
巷で話題のピンク・フロイド、ポンペイ遺跡でのライヴ『AT POMPEII MCMLXII ジャパン・エディション』。リリースと同時にゲットしていたのを、ようやく鑑賞。映画館での限定上映はまったくスケジュール合わずだったので、フロイド好きとしてコレはマストかと。03年に出たディレクターズ・カット版はインポートDVDで持っているので、どんな内容かは承知の助。それこそ今回の再編集版は買うべきなのか?とちょっと躊躇する気持ちはあったが、レストア効果が高く、ミックスも定評のあるスティーヴ・ウィルソンが手掛けているということで、ポチることにしたのだ。
内容はご存知のように、1971年10月にイタリアのポンペイ遺跡のひとつである古代ローマ円形闘技場にける無観客ライヴ・パフォーマンス。時期的には『おせっかい(MEDDLE)』発表直前の収録で、<Echoes><One Of These Days(吹けよ風、呼べよ嵐)>といった当時の新曲のほか、<神秘><ユージン、斧に気をつけろ>といった初期重要曲、そしてアビイ・ロード・スタジオにおける『狂気(DARK SIDE OF THE MOON)』の制作ドキュメンタリーも織り込まれている。ディレクターズ・カット版に追加収録されたNASAの宇宙映像はカットされ、72年の初回公開時のコンテンツに原点回帰。 タイトルにある "MCMLXII" は、それを表した1972のローマ語表記になる。
今回の復刻プロジェクトは、72年のオリジナルの35mmフィルムのネガが発見されたため。丁寧なレストアが施されたのであろう、50年以上前の映像やサウンドが、まるで最近撮られたもののように鮮明に蘇っている。そりゃー最近のライヴ映像作品に比べたらシンプルなことこの上ないけれど、夜の遺跡で撮影された光と闇の中でのライヴ・パフォーマンスはとても幻想的で、楽曲の魅力と相まって、イマジネーションを掻き立てられる。ロジャー・ウォーターズが逆光を浴びながら、高台に据えられた巨大ドラを打ち鳴らすシーンも迫力満点。最新テクノロジーを使えばいくらでもインパクトのあるフィルムが作れる今、ホントにヒトの心に残る画とは何か、その答えの一端を教えてくれるような気がした。
ワンコも参加したアコースティック・ブルースなんて楽しい映像も、なかなか貴重。ピンク・フロイド初心者にオススメできるような映像作品ではないけれど、70年代初頭、まだカリスマになる前のフロイドを知るには格好の映像モノだと思うな。
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《Tower Records はココから》
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