
邦洋の名曲を積極的に歌ってきたシンガー・ソングライター今井優子が、
イージーなシティポップ・カヴァーが氾濫している今、
あえてカヴァー・アルバムにチャレンジした。
コラボレイトの内容は、3作連続参加となる実力派アレンジャー:安部潤が
彼女のフュージョン・サイドとラテン・サイドを構築。
角松敏生ファミリーで旧知の梶原順・友成好宏によるユニット:川成順が、
しとやかなオーガニック・サイドを彩る。
キャリアに裏打ちされたヴォーカルと、
彼女なりの解釈で名曲を表現するスタンス、そのバランス感が絶妙。
なめらかで麗しい歌声、超絶リアルなバンド・アンサンブルが、
ありきたりのカヴァーに大きな差をつけるだろう。
…というワケで、お待たせしました。既にフラゲして楽しんでいる方もおられましょうが、今井優子、約2年半ぶりのニュー・アルバム『Reminiscence』が、いよいよリリース。自分はブックレットのクレジットにあるように、Supervisorとして関わらせてもらっている。具体的に何をしているかというと、それっぽくアドヴァイスしたり、相談に乗ったり、アイディアを出したり、付き人よろしく運転手したり、小間使いさせられたりも…(苦笑)。まぁ、マネージャーとは違うんだけれども。
前々からお知らせしているように、今回のアルバムは、先行配信リリースされている当人書き下ろしの新曲<Eternal Promose>を除いて、すべてシティポップ系のカヴァー曲が占めている。いずれも彼女が若い頃に聴いて親しんできた楽曲ばかり、8曲をセレクト(計9曲収録)。シティポップがブームの今、こうしたカヴァー集は半ば乱発気味なのだけれど、だからこそ違いも明らかになるワケで。それこそリアルタイムで楽曲に親しんだシンガーが、深い思い入れを持って歌っているのだから、若いシンガーたちの軽いカヴァー集と違い、感じるモノ・伝わるものは多いはずだ。しかもトラックは打ち込みではなく、ほぼ生演奏によるバンド・サウンド。今ドキ、こうして緻密に作り込まれたフュージョン・スタイルのヴォーカル・アルバムは、決して多くはないはずだし、シティポップ・カヴァーは尚更。人気が再燃しているキャリア組の女性シンガーたちを見ても、今これだけのレコーディングを実現できる人は、あまりいない。
<Eternal Promise>同様、安部潤アレンジよるフュージョン・フォーマットのナンバーが、AORっぽい仕上がりの<Morning Glory>(竹内まりや / 山下達郎)、比較的オリジナルに違い杏里の<SURPRISE OF SUMMER>、メロウかつアンニュイな仕上がりの<気分はもうメンソール>(門あさ美)、そしてダンサブルな<恋のブギ・ウギ・トレイン>(アン・ルイス)。若手ギタリストの代表格である杉村謙信と入江誠のソロ交換、いま最も注目されるトランペット奏者:松井秀太郎のフリューゲル・ソロとか、メチャ聴きモノ。リズム・セクションのグルーヴ感も強力だし、<Morning Glory>での佐野聡のハーモニカ・ソロなど、ベテラン勢も素晴らしい。でも筆者的には、ココにハーモニカを持ってきたアベジュンのアイディアに、何より平伏してしまうけれど。そして随所でDaisukeのコーラスが活躍。イイ感じでリード・ヴォーカルに絡んでくれた。
そして同じ安部潤アレンジでも、岩崎良美<赤と黒>と八神純子<みずいろの雨>は、ドラムレスのラテン編成で、エキゾチック・フレイヴァーを増量。そうそう<みずいろの雨>のイントロのギターの超絶早弾き(by 竹中俊二)も、ゴイスっす。
対して、より大らかにオーガニックな演出を施しているのが、川成順(川内啓史+友成好宏+梶原順)チーム。大橋純子<たそがれマイ・ラブ>と竹内まりや<OH NO, OH YES>の2曲を担当しているが、ちょイト苦労したのが<たそがれマイ・ラブ>。ジャズ・バラードと少しAOR寄りとの2パターンの編曲アイディアがあって結構悩んだのだが、友成・梶原両人がちょうどその折衷的なナイス・アレンジに収めてくれた。タツローさんのツアー・サポートでもお馴染み、小笠原拓海のドラムも、さりげなくツボを突いていて。
