
長嶋茂雄、逝く。何処を見てもその訃報一色。確かにひとつの時代が終わったな、と思う。ジャイアンツのV9、ON全盛期はそのまま自分の小学生時代だし、オヤジは無類の巨人ファンだったから、それなりの思いはあるのだ。でも男の子なら誰でも草野球に興じたことのあるその時代、自分も御多分に洩れず地元の小学生草野球チームに入っていたけど、多くの子がユニフォームに背番号1か3、ピッチャーなら巨人の星・星飛雄馬の16、もしくはエース・ナンバー18を付けたがるのに、自分が選んだのは、同じV9選手でも “バントの名手” と謳われた名脇役:土井正三の6。どうも当時からマニアックだったんだな…

…というワケで、ここでも当年とって85歳のソウル・レジェンド:スモーキー・ロビンソン。この4月、元気にニュー・アルバム『WHAT THE WORLD NEEDS NOW』を出した。
内容としては、ルイ・アームストロング<What A Wonderful World>、ビル・ウィザース<Lean On Me>、ウィリアム・デヴォーン<Be Thankful For What You’ve Got>、ボブ・マーリー<Three Little Birds>、ザ・ステイプル・シンガーズ<I’ll Take You There>、キャロル・キング<You’ve Got a Friend>、そしてアルバム・タイトルになったジャッキー・デシャンが歌っていたバカラック・ナンバー<What the World Needs Now>など、ポップ/ソウルのクラシックのカヴァー集。更にオリジナルが2曲、テンプテーションズと共演した<Be Kind To The Growing Mind>を86年作『 SMOKE SIGNALS』から、<Food For Thought>を81年のヒット作『BEING WITH YOU』から再収録している。
作り自体はあまりバジェットを注ぎ込まず、アレンジもシンプルなまま、スタジオでチャチャッと録っちゃった感じ。けれど、参加メンバーがポール・ジャクソンJr. (g) コーネリアス・ミムズ (b), トレヴァー・ローレンス Jr.(ds) といった手練れたちなので、演奏はまったく危なげない。そして入れるべきトコロではストリングスだの、ゴスペル・クワイアだのを起用して、さりげなくリッチに演出する。全体としてはサラッと仕上げで、それが逆にスモーキーのワン&オンリーの歌声を引き立てるのだ。何でも豪華で緻密なら良い、のではなく、引きの美学を上手に使うこと。これが一番大事なモノをシッカリとアピールする重要なポイントだな。
《amazon》
《Tower Records はココから》
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内容としては、ルイ・アームストロング<What A Wonderful World>、ビル・ウィザース<Lean On Me>、ウィリアム・デヴォーン<Be Thankful For What You’ve Got>、ボブ・マーリー<Three Little Birds>、ザ・ステイプル・シンガーズ<I’ll Take You There>、キャロル・キング<You’ve Got a Friend>、そしてアルバム・タイトルになったジャッキー・デシャンが歌っていたバカラック・ナンバー<What the World Needs Now>など、ポップ/ソウルのクラシックのカヴァー集。更にオリジナルが2曲、テンプテーションズと共演した<Be Kind To The Growing Mind>を86年作『 SMOKE SIGNALS』から、<Food For Thought>を81年のヒット作『BEING WITH YOU』から再収録している。
作り自体はあまりバジェットを注ぎ込まず、アレンジもシンプルなまま、スタジオでチャチャッと録っちゃった感じ。けれど、参加メンバーがポール・ジャクソンJr. (g) コーネリアス・ミムズ (b), トレヴァー・ローレンス Jr.(ds) といった手練れたちなので、演奏はまったく危なげない。そして入れるべきトコロではストリングスだの、ゴスペル・クワイアだのを起用して、さりげなくリッチに演出する。全体としてはサラッと仕上げで、それが逆にスモーキーのワン&オンリーの歌声を引き立てるのだ。何でも豪華で緻密なら良い、のではなく、引きの美学を上手に使うこと。これが一番大事なモノをシッカリとアピールする重要なポイントだな。
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