気がつけば10月。この夏は異常に暑かったのと同時に妙に忙しく、バタバタしているうちに秋を迎えてしまった感じ。今年もあと3ヶ月、やるべきコトをシッカリやって参りましょう。最近トンとご無沙汰だった紙ジャケCD蒐集癖も、久々に顔を出してしまったコトであるし。大人買いしたのは、ご覧の通り、ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガー期・紙ジャケット・コレクション4作品である。
ヴァン・ヘイレンのファンというと、デイヴ・リー・ロスが歌っていたオリジナル期、サミー・ヘイガーがフロントを務めた第2期、それぞれに支持が割れるのかもしれないが、自分はどっちもどっち。やっぱりヴァン・ヘイレンをデビューした時から聴いている身としては、初めて聴いた時の衝撃の大きさは忘れがたく、当時はカセットに録ってタイマーを仕掛けて目覚ましに使っていたほど。だからデイヴの脱退は残念だったが、後任がサミーに決まったことで、全く別の感情が生まれた。何せ自分は初期モントローズの大ファン。ソロに転向したサミーまでは追い掛けちゃいなかったものの、あのパワー・ヴォーカルには相当ショックを受けた。それが一緒になったのだから、これは美味しかった。破天荒かつエンターテイナーであるデイヴとはまったくタイプが違っていたけど、産業ロック志向を強めていたバンドの指向性には、ピュアなハード・ロック・シンガーであるサミーの方がフィットしていた。
そんなだから、サミー加入後の86年作『5150』(通算7作目)には特に思い入れが強い。<Why Can't This Be Love><Dreams>という大ヒットが入っている上、他の収録曲もなかなか。アルバムは彼らにとって初めての全米チャート首位になった。あまり語られないけど、このアルバムってフォリナーのミック・ジョーンズが共同プロデューサーに名を連ねているんだよね。
サミー期で一番ポップな名曲<Can't Stop Lovin' You>を収めた『BALANCE』も、印象深い作品だった。結合双生児のアートワークが物議を醸し、日本盤のみ修正してリリース。今回はオリジナルに戻されての復刻になる。4作連続の全米No.1アルバムとなったが、結果的にサミーにとって最後のアルバムになった。
ちなみに今回のリイシューは、サミー・ヘイガーの来日公演 ”THE BEST OF ALL WORDS 2024 TOUR”に伴ってのもの。マイケル・アンソニー (b), ジョー・サトリアーニ (g), に、ドラムは当初ジェイソン・ボーナムが参加予定だったがケニー・アロノフにスイッチ。まるでチキンフットとザ・サークルの掛け合わせみたいだけれど、デイヴ期を含むヴァン・ヘイレンのレパートリーが中心で、モントローズの曲まで網羅されたそうだ。つまりはエディ・ヴァン・ヘイレンとロニー・モントローズの死を受けて、これを歌えるのは自分しかいない、というセットリスト。やっぱり生い先短くなってくると、若い頃とは考えることが変わってくるモノだな。
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《Tower Records はココから》
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ちなみに今回のリイシューは、サミー・ヘイガーの来日公演 ”THE BEST OF ALL WORDS 2024 TOUR”に伴ってのもの。マイケル・アンソニー (b), ジョー・サトリアーニ (g), に、ドラムは当初ジェイソン・ボーナムが参加予定だったがケニー・アロノフにスイッチ。まるでチキンフットとザ・サークルの掛け合わせみたいだけれど、デイヴ期を含むヴァン・ヘイレンのレパートリーが中心で、モントローズの曲まで網羅されたそうだ。つまりはエディ・ヴァン・ヘイレンとロニー・モントローズの死を受けて、これを歌えるのは自分しかいない、というセットリスト。やっぱり生い先短くなってくると、若い頃とは考えることが変わってくるモノだな。
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個人的にはデイヴ時代初期の二枚が最高だと思っているので所謂名曲、印象深い楽曲はデイヴ時代に多い気がしますが、アルバム作品としては三枚目以降「何じゃ、こりゃ?」的な曲も多い印象で、サミー時代の方がアルバム全体の完成度は高かった気がします。
ただ、サミー時代の曲も出来は良いし好きだけれど、デイヴ時代のようにぶっ飛んではいない、言い方が正しいかどうかは分かりませんが、普通のハードロックという気もします。これは別に悪い意味ではなく。
良くも悪くもデイヴ時代の方が個性的といった印象です。
まぁ、どちらにも良さはあるが...といった感じでしょうか。
何れにしても好きですが。
ところで、サミー時代に発表されたライヴ盤は何故復刻されないのでしょうか?
確か長きに渡って廃盤になったままのようですが...