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民放ラジオ4局ネットでお送りしている『シティポップ・コレクション』、今月はステーションによって月を跨ぎますが、一応11月最終週ということで、パーソナリティはLucy in the Room のmiiちゃん、そして隔月レギュラーの自分。気づけば今年最後のレギュラー放送なのよね。あ〜、一年は走馬灯の如し…。radikoのエリアフリーでは、3日 (火) 朝までRKK熊本放送分が視聴可能です。

今回の特集は、サバンナ・バンド歌謡。

今月初めに番組にお問い合わせのメッセージがあり、「サバンナ・バンド歌謡って何ぞや?」と。簡単にご説明しましたが、コメントの返事だけではナンなので、どうせなら特集にしちゃえ!と。

というワケで、以下の4曲をチョイスしました。他にもたくさんあるんだけどね。

1. A Night in New York / 土岐麻子
これは元ネタであるドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンドの首謀者オーガスタ・ダーネルが仕掛けたエルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズ、83年のヒット曲のカヴァー。英米でも小ヒットしたけど、一番ウケたのがココ日本で。角松敏生もビッグ・バンド・アルバム『BREATH ROM THE SEASON 2018』でカヴァーしてましたが、土岐さんが林哲司のプロジェクトで歌った方が新しい。

 2. 戻っておいで・私の時間 / 竹内まりや
1978年のデビュー曲が、実はサヴァンナ・バンド風アレンジ。作曲は加藤和彦で、演奏には高橋幸宏、今井裕などのサディスティック勢が参加。TV版はスロウな4ビート・アレンジだったのが、加藤のアイディアでこうなった。彼はもっとも早いサヴァンナ・バンド歌謡の仕掛け人の一人。ミカ・バンド後のサディスティックス、今井裕のソロ、宮本典子に大空はるみなど、彼の周辺にはこの手がたくさん転がってます。 

 3. 魔法のカーペット / 中原めいこ
<君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね>のヒット直後、4枚目のアルバム『ロートスの果実』から。作詞作曲は中原めいこ自身。プロデュース&アレンジは新川博。元々がラテン・ディスコ色のあるシンガーだから、このハマり具合はサイコー。新川さんのサヴァンナ・バンド・アレンジは他にもあります。

 4. カサノバL / 岩崎宏美
86年の17作目『わがまま』収録曲で、近年海外のサブスクで注目されているナンバー。作編曲は山川恵津子で、ホーン・アレンジが絶品。今月末にCD再発されるので(筆者解説付き)、詳しくはまた後日。

他にサヴァンナ・バンド歌謡とされるのは、パッと思いつくところは以下のあたり。

土曜の夜はパラダイス / EPO
恋のメモリー:三昧編 / 原由子
MON AMOUR / 山本達彦
銀色の夏 / 遠藤京子
80時間風船旅行 / 南佳孝
My Idol / 杉真理
June Flight / ハイファイセット
楽園 / 大橋純子
Richじゃなくても / 渡辺美里
冷蔵庫の灯りで / 今井美樹
殿方ごめんあそばせ / 朝比奈マリア

更に、ビートたけし&ザ・常夏’s、大上留利子、中村雅俊、木村恵子、新しいところでは、流線形、マイクロスター、星野みちるチャンとか。アイドル系はもっとあるだろうね、知らんケド

さて、これから年末年始の特番が決まれば、自分の月内登場もアリ。でももし決まらなければ、次は来年。では「よいお年を…」(仮)というコトで。

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