
松任谷由実 SURF & SNOW in 苗場 vol.45 『PIANO GIRL THANKS GUYS』に行ってきました。お恥ずかしながら、初のユーミン苗場。遠方のライヴには相当腰が重い自分だが、30回以上行っているという強者の後輩のクルマに便乗。雪崩があったとかで三国峠が通行止、というトラブルも事前に情報を入手して湯沢経由に切り替え、楽チンで苗場まで。こういうパターンなら、出張ライヴも悪かないなぁ〜

(以下ネタバレあり)
そもそもユーミン 門外漢だった自分は、彼女のライブ自体を数えるほどしか観ていない。それでもオリジナル作品はほとんど持っているし、80年代の作品には好きなアルバムも多いから、苗場のユーミンはチャンスがあれば観ておきたい、と思っていた。コーラスの佐々木詩織チャンをよく知ってるので、彼女がサポートに付いているうちに、という気持ちもあったし、今回はサブタイトルに Piano Girl とあるように、ピアノ系シンガー・ソングライターだった初期の自分に戻る、というコンセプト。ならばこのタイミングしかないだろう、というコトで。
苗場プリンス上げてのタイアップということで、ホテル内のアチコチにユーミン色が。特に今回はTOYOTA GAZOO Racingとのコラボで、ラッピング・カーや自分世代には懐かしいホイチョイ映画『私をスキーに連れてって』に登場したセリカ GT4の実車展示もあったりして、ちょっと気分が上がる。あの名シーンでかかっていた<BLIZZARD>は、苗場ライヴの定番曲として有名だしね。
苗場プリンスのイベント会場BLIZZARDIUMは1000人収容。普通のパブリック・ホールに比べ天井が低く、客席は扇型の横長仕様だが、リゾートホテルでこれだけの施設を持つところは珍しい。そこへ若干小ぶりながらも、通常ツアーと変わらぬ豪華なステージ・セットを組んでいる。そしてテーマに応じて、ステージ中央にグランドピアノが鎮座。前半はピアノを弾きながらのシンガー・ソングライター・スタイルのパフォーマンスが続いた。
中盤は苗場名物、オーディエンスを順にステージに上げてのリクエスト・コーナー。武部聡志のピアノをバックに、ユーミンがリクエストに応えていく。もちろん曲に拠っては敢えなく却下されたりもするけれど、ステージに上がったファンからエピソードを引き出していくあたり、NHKのど自慢的なノリが面白可笑しく。雰囲気はユルユルだけど、ステージとオーディエンスの距離の近さを象徴する、苗場ならではのワンシーン。それを温かく受け入れることができるファンが、この定例ライヴの常連になっていくのだな。カッチリ構成が決められているユーミンのライヴの中、何が飛び出すか分からないコーナでもあり、そこは裏方諸氏の腕の見せ所でも。ほとんどすべての楽曲の譜面と歌詞カードが用意されていると思うが、リクエストに応じて瞬時に手渡される手際は鮮やかなものだった。
リクエスト・コーナーが終わると、やや新し目の曲をいくつか歌い、<やさしさに包まれたなら>や<中央フリーウェイ>といった代表曲へ。今回のセットリストはスタッフで Group Lineを作り、テーマに沿う曲を提案していく形で進められたそうで、自分のように近年の曲には馴染みが薄いリスナーでも、「こんなの演るんだ
」と思ったり。それこそ、レギュラー・ツアーに負けぬクオリティと、そこから一転ファンに寄り添う親密さを演出するという、苗場ならではのライヴ・ショウ。個人的には、ピアノの弾き語りで歌われる序盤、詩織ちゃんの見せ場となった<時のないホテル>、そして本編最後の<14番目の月>などが印象に残ったけれど、スケジュールはまだ半ばなのでココから先は控えます。でもやっぱり本場の苗場で聴く<BLIZZARD>には格別なモノがあったなぁ…。
こうして楽に観られるパターンなら、来年も是非来たいぞ!



