
初期ジェネシスの代表作にも数えられる、74年の2枚組大作『眩惑のブロードウェイ (THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY)』の50周年スーパー・デラックス・エディション4CD+BluRayが、発売延期を繰り返したのち、ようやくリリース。国内プレスはなく、輸入盤に帯・解説を付た国内仕様盤が日本盤として限定発売されると知り、そそくさと予約していたのだが、まさか半年(?)も待たされるとは…。ま、トニー・バンクスに加え、ピーター・ゲイブリエルまでが深く関わることになって、制作自体が遅れたようだから、致し方ないのだが…。実のところ、このボックスが出ると知って、ほとんど反射的にポチってしまったのだが、蓋を開けてみたら、少し冷静に考えればよかったかな?、というビミョ〜なシロモノで。
まず5枚組の中身を整理しておくと…
disc 1-2 オリジナル・アルバム 2025年リマスター
disc 3-4 Live from The Shrine Auditorium Los Angels 1974.1.24 2025年リマスター
Blu-ray オリジナル・アルバム Dolby Atmos Mix / ハイレゾ・ミックス
…と、50周年スーパー・デラックス・ボックスらしく、一見充実している。ところが、現物を手にして、落ち着いて自分の手元にあったモノと比べてみたところ、本当に買い直す価値があったのは、disc 3-4『THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY』ツアーのライヴ録音のアンコール部分2曲、<Watcher of the Skies>と<The Musical Box>だけだった、というのが判明し…。
何故なら、この日のThe Shrine Auditorium公演の模様、実はコレ、98年にリリースされた『GENESIS ARCHIVE 1967-75』に、アンコールを除いた本編が丸ごと収録されていたのだ。今回はリマスターとは言え、う〜、やっちまったぁ〜
感が強い。
そもそも『眩惑のブロードウェイ』に関しちゃ、オリジナルのアナログに加え、昔のCD、5.1chサラウンド・ミックス入りの前期ボックス、SHM-CD/紙ジャケ、とアレコレ取り揃えてある。だからドルビー・アトモスのシステムがない我が家では、今回のBlu-rayは無用だった。しかもdisc 1-2のオリジナル・リマスターも、ちょいと聴いた感じ、前回の08年リマスターからの大きな音質向上は感じられなかった。
でも、それじゃあまるで無駄な買い物だったか、というと、そうでもなく…。今回、オリジナル・マスターから新たにミックスされたDolby Atmos Mix は、5.1chシステムで聴いても、以前のサラウンドよりも大胆なミックスが施されていて、ホントに音がグルグル回るような箇所が何度か出てくる。メロトロンのサウンドなど、相応に古臭さが目立つ面はあるけれど、そこはサスガに50周年モノ、致し方ない。これ、ホントにDolby Atmosで聴いたら、もっとスゴイんだろうな、と想像を逞しくさせる音だった。
また久々に聴いたライヴ・ヴァージョンの『THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY』にも、新たな発見がチラホラあって。実を言えばこのアルバム、筆者的には、ピーター・ゲイブリエルの才気がトゥ・マッチに感じられて、あんまし好きじゃないのヨ
実際そこに他のメンバーとの乖離が生まれたことが、ピーター脱退に発展していく要因になったワケだし。でもライヴだと、装飾過剰な部分が削ぎ落とされて、結果的にスタジオ盤より聴きやすくなっている。コアなジェネシス・ファンには文句言われそうだけど、ピーター在籍期より4人時代のジェネシスに愛着を感じてしまう自分としては、それが素直な感想なのだな。
…というワケで、結局『眩惑のブロードウェイ』を聴くときは、多分このボックスのDolby Atmos Mixが自分のデフォルトになりそう、というオチで。
ついでに、伝説的なヘッドリー・グランジ・セッションの未発表デモ音源3曲が聴けるデジタル・ダウンロード・カード、貴重な写真を多数掲載した全60ページのブックレット、75年ツアー・プログラムのレプリカ、ポスター及びチケットのレプリカなども封入されてます。
《amazon》
《Tower Records はココから》
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disc 1-2 オリジナル・アルバム 2025年リマスター
disc 3-4 Live from The Shrine Auditorium Los Angels 1974.1.24 2025年リマスター
Blu-ray オリジナル・アルバム Dolby Atmos Mix / ハイレゾ・ミックス
…と、50周年スーパー・デラックス・ボックスらしく、一見充実している。ところが、現物を手にして、落ち着いて自分の手元にあったモノと比べてみたところ、本当に買い直す価値があったのは、disc 3-4『THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY』ツアーのライヴ録音のアンコール部分2曲、<Watcher of the Skies>と<The Musical Box>だけだった、というのが判明し…。
何故なら、この日のThe Shrine Auditorium公演の模様、実はコレ、98年にリリースされた『GENESIS ARCHIVE 1967-75』に、アンコールを除いた本編が丸ごと収録されていたのだ。今回はリマスターとは言え、う〜、やっちまったぁ〜
感が強い。そもそも『眩惑のブロードウェイ』に関しちゃ、オリジナルのアナログに加え、昔のCD、5.1chサラウンド・ミックス入りの前期ボックス、SHM-CD/紙ジャケ、とアレコレ取り揃えてある。だからドルビー・アトモスのシステムがない我が家では、今回のBlu-rayは無用だった。しかもdisc 1-2のオリジナル・リマスターも、ちょいと聴いた感じ、前回の08年リマスターからの大きな音質向上は感じられなかった。
でも、それじゃあまるで無駄な買い物だったか、というと、そうでもなく…。今回、オリジナル・マスターから新たにミックスされたDolby Atmos Mix は、5.1chシステムで聴いても、以前のサラウンドよりも大胆なミックスが施されていて、ホントに音がグルグル回るような箇所が何度か出てくる。メロトロンのサウンドなど、相応に古臭さが目立つ面はあるけれど、そこはサスガに50周年モノ、致し方ない。これ、ホントにDolby Atmosで聴いたら、もっとスゴイんだろうな、と想像を逞しくさせる音だった。
また久々に聴いたライヴ・ヴァージョンの『THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY』にも、新たな発見がチラホラあって。実を言えばこのアルバム、筆者的には、ピーター・ゲイブリエルの才気がトゥ・マッチに感じられて、あんまし好きじゃないのヨ
実際そこに他のメンバーとの乖離が生まれたことが、ピーター脱退に発展していく要因になったワケだし。でもライヴだと、装飾過剰な部分が削ぎ落とされて、結果的にスタジオ盤より聴きやすくなっている。コアなジェネシス・ファンには文句言われそうだけど、ピーター在籍期より4人時代のジェネシスに愛着を感じてしまう自分としては、それが素直な感想なのだな。…というワケで、結局『眩惑のブロードウェイ』を聴くときは、多分このボックスのDolby Atmos Mixが自分のデフォルトになりそう、というオチで。
ついでに、伝説的なヘッドリー・グランジ・セッションの未発表デモ音源3曲が聴けるデジタル・ダウンロード・カード、貴重な写真を多数掲載した全60ページのブックレット、75年ツアー・プログラムのレプリカ、ポスター及びチケットのレプリカなども封入されてます。
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GENESIS
RHINO
2025-03-28
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