

スティーヴ・ウィンウッドが英国の権威あるMBE勲章授与式に出席、その時の写真が公式ページで公開された。MBEとはModel Based Enterpriseの略。芸術、科学、慈善活動など様々な分野での功績に対して贈られるイギリス市民勲章で、100年以上の歴史を持つ。音楽ファンにはビートルズの受賞で有名だろう。この6月に発表され、先日その授与式が開催されたそうだ。
そこで超久しぶりに86年のコレ。スティーヴのソロとしては4作目で、チャカ・カーン、ジェームス・テイラー、ジョー・ウォルシュ、ナイル・ロジャース、ダン・ハートマン、ジェームス・イングラムらをゲストに迎え、一気に勝負に出たアルバムだった。それ以前の『ARC OF A DIVER』や『TALKING BACK TO THE NIGHT』も素晴らしかったし、それなりのセールスを上げていたが、一方で一人スタジオに籠ってシコシコ作っている感が強かったから、ようやくココで解放された感覚。ザ・システムのデヴィッド・フランクが、音作りのキー・パーソンと言えるかな。それでいてジョン・ロビンソンらの生ドラムがヴィヴィッドに躍動していたり、スティーヴ十八番のオルガンが活躍していたり、ホーン・セクションが効いてる曲が多かったりして、当時はガンガン聴き倒した。<Higher Love>をはじめ、<Freedom Overspill><The Finer Things>に<Back In The High Life Again>など、好きな曲が多かったし…。それに音のキレも素晴らしかったので、自分が初めてCDプレイヤーを入れた時に、真っ先にCDで買い直した中の一枚でもあった。どちらかというと、当時はCD導入慎重派だったのよ。
また80年代半ばは、AORシーンそのものが消えてなくなった時期であり、AOR好きはブラック・コンテンポラリーと共に、こうしたアダルト・コンテンポラリーで穴を埋めていた時期でもある。今となっては広義のAORに一緒くたにされてしまうが、自分の中ではAORとACにはハッキリした違いがある。エリック・クラプトンやロッド・スチュワート、ロバート・パーマー、フリートウッド・マックあたりもまた然り。もちろん楽曲単位で見れば、どっちとも言えない曲が少なくないんだけど…。
でもこの手の話になると、「ジャンルなんて関係ない。あるのは良い音楽と悪い音楽だけ」なんて宣う方が出てくる。でもそんなのは当たり前のコト。原則中の原則で、それを言ったら話は終わってしまう。逆に言えば、もっともらしいセリフで真剣な論議を回避する愚答だ。それでもジャンルがなくならないのは、ある種の必要悪だから。音楽の魅力を言葉で伝達するための、音楽好き同士の共通言語でありコミュケーション・ツール。多少の齟齬があると知りつつも、これ以上便利なモノがないから、発信する側・宣伝する側が使い倒す。なので、その齟齬の部分について喧々諤々意見を交わすのは、大いに結構だ。だけど不要論はそもそも不毛。その必要性を認めた上で、どうあるべきかを語る方がはるかに建設的だと考える。いま自分が月例開催しているトーク&リスニング・イベント『WHAT'S AOR』も、いわばその一環。いろいろなサウンドのミクスチャー度が高いが故に、そういうトークができるのが、AORの特性でもあるな。
そういや、スティーヴの初期ボックス『ISLAND YEARS』4CDの解説を書かせていただいたことがあるが、あれがもう18年も前だったと気づいて愕然としてしまった…。
《amazon》
《Tower Records はココから》
また80年代半ばは、AORシーンそのものが消えてなくなった時期であり、AOR好きはブラック・コンテンポラリーと共に、こうしたアダルト・コンテンポラリーで穴を埋めていた時期でもある。今となっては広義のAORに一緒くたにされてしまうが、自分の中ではAORとACにはハッキリした違いがある。エリック・クラプトンやロッド・スチュワート、ロバート・パーマー、フリートウッド・マックあたりもまた然り。もちろん楽曲単位で見れば、どっちとも言えない曲が少なくないんだけど…。
でもこの手の話になると、「ジャンルなんて関係ない。あるのは良い音楽と悪い音楽だけ」なんて宣う方が出てくる。でもそんなのは当たり前のコト。原則中の原則で、それを言ったら話は終わってしまう。逆に言えば、もっともらしいセリフで真剣な論議を回避する愚答だ。それでもジャンルがなくならないのは、ある種の必要悪だから。音楽の魅力を言葉で伝達するための、音楽好き同士の共通言語でありコミュケーション・ツール。多少の齟齬があると知りつつも、これ以上便利なモノがないから、発信する側・宣伝する側が使い倒す。なので、その齟齬の部分について喧々諤々意見を交わすのは、大いに結構だ。だけど不要論はそもそも不毛。その必要性を認めた上で、どうあるべきかを語る方がはるかに建設的だと考える。いま自分が月例開催しているトーク&リスニング・イベント『WHAT'S AOR』も、いわばその一環。いろいろなサウンドのミクスチャー度が高いが故に、そういうトークができるのが、AORの特性でもあるな。
そういや、スティーヴの初期ボックス『ISLAND YEARS』4CDの解説を書かせていただいたことがあるが、あれがもう18年も前だったと気づいて愕然としてしまった…。
《amazon》





































