
山下達郎バンドで活躍するサックス:宮里陽太とドラム:小笠原拓海が手を組んだユニット、Sound Box のライヴ『TOUR 2025 〜Plugged Edition〜』を目黒Blues Alley Japanで。ギタリスト/プロデューサー/達郎バンドのお仲間である鳥山雄司さんから直々にお誘い頂いたのだけれど、行ってみたら、同じテーブルに鳥山さんのPYRAMIDでのパートナーである神保彰さん、T-SQUARE 事務所の青木社長がご同席。そして隣のテーブルに難波弘之さん御一行。ほぼ面識のある方ばかりながら、ライヴを観る前から緊張を強いられる状況でありました

この”SOUND BOX“ というプロジェクトは、コロナ禍にスタートした動画配信プログラムが母体で、60分のセッションで1曲作るというコンセプトから始まった。地方では2人だけで minimum edition としてライヴを行なっているそうだが、ミュージシャン仲間がたくさんいる東京では、無敵のバンド・スタイル。昨年リリースしたアルバム『WALKIN'』にも参加している外園一馬(g)、それに真船勝博(b)、Gakushi (kyd) を迎え、とても興味深いパフォーマンスを聴かせてくれた。
1stセットは1曲 顔見せで披露した後、早速曲作りにトライ。受付に置いたアンケート・ボックスで曲調や演奏スタイルのリクエストを募り、それをくじ引きのように拾い上げて、テーマが決まる。今回はSound Box初参加のGakushiがクジ?を引き、夏に聴きたいサックス・メインの楽曲が課せられた。そして早速ラップタイマー、スイッチ・オン。
まずはドラムのビートに合わせてジャムのように演奏が始まり、ゆるゆるとリフのコード進行やメロディが形成されていく。キメの部分が入ってくると、「これはBメロに…」などとセクションの入れ替えもアリ。「ココはXXXXみたいなリズム・パターンはどう?」などと、アイディアも飛び出す。オーディエンスの目前でライヴで作曲していくパフォーマンスは、以前、冨田ラボのモノを観たことがあるが、冨田ラボは富田恵一の一人舞台。SOUND BOXの場合は、ステージ上の5人がそれぞれの出方を窺いながら楽器を弾いたり、意見交換していくから、余計に面白い。バンドであっても、曲作りは単独か少人数が当たり前。だからメンバー間の手探り、演奏の抜き差し加減は滅多に観られない。それがめっぽうスリリングで興味深かった。そして残り時間1分ちょっとで、ひとまずカタチに。作品と呼ぶには、まだまだ原型レヴェルだけれど、これがまたスタジオに入って細い部分が整えられ、スタジオ・テイクとして完成していくのだろう。
インターミッションを挟んでの2ndセットは、アルバム曲を中心に。でも既成のナンバーということで、メンバーも程よくリラックスしていた様子で、プレイにはシッカリと熱が籠って…。普段はサポート・ワークでカッチリした歌モノを演っている面々だけれど、ココではフュージョンというより、もう少し自由度の高いコンテンポラリー・ジャズのタッチ。パット・メセニー的エレメントも含まれていたかな。上手いのはいうまでもないけど、テクニックより、楽曲のスケール感を描き出すようなプレイが心地良かった。リリースはアナログのみだけれど、これは早々に入手せんと…。
それにしても、こんなに緊張したライヴ鑑賞はそうそうナイわぁ…

同じテーブルの面々(鳥山さんのポストより)
《amazon》
《Tower Recordsはココから》
1stセットは1曲 顔見せで披露した後、早速曲作りにトライ。受付に置いたアンケート・ボックスで曲調や演奏スタイルのリクエストを募り、それをくじ引きのように拾い上げて、テーマが決まる。今回はSound Box初参加のGakushiがクジ?を引き、夏に聴きたいサックス・メインの楽曲が課せられた。そして早速ラップタイマー、スイッチ・オン。
まずはドラムのビートに合わせてジャムのように演奏が始まり、ゆるゆるとリフのコード進行やメロディが形成されていく。キメの部分が入ってくると、「これはBメロに…」などとセクションの入れ替えもアリ。「ココはXXXXみたいなリズム・パターンはどう?」などと、アイディアも飛び出す。オーディエンスの目前でライヴで作曲していくパフォーマンスは、以前、冨田ラボのモノを観たことがあるが、冨田ラボは富田恵一の一人舞台。SOUND BOXの場合は、ステージ上の5人がそれぞれの出方を窺いながら楽器を弾いたり、意見交換していくから、余計に面白い。バンドであっても、曲作りは単独か少人数が当たり前。だからメンバー間の手探り、演奏の抜き差し加減は滅多に観られない。それがめっぽうスリリングで興味深かった。そして残り時間1分ちょっとで、ひとまずカタチに。作品と呼ぶには、まだまだ原型レヴェルだけれど、これがまたスタジオに入って細い部分が整えられ、スタジオ・テイクとして完成していくのだろう。
インターミッションを挟んでの2ndセットは、アルバム曲を中心に。でも既成のナンバーということで、メンバーも程よくリラックスしていた様子で、プレイにはシッカリと熱が籠って…。普段はサポート・ワークでカッチリした歌モノを演っている面々だけれど、ココではフュージョンというより、もう少し自由度の高いコンテンポラリー・ジャズのタッチ。パット・メセニー的エレメントも含まれていたかな。上手いのはいうまでもないけど、テクニックより、楽曲のスケール感を描き出すようなプレイが心地良かった。リリースはアナログのみだけれど、これは早々に入手せんと…。
それにしても、こんなに緊張したライヴ鑑賞はそうそうナイわぁ…


同じテーブルの面々(鳥山さんのポストより)
《amazon》
SOUND BOX (Yota Miyazato×Takumi Ogasawara)
ワーナーミュージック・ジャパン
2024-07-10
青木社長!
お元気でした?
LINEしてみようかな(笑)