
某ワンマン大統領に世界中が引っ掻き回されている状況に憤懣やるかたないが、ここで吠えても仕方ないので、自分はコチラのプレジデントを。昨年夏、韓国BIG PINKで幻の2nd『MUSCLES』が初の紙ジャケ再発された、オランダのAORユニットの83年デビュー作が、後を追っての初紙ジャケ化。1stのCD化自体は、日本のみながらこれで4回目になるか。AOR好き以外にはほとんど見向きされないけれども、人気メチャ高の知る人ぞ知る名盤。ヨット・ロック流行りの今ならまだしも、83年の時点でコレだけストレートな西海岸サウンドをブチまけるヨーロッパの連中は、L.A.レコーディングでもしない限り、なかなかいなかったはずだ。
このザ・プレジデント83年作は、カヤック〜ディーゼルのメンバーだったピム・クープマン(ds)と、ビートルズ・メドレーで知られる『STARS ON 45』で歌っていたオッキー・ハウズデンスから成る。アルバムはとにかく好曲のオン・パレードで、<Makin' Millionaires>と<Don't Put Me On Hold>といったバラードや、ブリス・バンドのリメイク<Thst's The Way That It Is>あたりが素晴らしい出来。とりわけ哀愁感を漂わせたチョイとハスキーな歌声は、当時ドン・ヘンリーの再来などと騒がれた。ブリス・バンドの曲は、ユーライア・ヒープやグラハム・ボネットも取り上げている。
85年の2ndは、時代の潮流に合わせたエレポップ風味で、当時は大いにコケたのだけれど、自分より少し若いAORファン、アリーナ・ロック世代には、割とスンナリ受け入れられた様子。紙ジャケにしたからどうこう、という連中ではないけれど、2ndは久しく手に入れにくかったので、この際2枚おまとめで。
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《Tower Records はココから》
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85年の2ndは、時代の潮流に合わせたエレポップ風味で、当時は大いにコケたのだけれど、自分より少し若いAORファン、アリーナ・ロック世代には、割とスンナリ受け入れられた様子。紙ジャケにしたからどうこう、という連中ではないけれど、2ndは久しく手に入れにくかったので、この際2枚おまとめで。
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