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前号に引き続き、レコードコレクターズ誌3月号の特集に執筆させていただきました。でも今回は、当然ながらメインの【90年代 UKロックの名盤】ではなく、第2特集のプロデューサー【リチャード・ペリー】追悼特集の方。そりゃそうだよネ。130枚の90年代UKロックがチョイスされているそうだけど、自分の耳馴染があるアルバムは3割にも満たない。しかもその多くは70〜80年代から活躍している大物たち…。如何に自分が90年のUKモノから離れていたかが、よく分かる。
リチャード・ペリーの方は、この特集仕切り役の中村彰秀氏と編集部によるプロデュース作品選22枚の内7枚を担当。逆にコチラは数枚除いて何でもござれ、な感じで…。割り当てられたのは、ファニー、リンゴ・スター『RINGO』、マーサ・リーヴス、マンハッタン・トランスファー2nd、ダイアナ・ロス『BABY IT'S ME』、ポインター・シスターズ『ENERGY』、テルマ・ヒューストン90年作。あ〜あ、そっちを書きたかったのに…、というのもナイではナイが、リンゴにダイアナ、ポインター姉妹など、是非書きたかったのが回ってきたので、結果オーライでしょう。ありがとうございます。
改めてペリーの手掛けた作品を眺めてみると、ハイスクール時代にホワイト・ドゥワップのグループを組んで歌っていたせいか、その系統のノスタルジック・テイストの作品がポツポツ出てくる。かつての憧れだったファッツ・ドミノ、自身の出世作となったタイニー・ティム、マンハッタン・トランスファー、選からは洩れたけれどヴォーカル・グループのスウィング、オムニバス『ROCK, RHYTHM & BLUES』、そしてロッド・スチュワートのアメリカン・ソング・ブック・シリーズ等など。リンゴのアルバムも、<Photograph>とか<You're Sixteen>とか、そういう香りがするもんな。逆にポインターズは、手掛ける以前に纏っていたオールド・スクールなイメージを、アルバム毎にモダン・ポップスへと塗り替えていった。
そういうセンスを巧みに使い分けられるプロデューサー、めっきり居なくなってしまったよ…
改めてペリーの手掛けた作品を眺めてみると、ハイスクール時代にホワイト・ドゥワップのグループを組んで歌っていたせいか、その系統のノスタルジック・テイストの作品がポツポツ出てくる。かつての憧れだったファッツ・ドミノ、自身の出世作となったタイニー・ティム、マンハッタン・トランスファー、選からは洩れたけれどヴォーカル・グループのスウィング、オムニバス『ROCK, RHYTHM & BLUES』、そしてロッド・スチュワートのアメリカン・ソング・ブック・シリーズ等など。リンゴのアルバムも、<Photograph>とか<You're Sixteen>とか、そういう香りがするもんな。逆にポインターズは、手掛ける以前に纏っていたオールド・スクールなイメージを、アルバム毎にモダン・ポップスへと塗り替えていった。
そういうセンスを巧みに使い分けられるプロデューサー、めっきり居なくなってしまったよ…