gig 3

ランディ・グッドラム、デイヴ・イニス(レストレス・ハート)、
ブルース・ガイチ、
それぞれの持ち味を充分に発揮したアコースティックAORの名盤誕生。
前2作より飛躍的に深まった楽曲の魅力に、
ランディのウォームな歌声が染み渡る。
GIGの最高傑作がココに。


前作『WISDOM AND MADNESS』からおよそ3年。ランディ・グッドラム、デイヴ・イニス、ブルース・ガイチの3人が組んだユニット、GIGことグッドラム=イニス=ガイチが、3枚目のアルバム『THE HEART REMEMBERS』を【Light Mellow Searches】からリリースする。

ランディが故郷アーカンソー、ブルースがナッシュヴィル、そしてデニスがコロナから逃れるように移り住んだテキサスと、3人バラバラのエリアに住み、しかもブルースは5年前の脳梗塞の後遺症で、未だ以前のようにはギターが弾けない。
「ギタリストとしてはまだまだだけど、それでも曲を書くのは止められない。僕らの活動がどうなるか分からなくても、僕は常に曲を書いているんだ。だからGIGはとてもいい作品発表の場なのさ!」(ブルース)

そのブルース以上に活発なのがランディ。実は彼は、GIGを挟んでソロ・プロジェクトを進めており、「遅くとも2025年半ばには僕の新しいソロ・プロジェクトを完成させたい」と発言。ここ一年近くを費やして、自宅とスタジオを改装していたそうで、それもそろそろ終わりが見えてきたとか。だからそこから再びギアを上げると、力強いコメントが返ってきた。

ブルースのアコースティック・ギター、ランディの歌とピアノ、そしてデイヴのキーボード中心にサウンドを構築しているGIGゆえ、穏やかでハートフルな作風は相変わらず。でもこの3作目『THE HEART REMEMBERS』は、前作の延長線にありつつ、それでいて今までで一番取っ付きやすい仕上がり。ランディの飾らない歌声が心地良く響いて、メロディがとても耳に残る。時折ふわふわ、ブルースの奥方ジェイニー・クルーワーのエンジェリック・ヴォイスが舞い降りて、それも至福の多幸感。思わず、これぞGIG最高傑作!と宣言したいほどだ。オトナの耳と心の滋養になるこうした音楽が、本来のAORのあるべき姿だよなぁ〜。

《amazon》
ザ・ハート・リメンバーズ【監修・解説:金澤寿和(Light Mellow)】
GIG(グッドラム=イニス=ガイチ)
Pヴァイン・レコード
2024-12-04

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