sugar babesugar babe_down town
sugar babe_bookletsugar babe_live

山下達郎率いるシュガー・ベイブ『SONGS』の50th Anniversary Edition が我が家にも。2枚組スペシャル仕様CD、LP、そして<Down Town >の7インチ・シングル。さすがにカセットはスルーしましたが…。発売日朝刊には、新聞一面を使ったブチ抜き広告も出てました。ゴイス〜 下段には来月から順次アナログでリイシュされるMOON時代のカタログが並んでいたから、Niagaraを抱えるソニーとMOONの発売元であるワーナーの共同出資ですかね?

今回で4回目となる『SONGS』、オリジナル・マスターからのデジタル・リマスタリング。でも達郎さんがライナーでコメントしているように、今回のエディションはあくまでお祝いのための発売。ボーナス・トラック8曲も、過去リリースに追加収録されていたものばかりだ。じゃあ何がゲットの目的か? それは、ディスク2に収録された94年のライヴ『山下達郎SINGS SUGAR BABE』にある。

このライヴ・コンサートは、長年行方不明だった『SONGS』のオリジナル・マスターが発見され、94年春に初めてデジタル・リマスター+初ボーナス・トラック入りで再発されたのに合わせて開催されたもの。収録は94年5月1〜2日の中野サンプラザ公演で、まさにジャスト31年前の記録になる。バンド・メンバーは、今もタツロー氏を支える伊藤広規(b)と難波弘之(kyd)の2人に、島村英二(ds)、佐橋佳幸(g)、重実徹(kyd)、高尾Candeeのぞみ・佐々木久美・楠瀬誠志郎(cho)という面々。当然ながらシュガー・ベイブのガレージ・バンド的エナジー、それゆえの勢いや疾走感とは全然違って、より構築された安定のアンサンブルが展開される。バンド時代のやんちゃ感を担っているのは、サハリンのギター。逆にグルーヴを引き締めているのが、シンプルで一切の無駄がない島村英二のドラムだ。

ブックレットには当日のセットリスト22曲が紹介され、当時の時代感を蘇らせるべく、鈴木茂<砂の女>や浜田省吾<二人の夏>なども演奏されていた。が、このライヴCDでは収録時間の関係で割愛。ゲストの大貫妙子が歌った<いつも通り><蜃気楼の街>、デュエット<すてきなメロディー>など4曲も、残念ながら未収録になった。この時のライヴ収録曲には、達郎さんのCDシングルのカップリング/ボーナスやラジオ『サンデー・ソングブック』で紹介されたモノも。でも、ほぼ当日のセットが忠実に再現されたのは、コレが初めてで。<SHOW>のハーモニー・ワーク、<ドリーミング・デイ>のタツロー氏のハイトーン、<Sugar>の12分に及ぶ圧巻の演奏と、もう最初から最後まで、サスガとため息をつく他はない。タツロー・サウンドを懸命に取り込むアーティストは多いけど、本当に学ぶべきは、全身全霊で音楽に向かっていく氏のスタンスなんだけどな。

IMG_2061



《amazon》
【Amazon.co.jp限定】SONGS 50th Anniversary Edition (メガジャケ付)
シュガー・ベイブ
ワーナーミュージック・ジャパン
2025-04-23

《Tower Records はココから》

《amazon》

《Tower Records はココから》

《amazon》
SONGS 50th Anniversary Edition (完全生産限定盤) (カセット) (特典なし)
シュガー・ベイブ
ソニー・ミュージックレーベルズ
2025-04-23

《Tower Records はココから》

《amazon》
DOWN TOWN (完全生産限定盤) (アナログ盤) (特典なし) [Analog]
シュガー・ベイブ
ソニー・ミュージックレーベルズ
2025-04-23

《Tower Records はココから》