
ゴールデン・ウィークに突入してますが、自分はだらだら仕事中。今年はカレンダーの都合で世間は分散型だそうだけど、フリーランスにはあまり関係がない。それでも連休の中休みとか、連休明けに設定された締切もアリで。そのうえ今年はこのタイミングでプランニングとか仕込みの準備案件が重なって、なんか気ぜわしい。もちろんこの難しいご時世にとてもありがたいコトではあるけれど、時々鬱憤が溜まって、無性に爆音をカマしたくなる

ビッグ・ジム・サリヴァンは、60~70年代の英国で活躍したセッション・ギタリストで、初めて英国でレス・ポールを演奏した、と言われる御仁。若き日のリッチー・ブラックモアにギターを教え、60年代のロンドンのスタジオ・セッションの8割は、ビッグ・ジムとジミー・ぺイジが賄っていたと言われるほど。ビッグ・ジムというニックネームの対照となるリトル・ジムは、そのジミー・ペイジを指すらしい。ワウワウやファズ、ヴォリューム・ペダルを初めて使った英国ギタリストも、ビッグ・ジムだという。ホントか!? そのセッション歴を見ると、ジョージィ・フェイム、マリアンヌ・フェイスフル、トム・ジョーンス、アレクシス・コーナー等などがあり、ジョージ・ハリスンやデヴィッド・ボウイ、フランク・ザッパ、スモール・フェイセスなどでも記載ナシで貢献したらしい。
3枚のソロ作を出した後、75年にタイガーというハード・ロック寄りのバンドを結成。後にサムソンのニッキー・ムーア (vo)、ポール・キャラックがいたウォーム・ダスト出身のレス・ウォーカー (vo)、ブリンズレー・シュワーツ出身のビリー・ランキン (ds) らが名を連ねた本格派グループだった。だがこのバンドはメンバー交代を繰り返したようで長続きせず…。78年頃にタイガー3作目としてレコーディングしながら、すぐには発表できず、83年になってザ・ビッグ・ジム・サリヴァン・バンド名義でリリースしたのが、このアルバムらしい。
自分がこのアルバムを買ったのは、その末期タイガー/ザ・ビッグ・ジム・サリヴァン・バンドのメンバー構成から。だってリズム隊がパーシー・ジョーンズ (b) とサイモン・フィリップス (ds) で、アディショナル・ミュージシャンにモー・フォスター(b / 2曲)、モーリス・パート (perc)、デイヴ・ローソン (kyd) という布陣なのだから。ヴォーカル2人が残ってるので、タイガーらしいロック・テイストが香る曲もあるけれど、パーシーとサイモンがジャズ・ロック色を全開にして、テクニカルに迫る場面もふんだんに。それがブランドXとかコロシアムII あたりを髣髴させるのだ。メンツ的にもサイモン入りのブランドXっぽいし、そこにヴォーカルが入るサマは初期コロシアムII を思い出させる。当然ながらジェフ・ベック『THERE AND BACK』あたりに繋がるところも。10分近い大曲<Strange>は、マハヴィシュヌ・オーケストラにも近い。
そういった筋に興味がある人は要チェックのアルバムよ。
《amazon》
《Tower Records はここから》
3枚のソロ作を出した後、75年にタイガーというハード・ロック寄りのバンドを結成。後にサムソンのニッキー・ムーア (vo)、ポール・キャラックがいたウォーム・ダスト出身のレス・ウォーカー (vo)、ブリンズレー・シュワーツ出身のビリー・ランキン (ds) らが名を連ねた本格派グループだった。だがこのバンドはメンバー交代を繰り返したようで長続きせず…。78年頃にタイガー3作目としてレコーディングしながら、すぐには発表できず、83年になってザ・ビッグ・ジム・サリヴァン・バンド名義でリリースしたのが、このアルバムらしい。
自分がこのアルバムを買ったのは、その末期タイガー/ザ・ビッグ・ジム・サリヴァン・バンドのメンバー構成から。だってリズム隊がパーシー・ジョーンズ (b) とサイモン・フィリップス (ds) で、アディショナル・ミュージシャンにモー・フォスター(b / 2曲)、モーリス・パート (perc)、デイヴ・ローソン (kyd) という布陣なのだから。ヴォーカル2人が残ってるので、タイガーらしいロック・テイストが香る曲もあるけれど、パーシーとサイモンがジャズ・ロック色を全開にして、テクニカルに迫る場面もふんだんに。それがブランドXとかコロシアムII あたりを髣髴させるのだ。メンツ的にもサイモン入りのブランドXっぽいし、そこにヴォーカルが入るサマは初期コロシアムII を思い出させる。当然ながらジェフ・ベック『THERE AND BACK』あたりに繋がるところも。10分近い大曲<Strange>は、マハヴィシュヌ・オーケストラにも近い。
そういった筋に興味がある人は要チェックのアルバムよ。
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