、それをライヴで演ってくれるケースは今までにもあったけれど、アルバム丸ごと自分のセレクトで、そのリリパはお初のパターン。しかもアルバムのアートワークでも大きく扱ってくれちゃってて、小っ恥ずかしいやら何やら (MADE IN STREET 3 の詳細はコチラから) そんな経緯から、ちょっと特別で、とても楽しみにしていたライヴだったのだ。
築地・汐留Blue Moodは、来慣れてしまうと意外に便利なハコ。着いてみれば見事にフルハウスで、9割がたが女性ファンだ。ただライヴ・レストランだからなのか、70~80年代シティポップで構成されるカヴァー・アルバムのリリパだからなのか、いつものNeighbors ライヴよりも年齢層が高めで、ちょっと驚き。こりゃあメンバー達よりひと世代上のお姐様方が中心だなぁ〜、と。その分、シッカリと演奏を聴いてくれる人が多そうだけど。
今回のステージは、久々に入れ替えなしの2部構成。1stで『MADE IN STREET 3 』、2ndで彼らのオリジナルと、1回で2度、彼らのパフォーマンスがジックリ堪能できる。スターターは、OTOが「一番アレンジに苦労した」と語っていたダウナー仕上げの<シンプルラブ>。元の大橋純子版がディスコ乗りなので、自分も最初は意表を突かれたが、コレはコレで面白いなと。続いて山下達郎<Silent Screamer>は、GOTTIのスクーズ・ギターとkashのベースをフィーチャー。OTOのヴォーカルはトークボックス仕掛けだが、実はこの日トークボックスのホースを忘れて来て、リハーサル前にアチコチのホームセンターを駆けずり回って探してきたとか。いやぁ、ご苦労様でした そして今、オリジナルのブレッド&バター版が世界的にバズリ始めている<Summer Blue>、そして歌詞が面白いユーミン<フォーカス>と、メロウ・ミディアムを立て続けに。<Summer Blue>のあたりで、こりゃー曲順も含めて、アルバムを完全再現するのだな、と気づく。そして松崎しげるの和製フィリー・ソウル<銀河特急>はOTOのお気に入りでもあり、気合が籠った熱唱のあと、凄まじい勢いのエレキ・ピアノのソロを披露してメンバーもニヤニヤ。「勢い余って、変なスイッチ押してまった…」とOTO。ウ〜ン、でもこれがライヴの醍醐味なんだよな。
それをクールダウンさせたのが、GOTTIのギターをフィーチャーしたスロウ・チューン<Sugar Dance>。自分の選曲意図が以心伝心で彼らに届いた曲のひとつで、GOTTIのエロいギターの魅力がトロトロと。最近の彼のプレイは、テレキャスターをメインで使っていることもあってか、デヴィッド・T・ウォーカーにコーネル・デュプリーが混ざったような感じになってきたな。小坂忠<ほうろう>は和製R&Bの定番だけれど、彼らはゴー・ゴーのリズムで、TAKAのドラム・ソロをフィーチャー。これも最初は意表を突かれたアレンジだったが、歌を聴かるオリジナルからバンド・アンサンブルを聴かせるスタイルに換骨奪胎され、すっかりNeighbors スタイルになっている。そして1st最後は、シットリとセンチメンタル・シティ・ロマンス<夏の日の想い出>を。これも「こう来るか!」という解釈で、OTOの切ない歌声にフィットした。LIVE COVERS と謳っているくらいで、アルバム自体がスタジオ・ライヴなのだが、それを証明するような気骨のあるパフォーマンス。MCでは自分のことにもイロイロ言及していただき、ありがとうございました
しばし休憩を挟んでの2ndステージは、メロウ・チューン多めの1stとは対照的に、彼らの十八番であるノリノリのグルーヴ・ナンバーを立て続けに。そこへ味わいを増したバラードを混ぜ込む。しかも近々にグレードアップ版がCDリイシューされる1stアルバム『NBCP』からのナンバーを中心に。<Baby Girl>や<Sexy>はわざわざ リ・レコされたということで、大きく成長したNeighborsの姿が浮き彫りになった。演奏は元々バツグンに上手い Neighbors だけれど、初めて東京へ進出した頃はヴォーカル・ハーモニーなんかできなかったんだから、この頑張りはホント見事。手放しで称賛したい。そうそう、配信とアナログ先行で、お待たせ状態だった『MADE IN STREET 3 ~ Live Covers』のCDも、合わせて発売になっています。
シティソウルと呼ぶに相応しいNeighborsとは、10月5日の大阪イヴェント遠征で、再び一緒になる。チケッチはもうほとんどソールドアウトのようだけれど、そこではメンバーと一緒に呑んだりできたら嬉しいな。
《1st Set》
M1 シンプルラブ
M2 Silent Screamer
M3 Summer Blue
M4 フォーカス
M5 銀河特急
M6 Sugar Dance
M7 ほうろう
M8 夏の日の想い出
《2nd Set》
M1 Shine On
M2 Aurora
M3 Decision
M4 Baby Girl
M5 One's First Love
M6 Night Drivin'
M7 Sha la la Disco
M8 Sexy
《Encour》
