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1967年の2ndアルバム『DAYS OF FUTURE PAST』からムーディ・ブルースのベース/シンガーとして活躍してきたジョン・ロッジが、10日に急死した。享年82。死因は発表されていないが、予期せぬ突然死だったらしい。

ロッジは1943年、英国バーミンガムのアーディントン近郊生まれ。バディ・ホリーやジェリー・リー・ルイスに憧れ、ミュージシャンを志した。グループの創設メンバーであるレイ・トーマスとは、14歳の頃からの知り合い。67年にムーディー・ブルース加入してからは、ソングライターとしても活躍した。

いち早くメロトロンを導入するなど、世間的にはプログレッシヴ・ロックのバンドとして知られる彼らだが、その音楽性は叙情的かつポップ寄り。演奏力や構成美で勝負するのではなく、あくまで楽曲の魅力とヴォーカルを聴かせるのが特徴。特にゼロ年代以降は、その傾向が強かった。

既にオリジナル・メンバー全員が鬼籍に入っており、テン年代半ば以降は、ロッジのソロ活動がグループの音楽性を引き継ぐ形に。しかしそのロッジの死で、全盛期の生き残りは2代目ギタリスト/シンガーのジャスティン・ヘイワードただ一人となってしまった。個人的には、それほど思い入れが強かったワケじゃなかったが、『童夢(Every Good Boy Deserves Favour)』とかは高校時代によく聴いた覚えが…。元イエスのパトリック・モラーツが在籍したり、近年はAOR方面で知られるポール・ブリスがずーっとサポート・メンバー(kyd,cho) としてツアーに帯同していた。悲しいなぁ…

Rest in Peace...