

約1ヵ月ぶりにソニー・ミュージック再発企画【発掘!洋楽隠れ名盤 Hidden Gems in 60/70s】からピックアップ。自分が解説を担当させてもらった5作品は速攻で紹介したけれど、他にも改めてフォーカスしておきたいアイテムが、いくつかある。その中からロギンス&メッシーナ、72年の2ndアルバムを。彼ら最大のヒットとなった<Your Mama Don't Dance(ママはダンスを踊らない)>(全米4位)を収録しているだけでなく、音楽的要素の広がりも感じさせる、まさにプレAOR的な位置づけのアルバムなのだ。
ご存知の方も多いと思うが、このデュオのデビュー作『SITTIN' IN』の名義は、正確にはケニー・ロギンス with ジム・メッシーナ。つまり、元ゲイター・クリークの新人ケニーのソロ・デビューを、元バッファロー・スプリングフィールド〜ポコのジムがプロデュースする、という構図だった。だがウエストコースト・サウンドやカントリー、フォークなど、いろいろ共通点の多い2人は、アルバム制作を通じて深く共鳴。更にライヴを通じて関係を深め、また本来は後見役だったジムにも多くの賛辞が寄せられたことから、本格的なデュオ・チームに格上げすることに。そして出来上がったのが、with が and になったこのアルバムである。
裏ジャケにサポート陣のポートレイトがあるように、デュオでありながらバンド感が濃厚。いずれもそれなりのキャリアを持つメンバーたちで、長くツアーにも付き合うことになる。サックスのジョン・クラークは、そのままケニーのソロ活動でも活躍。キーボードは準メンバー的ポジションで関わるマイケル・オマーティアンだ。それだけジムの信頼を得ている、ってコトなのだろう。カントリーやフォークに加え、ジャズやソウル/R&Bのエッセンスも入っているし、カリプソやボサノヴァなど、ラテン・フレイヴァーもそこはかとなく。それぞれに曲を持ち寄り、共作もいくつか。<ママはダンスを踊らない>にしたって、終始2人でハモって歌う軽いロックン・ロール・ナンバーだ。こういうのを聴くと、ケニーの<Footloose>はフロックでも日和ったのでもなく、ケニーのルーツに元々あるものなんだと分かる。作曲もケニー自身だったしね。同じサントラ・ヒットなので混同されちゃうけれど、その直後の<Danger Zone>とは、楽曲の成り立ちが違うんだな。
…というワケで、ロギンス&メッシーナがAORか?と問われれば、答えはNO。でもそこに至るエッセンスは、この頃からふんだんに盛り込まれていた。ラストの大曲<Angry Eyes>はバンド・メンバーやゲスト参加しているジャズ・パーカッション奏者ミルト・ホランドのマリンバなどを大フィーチャー。ホーリス・ホワイトの十八番カリンバの音色も聞こえて、ほとんどクロスオーヴァーだったりする。もちろんジムのパキパキ・ギターもイイ味出してます。
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《Tower Records はココから》
裏ジャケにサポート陣のポートレイトがあるように、デュオでありながらバンド感が濃厚。いずれもそれなりのキャリアを持つメンバーたちで、長くツアーにも付き合うことになる。サックスのジョン・クラークは、そのままケニーのソロ活動でも活躍。キーボードは準メンバー的ポジションで関わるマイケル・オマーティアンだ。それだけジムの信頼を得ている、ってコトなのだろう。カントリーやフォークに加え、ジャズやソウル/R&Bのエッセンスも入っているし、カリプソやボサノヴァなど、ラテン・フレイヴァーもそこはかとなく。それぞれに曲を持ち寄り、共作もいくつか。<ママはダンスを踊らない>にしたって、終始2人でハモって歌う軽いロックン・ロール・ナンバーだ。こういうのを聴くと、ケニーの<Footloose>はフロックでも日和ったのでもなく、ケニーのルーツに元々あるものなんだと分かる。作曲もケニー自身だったしね。同じサントラ・ヒットなので混同されちゃうけれど、その直後の<Danger Zone>とは、楽曲の成り立ちが違うんだな。
…というワケで、ロギンス&メッシーナがAORか?と問われれば、答えはNO。でもそこに至るエッセンスは、この頃からふんだんに盛り込まれていた。ラストの大曲<Angry Eyes>はバンド・メンバーやゲスト参加しているジャズ・パーカッション奏者ミルト・ホランドのマリンバなどを大フィーチャー。ホーリス・ホワイトの十八番カリンバの音色も聞こえて、ほとんどクロスオーヴァーだったりする。もちろんジムのパキパキ・ギターもイイ味出してます。
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