ほとんどのレコーディングに立ち会っていたので、あまり冷静に見られない面はあるけれど、ファンの皆さんが期待しているいつもの今井優子、そして今までと少しだけ表情を変えたカヴァー・アルバムだからこその今井優子、その両方をバランスよく提示した作品になったと思う。まずはお聴きいただきますよう…。4/13にタワーレコード渋谷店でのインストア・イベント、5/9には丸の内コットン・クラブでの発売記念ライヴもあります。
《amazon》
《Tower Records はコチラから(特典付き)》

前々からお知らせしているように、今回のアルバムは、先行配信リリースされている当人書き下ろしの新曲<Eternal Promose>を除いて、すべてシティポップ系のカヴァー曲が占めている。いずれも彼女が若い頃に聴いて親しんできた楽曲ばかり、8曲をセレクト(計9曲収録)。シティポップがブームの今、こうしたカヴァー集は半ば乱発気味なのだけれど、だからこそ違いも明らかになるワケで。それこそリアルタイムで楽曲に親しんだシンガーが、深い思い入れを持って歌っているのだから、若いシンガーたちの軽いカヴァー集と違い、感じるモノ・伝わるものは多いはずだ。しかもトラックは打ち込みではなく、ほぼ生演奏によるバンド・サウンド。今ドキ、こうして緻密に作り込まれたフュージョン・スタイルのヴォーカル・アルバムは、決して多くはないはずだし、シティポップ・カヴァーは尚更。人気が再燃しているキャリア組の女性シンガーたちを見ても、今これだけのレコーディングを実現できる人は、あまりいない。
<Eternal Promise>同様、安部潤アレンジよるフュージョン・フォーマットのナンバーが、AORっぽい仕上がりの<Morning Glory>(竹内まりや / 山下達郎)、比較的オリジナルに違い杏里の<SURPRISE OF SUMMER>、メロウかつアンニュイな仕上がりの<気分はもうメンソール>(門あさ美)、そしてダンサブルな<恋のブギ・ウギ・トレイン>(アン・ルイス)。若手ギタリストの代表格である杉村謙信と入江誠のソロ交換、いま最も注目されるトランペット奏者:松井秀太郎のフリューゲル・ソロとか、メチャ聴きモノ。リズム・セクションのグルーヴ感も強力だし、<Morning Glory>での佐野聡のハーモニカ・ソロなど、ベテラン勢も素晴らしい。でも筆者的には、ココにハーモニカを持ってきたアベジュンのアイディアに、何より平伏してしまうけれど。そして随所でDaisukeのコーラスが活躍。イイ感じでリード・ヴォーカルに絡んでくれた。
そして同じ安部潤アレンジでも、岩崎良美<赤と黒>と八神純子<みずいろの雨>は、ドラムレスのラテン編成で、エキゾチック・フレイヴァーを増量。そうそう<みずいろの雨>のイントロのギターの超絶早弾き(by 竹中俊二)も、ゴイスっす。
対して、より大らかにオーガニックな演出を施しているのが、川成順(川内啓史+友成好宏+梶原順)チーム。大橋純子<たそがれマイ・ラブ>と竹内まりや<OH NO, OH YES>の2曲を担当しているが、ちょイト苦労したのが<たそがれマイ・ラブ>。ジャズ・バラードと少しAOR寄りとの2パターンの編曲アイディアがあって結構悩んだのだが、友成・梶原両人がちょうどその折衷的なナイス・アレンジに収めてくれた。タツローさんのツアー・サポートでもお馴染み、小笠原拓海のドラムも、さりげなくツボを突いていて。
ほとんどのレコーディングに立ち会っていたので、あまり冷静に見られない面はあるけれど、ファンの皆さんが期待しているいつもの今井優子、そして今までと少しだけ表情を変えたカヴァー・アルバムだからこその今井優子、その両方をバランスよく提示した作品になったと思う。まずはお聴きいただきますよう…。4/13にタワーレコード渋谷店でのインストア・イベント、5/9には丸の内コットン・クラブでの発売記念ライヴもあります。
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もし爆売れしたらSupervisor請負料金をいただかないといけないですね。
私は九州ですが、話題にも登っていなくて寂しいです。