
急に訪れた猛暑と締切ラッシュに、身も心もお疲れ気味の昨今。こういう時は、クタッと癒し系の音楽に浸るより、こんな熱いのを聴いて、パワーを注入した方が良い。…というワケで、今ではニューオーリンズを代表するピアノ奏者/アーティストになっているジョン・クリアリー、この4月にリリースされたばかりの最新作『THE BYWATER SESSIONS』を。ニューオーリンズ・ファンクって、自分的には普段はあまり聴かない音楽だけれど、アラン・トゥーサンやドクター・ジョンだったり、ミーターズやネヴィル・ブラザーズだったり、あるいはリトル・フィート、細野晴臣だったり、そう縁遠いワケでもない。専門的に掘ってはいなくても、時々ボーダーライン上に姿を現わし、チョイと手を出してみるとなかなか面白い、というパターン。でも不用意に接すると、ズルズル引きずり込まれちゃうカモよ、というアブナさもあって…

このジョン・クリアリーのニュー・アルバムは、実に7年ぶりとか。ピーター・バラカンさんのLive Magicとかで頻繁に来日していたので、そんなにアルバムが出てなかったとは思わなかった。この人がロンドン出身の英国人だと知った時は驚いたけど、ボニー・レイットのバンドに参加したり、ジョン・スコフィールドと共演したりと、他流試合にも積極的なのが面白く、門外漢の自分でさえ興味をソソられるミュージシャンなのだ。
とにかく全編ダンサブルで、ホーン・セクション鳴りっぱなし。ジョンのブギウギ・ピアノを大フィーチャーしている曲もたくさんあって、メチャ楽しい。AORやシティポップを聴くと、どうしてもお仕事モードになっちゃうが、こういうのは純粋に聴ける。そもそも、本来はシラフで真面目に聴いちゃイケないタイプの音楽だよな。
自分がニューオーリンズを訪れたのは、もう10年以上前の2014年。音楽フェスが目的だったけど、観に行ったのは、ボーダーレスに幅広いアーティストが出演するニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァルではなく、ソウル/R&Bアクトばかり集まるエッセンス・フェスの方。会場のメルセデスベンツ・スーパードーム(現シーザーズ・スーパードーム)に集まったオーディエンスの9割以上が黒人、たまに見かけるのは日本人で、白人ほぼゼロという凄まじいフェスだった。3日間でプリンス、ナイル・ロジャース&シック、ライオネル・リッチー、チャーリー・ウィルソン、メアリー・J ・ブライジとか観たな。観光はほとんど行けなかったけど、フレンチ・クォーターとかバーボン・ストリートを散策して、本場のガンボやケイジャン風ボイルド・クローフィッシュ(=ザリガニ)を腹一杯まで喰いまくった。あぁ、元気なうちにもう一回行きたいものよ。
ちなみに日本盤のみ、ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェス2024のライヴ音源3曲をボーナス収録しています。
《amazon》
《Tower Records はココから》
《amazon》
《Tower Records はココから》
とにかく全編ダンサブルで、ホーン・セクション鳴りっぱなし。ジョンのブギウギ・ピアノを大フィーチャーしている曲もたくさんあって、メチャ楽しい。AORやシティポップを聴くと、どうしてもお仕事モードになっちゃうが、こういうのは純粋に聴ける。そもそも、本来はシラフで真面目に聴いちゃイケないタイプの音楽だよな。
自分がニューオーリンズを訪れたのは、もう10年以上前の2014年。音楽フェスが目的だったけど、観に行ったのは、ボーダーレスに幅広いアーティストが出演するニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァルではなく、ソウル/R&Bアクトばかり集まるエッセンス・フェスの方。会場のメルセデスベンツ・スーパードーム(現シーザーズ・スーパードーム)に集まったオーディエンスの9割以上が黒人、たまに見かけるのは日本人で、白人ほぼゼロという凄まじいフェスだった。3日間でプリンス、ナイル・ロジャース&シック、ライオネル・リッチー、チャーリー・ウィルソン、メアリー・J ・ブライジとか観たな。観光はほとんど行けなかったけど、フレンチ・クォーターとかバーボン・ストリートを散策して、本場のガンボやケイジャン風ボイルド・クローフィッシュ(=ザリガニ)を腹一杯まで喰いまくった。あぁ、元気なうちにもう一回行きたいものよ。
ちなみに日本盤のみ、ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェス2024のライヴ音源3曲をボーナス収録しています。
《amazon》
《amazon》