《Set List》
1. 恋は死んでしまった
2. セシルの週末
3. グレイス・スリックの肖像
4. ベルベット・イースター
5. ひこうき雲
6. 翳りゆく部屋
7. Miss Lonely
8. 時のないホテル
--- Request Section ---
9. 潮風にちぎれて
10. Age of our innocence
11. ためらい
----------------------------
12. 星のクライマー
13. 心ほどいて
14. 夜空でつながっている
15. SHANGRILAをめざせ
16. やさしさに包まれたなら
17. 中央フリーウェイ
18. 離れる日が来るなんて
19. Early Springtime
20. 私のフランソワーズ
21.14番目の月
-- Encore --
22. Hello, my friend
23. BLIZZARD
-- Double Encore --
24. GREY
-- Triple Encore
25. 卒業写真
苗場プリンス上げてのタイアップということで、ホテル内のアチコチにユーミン色が。特に今回はTOYOTA GAZOO Racingとのコラボで、ラッピング・カーや自分世代には懐かしいホイチョイ映画『私をスキーに連れてって』に登場したセリカ GT4の実車展示もあったりして、ちょっと気分が上がる。あの名シーンでかかっていた<BLIZZARD>は、苗場ライヴの定番曲として有名だしね。
苗場プリンスのイベント会場BLIZZARDIUMは1000人収容。普通のパブリック・ホールに比べ天井が低く、客席は扇型の横長仕様だが、リゾートホテルでこれだけの施設を持つところは珍しい。そこへ若干小ぶりながらも、通常ツアーと変わらぬ豪華なステージ・セットを組んでいる。そしてテーマに応じて、ステージ中央にグランドピアノが鎮座。前半はピアノを弾きながらのシンガー・ソングライター・スタイルのパフォーマンスが続いた。
中盤は苗場名物、オーディエンスを順にステージに上げてのリクエスト・コーナー。武部聡志のピアノをバックに、ユーミンがリクエストに応えていく。もちろん曲に拠っては敢えなく却下されたりもするけれど、ステージに上がったファンからエピソードを引き出していくあたり、NHKのど自慢的なノリが面白可笑しく。雰囲気はユルユルだけど、ステージとオーディエンスの距離の近さを象徴する、苗場ならではのワンシーン。それを温かく受け入れることができるファンが、この定例ライヴの常連になっていくのだな。カッチリ構成が決められているユーミンのライヴの中、何が飛び出すか分からないコーナでもあり、そこは裏方諸氏の腕の見せ所でも。ほとんどすべての楽曲の譜面と歌詞カードが用意されていると思うが、リクエストに応じて瞬時に手渡される手際は鮮やかなものだった。
リクエスト・コーナーが終わると、やや新し目の曲をいくつか歌い、<やさしさに包まれたなら>や<中央フリーウェイ>といった代表曲へ。今回のセットリストはスタッフで Group Lineを作り、テーマに沿う曲を提案していく形で進められたそうで、自分のように近年の曲には馴染みが薄いリスナーでも、「こんなの演るんだ

こうして楽に観られるパターンなら、来年も是非来たいぞ!




《Set List》
1. 恋は死んでしまった
2. セシルの週末
3. グレイス・スリックの肖像
4. ベルベット・イースター
5. ひこうき雲
6. 翳りゆく部屋
7. Miss Lonely
8. 時のないホテル
--- Request Section ---
9. 潮風にちぎれて
10. Age of our innocence
11. ためらい
----------------------------
12. 星のクライマー
13. 心ほどいて
14. 夜空でつながっている
15. SHANGRILAをめざせ
16. やさしさに包まれたなら
17. 中央フリーウェイ
18. 離れる日が来るなんて
19. Early Springtime
20. 私のフランソワーズ
21.14番目の月
-- Encore --
22. Hello, my friend
23. BLIZZARD
-- Double Encore --
24. GREY
-- Triple Encore
25. 卒業写真