
光と翳りが背中合わせのサウンド・メイクと、
ほんのり湿度をまとった空気感。
ただ爽快なだけではない、
あの頃のカリフォルニア・スタイルの深みを伝えてくれる
本格的なアダルト・ミュージックをココに凝縮。
【Light Mellow Searches】からご紹介するこのウッドビーズは、ドイツの映画音楽の作曲家リッチー・シュターリンガーのバンド・プロジェクト。スティーリー・ダンの緻密さ、マイケル・マクドナルドのソウルネス、ペイジスのジャジーな洗練、それらを現代的な感性で再構築し、80年代初頭のL.A.サウンドを髣髴とさせる黄金のハーモニー、深みのあるグルーヴを蘇らせる。
リッチーが初めて取り組んだAOR系作品は、22年に配信リリースした5曲入りEP『VOLUME 1』。ウッドビーズの名前を使っているのも、この時から。“もしかして…?”と思った方も多いと思うが、その通り、この名はスクリッティ・ポリッティの曲名から来ている。
「とても尊敬していて、よく聴いていたバンドです。“would-be(s)[なるかもしれない人]”の上手い言葉遊びでもありますね」
AOR〜ヨット・ロックにしてはアートしすぎているジャケット、そして『PONY LOVE』というタイトルも、ちょっと謎。でもタイトルに深い意味はなく、一種のヒラメキとか。ジャケットはクレア・ウフという画家の作品だが、起用のキッカケは彼の家の近所の小さなギャラリーで個展を開いていたコトらしい。
「音楽の官能性や感情を表現しています。音楽そのもの以上、と言えるかもしれません。何れにせよ、ありきたりの退屈なヨット・ロックのジャケットには絶対にしたくなかったんです!」
ちょっとストレンジなアートワークではあるが、ありきたりを嫌う気持ちは理解できる。シティポップで言えば、鈴木◯人や永◯博のイラストはとても素敵なんだけど、露出が多過ぎてもうイイでしょう、最近増えてるアニメ・ジャケも返って没個性的、というコトだ。
ルーツはビートルズ。しかも『RUBBER SOUL』と『REVOLVER』が愛聴盤とか。影響を受けたアーティストは、
「スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、アース・ウインド&ファイアー、ハービー・ハンコック、ビル・エヴァンス、キース・ジャレット、ブラッド・メルドー、ですかね。それから70年代後半から80年代初頭のL.A.産レコードで演奏していたデヴィッド・フォスター、マイケル・オマーティアン、そしてラリー・ウィリアムズ。アレンジャーではクラウス・オガーマン、ヴィンス・メンドーサ、そしてもちろんバート・バカラック」
アルバムの参加ミュージシャンは若手ばかりで、その多くが彼の教え子、元・教え子だそうだ。2人いるリード・シンガーの一方は偽名で、実はカニエ・ウェストの近作に参加し、L.A.でキャリアを追求しているそうだから興味深い。リッチー自身、ウッドビーズは発展途上と認めているものの、現場キャリアが豊富なヒトだけに、これからが楽しみ。ドイツ発信らしく、ただ能天気なヨット・ロックとは一線を画す本格派でもある。
なお日本盤には『VOLUME ONE』からボーナス・トラック2曲を追加しています。
《amazon》
《Tower Records はココから》
リッチーが初めて取り組んだAOR系作品は、22年に配信リリースした5曲入りEP『VOLUME 1』。ウッドビーズの名前を使っているのも、この時から。“もしかして…?”と思った方も多いと思うが、その通り、この名はスクリッティ・ポリッティの曲名から来ている。
「とても尊敬していて、よく聴いていたバンドです。“would-be(s)[なるかもしれない人]”の上手い言葉遊びでもありますね」
AOR〜ヨット・ロックにしてはアートしすぎているジャケット、そして『PONY LOVE』というタイトルも、ちょっと謎。でもタイトルに深い意味はなく、一種のヒラメキとか。ジャケットはクレア・ウフという画家の作品だが、起用のキッカケは彼の家の近所の小さなギャラリーで個展を開いていたコトらしい。
「音楽の官能性や感情を表現しています。音楽そのもの以上、と言えるかもしれません。何れにせよ、ありきたりの退屈なヨット・ロックのジャケットには絶対にしたくなかったんです!」
ちょっとストレンジなアートワークではあるが、ありきたりを嫌う気持ちは理解できる。シティポップで言えば、鈴木◯人や永◯博のイラストはとても素敵なんだけど、露出が多過ぎてもうイイでしょう、最近増えてるアニメ・ジャケも返って没個性的、というコトだ。
ルーツはビートルズ。しかも『RUBBER SOUL』と『REVOLVER』が愛聴盤とか。影響を受けたアーティストは、
「スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、アース・ウインド&ファイアー、ハービー・ハンコック、ビル・エヴァンス、キース・ジャレット、ブラッド・メルドー、ですかね。それから70年代後半から80年代初頭のL.A.産レコードで演奏していたデヴィッド・フォスター、マイケル・オマーティアン、そしてラリー・ウィリアムズ。アレンジャーではクラウス・オガーマン、ヴィンス・メンドーサ、そしてもちろんバート・バカラック」
アルバムの参加ミュージシャンは若手ばかりで、その多くが彼の教え子、元・教え子だそうだ。2人いるリード・シンガーの一方は偽名で、実はカニエ・ウェストの近作に参加し、L.A.でキャリアを追求しているそうだから興味深い。リッチー自身、ウッドビーズは発展途上と認めているものの、現場キャリアが豊富なヒトだけに、これからが楽しみ。ドイツ発信らしく、ただ能天気なヨット・ロックとは一線を画す本格派でもある。
なお日本盤には『VOLUME ONE』からボーナス・トラック2曲を追加しています。
《amazon》















































でもそれがジャケットになると、最近はタイトル文字がないと、どのジャンルだがわかりにくくなってきました。
逆にいえば、個性的なのに汎用性・普遍性に富むということでしょうか。
そういった意味では、クロスオーバーシティのイラストはナイスチョイス!
(今回のポニーラブから離れたコメントになってしまいました。。。)