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民放ラジオ4局ネットでお送りしている『シティポップ・コレクション』、11月はLucy in the Room のmiiちゃんと、隔月レギュラーの自分でお送りしています。先週のポストが意外に好評だったので、今回も今月第2週分のプレイリストを。radioのエリアフリーでは、20日(火)早朝までRKK熊本放送分が視聴可能です。

今回も、このところの定番になってきているリスナーさんのリクエストから特集に発展させていくパターン。少し前に門あさ美さんの曲を数曲リクエストいただいてたので、その中から人気曲<Fascination>をチョイスしつつ、彼女のセクシーな歌声にちなんで、《秋のアンニュイ女性ヴォーカル特集》。オンエアしたのは4曲。

1. ファッシネイション/ 門あさ美
シティポップ・シーンきってのセクシー・シンガー・ソングライター、79年デビュー曲。ヤマハのポプコン出身。10年間でアルバム10枚を発表したが、ライヴ活動は一切行わず、メディア登場も極めて限定的。そんなミステリアスな存在ながら写真集を発表するほどの美形で、大学生や若いサラリーマンらに浸透した。

2. 真夜中のジョーク / 間宮貴子
82年の唯一作『LOVE TRIP』の人気曲。作曲は難波弘之。シティポップ・ブームの初期に発掘された隠れた名盤。コーラス・グループのPAO出身。

3. キッシング・フィッシュ / 佐藤奈々子
渋谷系:野宮真貴やカヒミカリィの元祖。ヘーベルハウスのCM(ハーイ)のウィスパリング・ヴォイスの主。後にニューウェイヴ・バンドSPYや写真家として活躍するが、これはソロ4作目『KISSING FISH』(79年)から。作曲:加藤和彦、編曲:井上鑑。加藤はちょうど『パパ・ヘミングウェイ』制作の直前で、彼女もそのヨーロッパ志向にひきづられてSPAY結成に向かった。アルバムには鈴木慶一、南佳孝、矢野顕子、佐野元春との共作も。

4. Midnight Love Call / 石川セリ
シングアウト出身の2世シンガーで、井上陽水夫人。71年、映画『八月の濡れた砂』の同名主題歌を担当しデビュー。75年から約10年間、ソロ活動を本格化させた。南佳孝が提供したこの曲は、77年発表の代表的アルバム『気まぐれ』収録。陽水作<ダンスはうまく踊れない>、パンタ作<Moonlight Surfer>もココに入っている。ピアノは矢野顕子。

今月はあと2週、miiチャンと自分でお送りします。

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