A-271001-1620933214-3247al foster_mixed rootsal foster_mrmiles_on the cornermiles_agarthamiles_manwithe the hornhorace silver_voices

エレクトリック・マイルスと呼ばれる1972年以降のマイルス・デイヴィスを支えた名ドラマー:アル・フォスターが、28日にニューヨークの自宅で死去。死因は公表されていないが、重い病気に罹っていたとされる。娘のキエラが公式コメント。享年82。

アル・フォスターことアロイシアス・タイロン・フォスターは、1943年1月、バージニア州リッチモンド生まれ。一家はアルが幼い頃にニューヨークのハーレム地区に転居。いわゆる音楽一家で、父親はベースを、兄はコンガをプレイ。アルも6歳頃からドラムに興味を持ち始め、両親に練習パッドを買ってもらって、13歳から正式レッスンを受けるようになった。最初に憧れたのはマックス・ローチだという。64年にトランペットのブルー・ミッチェルのバンドに参加。その後、ラリー・ウィリス(pf)やヒュー・マセケラ(tr)との活動を経て、ジャック・ディジョネットの後任としてマイルスのバンドに加入した。

to年代後半のマイルス隠遁期間を経て、85年までマイルス・バンドに在籍。マイルス不在期間に、2枚のリーダー・アルバム『MIXED ROOTS』(78年) と『MR. FOSTER』(79年) を発表したり、ホレス・シルヴァーとプレイ。80年代にはジョー・ヘンダーソンやソニー・ロリンズと共演した。マイルスの隠遁前後の両時代でプレイした唯一のバンド・メンバーで、エレクトリック・マイルスを長く支えたが、アル本人は「自分はジャズ・ドラマーだ」と主張。エレクトリック編成のアンサンブルでドラムを叩くことには、あまり馴染めなかったらしい。それでいて、80年代マイルス・バンドでのマーカス・ミラーとのコンビネーションはお気に入りだったという。

22年に出した『REFLECTIONS』が最後のアルバム。今年1月のバースデー・ライヴが、最後のクラブ出演となった。Rest in Peace...

《amazon》

《Tower Records はココから》

Reflections
Al Foster
Smoke Sessions Rec
2022-08-26

《Tower Records はココから》