Light Mellow on the web ～ turntable diary ～ : ■ 川島重行さんを偲ぶ会＠赤坂MZS

ランチタイムにクローズドな集まりに参加。日本のフュージョン・シーンを先導し、キング・レコード傘下のElectric BirdやPaddle Wheelをコントロールしたことで有名なプロデューサー：川島重行氏。今年１月に亡くなった氏を偲ぶ会＠赤坂MZS にお声を掛けていただき、列席させていただいた。

実を言うと、自分は生前の川島さんとの面識はなかった。周りは当然ご遺族やご友人、ミュージシャンの面々に、もちろんキング・レコードや退職後に立ち上げた旧スイート・ベイジルのスタッフの皆さんなど、関係者の方々。なので、そうした内輪の会に出席するのは僭越と考え、遠慮したい旨を伝えたが、主催の方から「紹介したい人がいるので是非」とお誘いいただき…。元々お声掛け頂いたのは、キングのアーカイブ・プロジェクトSound Fujiのウェブサイトで、Electric Birdについて語っていたから（with クニモンド瀧口 /RYUSENKEI）

前半は川島氏の生前のエピソードと、出席者のお歴々からのコメント。その皆さんのお話の端々から、氏の人格者ぶりがジワジワ伝わってくる。そして後半は、今回の主賓で、氏を「カワちゃん」と呼ぶなど、極めて親しい関係にあったデヴィッド・マシューズ (pf) を中心にしたライヴ・セッション。Electric Birdの所属アーティストだった増尾好秋 (g)、本多俊之 (sax)、そして沢井原兒 (sax）らもステージに上がり、＜Autmn Leaves＞＜Stella by Starlight＞、そしてアンコールで＜Over The Rainbow＞と、マシューズ率いるマンハッタン・ジャズ・クインテットの定番曲を披露した。沢井さんと同じテーブルだった筆者は、当時のことだけでなく、沢井さんがプロデューサーとして関わった間宮貴子のシティポップ名盤について、いろいろお話を。川島氏には直接関係なかったんだけどね…