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既報の通り、ブライアン・ウィルソンが死去した。享年82。今朝午前2時少し前、寝る前にネットをチェックしたところ、第一報が入ったばかりのタイミングで…。「エ〜ッ、スライに続いてブライアンもか…」と思いつつ検索したが、まだ海外のニュース・サイトでも詳細分からず。すると間もなくamassに情報がアップされたので、SNSにリンクを貼って、とりあえず就寝。朝になったら、もうそれ一色で…。ショッキングだったけれど、最近はあまりヨロシクない情報も耳にしていたので、驚きはなかった。それにしても、ここのところ、悲報ばかりが続きますね…

今でこそカリスマ的存在感を放つブライアン・ウィルソンだけれど、スライと同じで、自分が洋楽に興味を持つようになった70年代後半、ビーチ・ボーイズは完全に低迷していた時期で、アルバムを出しても過去のグループとして扱われていた。88年に<kokomo>のヒットがあったけれど、サントラ絡みの新曲だったので、自分的には単発リヴァイヴァル・ヒットに近い感覚。

だから、それから数年経ってから、渋谷系の流れでビーチ・ボーイズ再評価が始まったイメージがある。(山下)達郎さんとか萩原健太さんとか、自分より少し上の世代の、ビーチ・ボーイズの良き時代をオンタイムで知っている方々は、ずーっと彼らを愛で続けて再評価ブームにも寄与した。けれど自分は、完全にビーチ・ボーイズのポケット世代。充分にオトナになってから、「エッ、ビーチ・ボーイズって、今そんなになってんのォ〜」と、再評価の動きに驚かされた感じ。実際はCD化以降のリスナーなのだ。それもあってか、『PET SOUNDS』がビートルズの代表作より高く評価されるようになると、ちょっと腑に落ちない感覚が拭えなかったりする。

…とはいえ、ブライアンのソロとして『SMILE』が出れば結構聴いたし、アル・ジャーディンとかと作った『NO PIER PRESSURE』とか、かなり好きだったな。マリン・スタジアムでビーチ・ボーイズ50周年記念ツアーを見たのは、もう13年も前の2012年。ブライアンのソロ公演を観たのは、ゼロ年代半ばだったか。そういやビーチ・ボーイズ公演のオープング・アクトは売れる前の星野源の弾き語りだった…。

Rest in Peace...