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訃報です。スーパートランプのオリジナル・メンバー、リック・デイヴィス(Rick Davies)が6日、米国ニューヨーク州ロング・アイランドで死去。シンガー/キーボード、メイン・ソングライターの一人で、相方だったロジャー・ホジソン脱退後もグループを支え、唯一の創設メンバーとして活動していた。2015年に多発性骨髄腫と診断されたが、22年までバンドを継続した。享年81。

リチャード・デイヴィスは1944年、英国ウィルトシャー州スウィンドン生まれ。8歳の時に聴いた伝説的ドラマー:ジーン・クルーパの演奏に衝撃を受け、音楽に開眼。いつしかキーボードに転向し、1962年、スウィンドン・カレッジ美術学部在学中に自身のバンドを結成。リック・ブルースと名付けられたこのバンドには、ギルバート・オサリバンが一時ドラムで参加していたという。その後、父親の病気のため、大学を中退して工場に就職するが、音楽が忘れられず、やがてバンド活動を再開。69年にメロディー・メーカー誌にメンバー募集広告を掲載し、オーディションに来たロジャー・ホジソンと意気投合。一緒に曲を書き始め、70年からスーパートランプを名乗るようになった。

70年にA&Mからデビュー。アルバム毎に2人以外のメンバーが入れ替わったが、それが落ち着いた74年の3作目『CRIME OF THE CENTURY』が成功。77年頃から拠点を米国へ移し、79年作『BREAKFAST IN AMERICA』で世界的ブレイクを迎えた。しかし83年頃、音楽的方向性の違いからデイヴィスとホジソンの関係が悪化し、ロイヤリティなどの問題に発展して、ホジソンが脱退。その後80年代終盤まで、デイヴィス主導で活動を継続した。

97年、デイヴィスのソロ制作が発展する形で再結成。ツアー中心に活動するも、15年のデイヴィス発病で活動停止を余儀なくされた。それでも、テン年代終盤には病気を克服。リッキー・アンド・ザ・ロケッツ名義でマイペースに活動を行ない、コロナ後の22年にもライヴを披露したらしい。今年に入って、『BREAKFAST IN AMERICA』が世界的ヒット中だった79年パリ公演のライヴ映像が発売。あれが有終の美だったのか…

Rest in Peace...

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スーパートランプ
ユニバーサルミュージック
2025-02-28