
2019年にデビューした
フランスを拠点とする英国人シンガー・ソングライターが、
クオリティを極めた第2作でついに日本デビュー。
伝染力の高いアダルト・ポップスで、ハイセンスなリスナーを直撃する。
トランペットでマイケル・レオンハート(スティーリー・ダン)、
ミックスでボブ・クリアマウンテンが参加。
母親のレコード・ライブラリーにあったビートルズと出会って音楽に目覚め、バート・バカラックやドナルド・フェイゲン、スティービー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ケイト・ブッシュ、クラフトワークなどから幅広く影響を受けたというデヴィッド・ゲス。01年にデビューしたロンドンのカルト・バンド:ザ・リアル・チューズデイ・ウェルドに加入し、数年間、ギターとピアノ、バッキング・ヴォーカルを担当。離脱後はロンドンのアチコチの小さなクラブでライヴを重ねるも、ソロ契約は取れず、心機一転パリへ移住。その後の約7年間は、ホーム・スタジオの構築と曲作り、ソロ作のレコーディングに費やしたという。
こうして完成したのが、2018年に発表した1stソロ・アルバム『AN IMPERFECT HARMONY』。日本発売は見送られたが、この後シーンは変化を迎え、AOR〜ヨット・ロック勢のリリースが増えてきた。もちろんデヴィッドの作品自体にも、確かな成長の跡が。この2作目『THE PRICE OF ILLUSION』は、大きなサウンド・コンセプトこそ前作と同じだが、メロディやアレンジにはシッカリとメリハリがつき、ずいぶん熟れた感覚がある。…とはいえ彼の音楽的目標はシンプルで、以前から取り組んできた音楽的、詩的なアイディアを発展させ、メロディックで心の籠った作品を作り上げること。指針としたのは、ピーター・ガブリエル『SO』(86年)、ロキシー・ミュージック『AVALON』(82年)、ドナルド・フェイゲン『THE NIGHTFLY』(82年) だそうだ。
筆者雑感としては、米国産とは異なる落ち着いた風情のアダルト・オリエンテッド・ポップという感じ。曲によってはスティーリー・ダン色が濃厚ながら、トータルではアラン・パーソンズ・プロジェクトや10C.C.といった、ひとヒネリ効いているブリティッシュ・ポップからの影響が強そうだ。
「デヴィッドの曲はミックスするのがとても楽しかった! 彼はすばらしいソングライターであるだけでなく、魅力的な声を持っている。彼のアレンジはとても広くクリーンで、きわめてダイナミックで、スティーリー・ダンを彷彿とさせる。彼の2曲のミックスに僕を選んでくれて、とても光栄だった!」――ボブ・クリアマウンテン
「デヴィッドは、1970年代と1980年代の偉大なソングライターの豊かな歴史が深くしみ込んだ、伝わりやすいメロディのコレクションを書いた。すばらしく作り込まれ、録音された曲の上でアレンジし、編曲し、ホーンを演奏することはこの上ないよろこびだ!」――マイケル・レオンハート
《amazon》
《Tower RecordsでCD購入》
《Tower Recordsで輸入LP購入》
こうして完成したのが、2018年に発表した1stソロ・アルバム『AN IMPERFECT HARMONY』。日本発売は見送られたが、この後シーンは変化を迎え、AOR〜ヨット・ロック勢のリリースが増えてきた。もちろんデヴィッドの作品自体にも、確かな成長の跡が。この2作目『THE PRICE OF ILLUSION』は、大きなサウンド・コンセプトこそ前作と同じだが、メロディやアレンジにはシッカリとメリハリがつき、ずいぶん熟れた感覚がある。…とはいえ彼の音楽的目標はシンプルで、以前から取り組んできた音楽的、詩的なアイディアを発展させ、メロディックで心の籠った作品を作り上げること。指針としたのは、ピーター・ガブリエル『SO』(86年)、ロキシー・ミュージック『AVALON』(82年)、ドナルド・フェイゲン『THE NIGHTFLY』(82年) だそうだ。
筆者雑感としては、米国産とは異なる落ち着いた風情のアダルト・オリエンテッド・ポップという感じ。曲によってはスティーリー・ダン色が濃厚ながら、トータルではアラン・パーソンズ・プロジェクトや10C.C.といった、ひとヒネリ効いているブリティッシュ・ポップからの影響が強そうだ。
「デヴィッドの曲はミックスするのがとても楽しかった! 彼はすばらしいソングライターであるだけでなく、魅力的な声を持っている。彼のアレンジはとても広くクリーンで、きわめてダイナミックで、スティーリー・ダンを彷彿とさせる。彼の2曲のミックスに僕を選んでくれて、とても光栄だった!」――ボブ・クリアマウンテン
「デヴィッドは、1970年代と1980年代の偉大なソングライターの豊かな歴史が深くしみ込んだ、伝わりやすいメロディのコレクションを書いた。すばらしく作り込まれ、録音された曲の上でアレンジし、編曲し、ホーンを演奏することはこの上ないよろこびだ!」――マイケル・レオンハート
《amazon》