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クイーン初期作を筆頭に、ザ・カーズやフォリナー、ジャーニー、アリス・クーパー、チープ・トリックなどを手掛けてきた名プロデューサー:ロイ・トーマス・ベイカーが、4月12日、アリゾナ州レイクハバスシティの自宅で亡くなっていたことが、家族によって明らかにされた。現時点で死因は不明。享年78だった。

ロイ・トーマス・ベイカーは1946年、ロンドンのハムステッド生まれ。ロンドンのデッカ・スタジオでキャリアをスタートさせ、そこでガス・ダッジョンやトニー・ヴィスコンティなどの大物プロデューサーのアシスタント・エンジニアを務めた。テン・イヤーズ・アフター、サヴォイ・ブラウン、チキン・シャックなど数多くのアーティストのレコーディングに携わり、70年にはフリーの『FIRE AND WATER』やT・レックスのヒットを生んでいる。その後トライデント・スタジオに移り、そこで新人のクイーンと邂逅。デビュー作から<Bohemian Rhapsody>を生んだ4作目『A NIGHT AT THE OPERA』、1枚飛んで6作目『JAZZ』と、濃厚な関係を築いた。

クイーンに続いてビー・バップ・デラックスやパイロット、ローンスターなどをプロデュース。その後、アメリカへ渡ってCBSグループと契約し、スターキャッスルやイアン・ハンター、ジャーニー、チープ・トリック、ロニー・ウッドらを手掛けたほか、ザ・カーズが籍を置いたエレクトラ/ワーナー系では、フォリナー、アリス・クーパー、ディーヴォ、リンジー・バッキンガム、ドッケン、ジョン・アンダーソンなど、かなり幅広いアーティストに関わった。

クラシックの素養があったためか、緻密に構築されたサウンドメイクを得意とし、<Bohemian Rhapsody>のオペラ・パートは、フレディ・マーキュリーのアイディアをベイカーが具現化したものtされる。

Rest in Peace...