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飛び石で4連チャン、2週間で8日目、アーティスト数では11本目に当たるライヴ鑑賞は、超・お馴染みのブレッド&バター、55th Anniversary Live 〜LATE LATE SUMMER 2024〜 @ヒューリックホール東京。初めて出掛けたホールだけれど、有楽町マリオン11階にある劇場型イベント・ホールで、2018年にオープン。映画館を改装しただけあり、座り心地の良い豪華シートが特徴だ。

タイミングとしては、筆者が解説を書かせて頂いたデビュー55周年記念の2枚組ベストであり、キャリア初のコンプリート・シングルA面楽曲集『THE SINGLES 〜 55th Anniv. All Time Best』のリリースに合わせたもの。また11月には、80年前後に在籍していたアルファ・ミュージック【ALFA 55】企画とも連動して、俗に言う"海3部作"、79年『LATE LATE SUMMER』、80年『MONDAY MORNING』、81年『PACIFIC』がアナログ復刻されることもあって。だからこの日は、この "海3部作" 縛りによるライヴ・セットで行われた。サポート陣も、当時のバンド・メンバーだった鳥山雄司 (g), 美久月千春 (b) に、住友紀人 (kyd,sax), 鶴谷智生 (ds) という新参メンバーの組み合わせ。鳥山・美久月ご両人は、当時まだ19〜20歳だったというから驚く。

ライヴはインターヴァルを挟んでの2部構成で、ステージ左右にはパーム・ツリーとサーフ・ボードが鎮座。あぁ、あの頃は、こういう小道具を使ったライヴ、多かったよなぁ〜と、思わず遠い目になる。<ホテル・パシフィック><第2土曜日>でスタートしたパフォーマンスは、"海3部作" だから、ある意味ブレバタの一番美味しいところを凝縮したもの。二弓さんがよくいうチャンジイ兄弟なので、MCはユルユル、進行は超ド級のマイペース。歌声だって大して伸びないし、ピッチもゆらゆら。でも詰め掛けたファンは、もうそんなの誰も求めてなくて、ふわふわしたハーモニーとか歌声の優しさ、甘酸っぱいフレイヴァーそのものを楽しみに来ている。何度観に来ても、いつも変わらぬ心地良さ。この2人はそれでイイし、時間に流されぬ普遍的魅力があるからこそ、レジェンドと慕われるのだ。

でもそんな中でも<Hold On>や<Let Us Love>では、当時のアレンジャーだった故・松原正樹のギター・ソロをマルチ・トラックから抜き出し、大フィーチャー。その存在の大きさ、喪失感の大きさを痛切に感じさせる。

アンコールは"海3部作" から離れ、いつもの定番曲を。鳥山アレンジによる<ピンク・シャドウ>2024年版は、よりリズミックな編曲で楽しめた。とにかくマイペースでイイから、息長く歌い続けていてほしいチャンジィたちである。

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