Makes You Move
《amazon》
《Tower Recordsはココから》
《amazon》
《Tower Recordsはココから》
築地・汐留Blue Moodは、来慣れてしまうと意外に便利なハコ。着いてみれば見事にフルハウスで、9割がたが女性ファンだ。ただライヴ・レストランだからなのか、70~80年代シティポップで構成されるカヴァー・アルバムのリリパだからなのか、いつものNeighbors ライヴよりも年齢層が高めで、ちょっと驚き。こりゃあメンバー達よりひと世代上のお姐様方が中心だなぁ〜、と。その分、シッカリと演奏を聴いてくれる人が多そうだけど。
今回のステージは、久々に入れ替えなしの2部構成。1stで『MADE IN STREET 3 』、2ndで彼らのオリジナルと、1回で2度、彼らのパフォーマンスがジックリ堪能できる。スターターは、OTOが「一番アレンジに苦労した」と語っていたダウナー仕上げの<シンプルラブ>。元の大橋純子版がディスコ乗りなので、自分も最初は意表を突かれたが、コレはコレで面白いなと。続いて山下達郎<Silent Screamer>は、GOTTIのスクーズ・ギターとkashのベースをフィーチャー。OTOのヴォーカルはトークボックス仕掛けだが、実はこの日トークボックスのホースを忘れて来て、リハーサル前にアチコチのホームセンターを駆けずり回って探してきたとか。いやぁ、ご苦労様でした そして今、オリジナルのブレッド&バター版が世界的にバズリ始めている<Summer Blue>、そして歌詞が面白いユーミン<フォーカス>と、メロウ・ミディアムを立て続けに。<Summer Blue>のあたりで、こりゃー曲順も含めて、アルバムを完全再現するのだな、と気づく。そして松崎しげるの和製フィリー・ソウル<銀河特急>はOTOのお気に入りでもあり、気合が籠った熱唱のあと、凄まじい勢いのエレキ・ピアノのソロを披露してメンバーもニヤニヤ。「勢い余って、変なスイッチ押してまった…」とOTO。ウ〜ン、でもこれがライヴの醍醐味なんだよな。
それをクールダウンさせたのが、GOTTIのギターをフィーチャーしたスロウ・チューン<Sugar Dance>。自分の選曲意図が以心伝心で彼らに届いた曲のひとつで、GOTTIのエロいギターの魅力がトロトロと。最近の彼のプレイは、テレキャスターをメインで使っていることもあってか、デヴィッド・T・ウォーカーにコーネル・デュプリーが混ざったような感じになってきたな。小坂忠<ほうろう>は和製R&Bの定番だけれど、彼らはゴー・ゴーのリズムで、TAKAのドラム・ソロをフィーチャー。これも最初は意表を突かれたアレンジだったが、歌を聴かるオリジナルからバンド・アンサンブルを聴かせるスタイルに換骨奪胎され、すっかりNeighbors スタイルになっている。そして1st最後は、シットリとセンチメンタル・シティ・ロマンス<夏の日の想い出>を。これも「こう来るか!」という解釈で、OTOの切ない歌声にフィットした。LIVE COVERS と謳っているくらいで、アルバム自体がスタジオ・ライヴなのだが、それを証明するような気骨のあるパフォーマンス。MCでは自分のことにもイロイロ言及していただき、ありがとうございました
しばし休憩を挟んでの2ndステージは、メロウ・チューン多めの1stとは対照的に、彼らの十八番であるノリノリのグルーヴ・ナンバーを立て続けに。そこへ味わいを増したバラードを混ぜ込む。しかも近々にグレードアップ版がCDリイシューされる1stアルバム『NBCP』からのナンバーを中心に。<Baby Girl>や<Sexy>はわざわざ リ・レコされたということで、大きく成長したNeighborsの姿が浮き彫りになった。演奏は元々バツグンに上手い Neighbors だけれど、初めて東京へ進出した頃はヴォーカル・ハーモニーなんかできなかったんだから、この頑張りはホント見事。手放しで称賛したい。そうそう、配信とアナログ先行で、お待たせ状態だった『MADE IN STREET 3 ~ Live Covers』のCDも、合わせて発売になっています。
シティソウルと呼ぶに相応しいNeighborsとは、10月5日の大阪イヴェント遠征で、再び一緒になる。チケッチはもうほとんどソールドアウトのようだけれど、そこではメンバーと一緒に呑んだりできたら嬉しいな。
《1st Set》
M1 シンプルラブ
M2 Silent Screamer
M3 Summer Blue
M4 フォーカス
M5 銀河特急
M6 Sugar Dance
M7 ほうろう
M8 夏の日の想い出
《2nd Set》
M1 Shine On
M2 Aurora
M3 Decision
M4 Baby Girl
M5 One's First Love
M6 Night Drivin'
M7 Sha la la Disco
M8 Sexy
《Encour》
Makes You Move
《amazon》
《Tower Recordsはココから》
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