









朝イチ訃報が続きます。今度は国内から。国際的ベース・プレイヤーの山内テツさん。フリーでは再集結に参加しなかったアンディ・フレイザーの後任として、フェイセズでは脱退したロニー・レインの後釜として。言わばスーパーサブのような立場だったけれど、70年代初頭のワールドワイドなロック・シーンに於いて、日本人のミュージシャンが著名バンドに参加して活躍するというのは、相当びっくりする出来事だった。
山内テツ(本名:山内哲夫)は1946年、福岡生まれ。68年にマイク真木のバンドに加入して本格的なプロ活動を始め、ミッキー・カーチス&サムライのメンバーとして海外公演を経験した。71年4月、初来日したフリーのメンバーと知り合って意気投合し渡英。間もなくフリーは解散し、メンバーのポール・コゾフ、サイモン・カークらと『KOSSOFF KIRK TETSU & RABBIT』(72年)を発表した。それからすぐ、麻薬中毒に苦しむコゾフを救済すべくフリーが再結成。不参加となったアンディ・フレイザーの代わりにテツが参加し、72年10月、エマーソン・レイク&パーマーとのジョイント・コンサートのために凱旋。東京:後楽園球場、阪神甲子園球場でフロント・アクトを務めた。翌年には、フリーとしての最終作『HEARTBREAKER』(73年) を発表。ロック・クラシックとなる<Wishing Well>には、テツも作曲に名を連ねている。
フリーが自然消滅すると、ロニー・レインの後任としてフェイセズに加入。73年10月の全英・全米ツアーを録音したライヴ盤『COAST TO COAST ~ Overture And Beginners(ロッド・スチュワート&フェイセズ=ライヴ)』に参加した。これはテツがフェイセズで参加した唯一のアルバムになっている。年が変わると、作曲でも貢献した新曲<You Can Make Me Dance, Sing Or Anything>が全英12位に。74年2月のフェイセズ来日メンバーとして帰国し、2度目の凱旋ライヴを行なっている。しかしこの頃のフェイセズは、ロッド・スチュワートがソロ活動でも成功したため、契約問題が勃発。このライヴ盤もフェイセズとロッド双方の名前が併記されている。そしてそのまま活動停滞、ロン・ウッドのローリング・ストーンズ加入を機に解散発表に至った。
帰国したテツはマイペースでソロ活動を始め、77年には、ギター:森園勝敏、ドラム:嶋田吉隆、ヴォーカル:桑名晴子&ゲイリー・ホプキンスらを擁する山内テツ&グッド・タイムズ・ロール・バンドを結成し、ゴキゲンなライヴ盤を発表。が、残念ながら散発的な活動に終わっている。その後もクリエイションに参加するなど動向が注目されるも、本格的な活動はせずじまい。
訃報を伝えた和久井光司氏(ミュージシャン/総合音楽家)によれば、近年は、オーナーと懇意にしていた原宿クロコダイルで定期的にパフォーマンスしていたそうだが、先月のライヴは急遽中止。9月に自転車で転倒したのが原因で、寝たきり状態になり、そのまま枯れるように息を引き取ったそうだ。
フェイセズ終焉の頃からロックを聴くようになった自分なので、山内テツのベース・プレイを生で体験したことはない。しかしグッド・タイムズ・ロール・バンドはイベント・ライヴがTV放映されたことがあり、画面に齧り付くように観ていた記憶がある。やっぱり世界を舞台に活躍した人って、さりげない振る舞いにもオーラが感じられたんだよな…。
たまたま先日、1stソロ『TETSU』(72年) がアナログ復刻されたところで、自分もコチラで紹介したばかり。今や、若い日本のバンドがワールドツアーに出て、満員御礼のステージを繰り広げる時代だ。けれど彼らは、何の演出もギミックも派手なライティングもない、ただ演奏と自分たちのアクションだけで、万のオーディエンスを熱狂させることができるのだろうか? それをやってのけるだけの、ソウルやスピリットは持っているのか? 昔ながらの精神論をブチかますつもりは毛頭ないけど、そういうのはやはり先人を見て、ココロで感じ取るモノだと思う。
真っ先に日本を飛び出しての活躍、大変ご苦労様でした。安らかに…
《amazon》
《Tower Recordsはココから》
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フリーが自然消滅すると、ロニー・レインの後任としてフェイセズに加入。73年10月の全英・全米ツアーを録音したライヴ盤『COAST TO COAST ~ Overture And Beginners(ロッド・スチュワート&フェイセズ=ライヴ)』に参加した。これはテツがフェイセズで参加した唯一のアルバムになっている。年が変わると、作曲でも貢献した新曲<You Can Make Me Dance, Sing Or Anything>が全英12位に。74年2月のフェイセズ来日メンバーとして帰国し、2度目の凱旋ライヴを行なっている。しかしこの頃のフェイセズは、ロッド・スチュワートがソロ活動でも成功したため、契約問題が勃発。このライヴ盤もフェイセズとロッド双方の名前が併記されている。そしてそのまま活動停滞、ロン・ウッドのローリング・ストーンズ加入を機に解散発表に至った。
帰国したテツはマイペースでソロ活動を始め、77年には、ギター:森園勝敏、ドラム:嶋田吉隆、ヴォーカル:桑名晴子&ゲイリー・ホプキンスらを擁する山内テツ&グッド・タイムズ・ロール・バンドを結成し、ゴキゲンなライヴ盤を発表。が、残念ながら散発的な活動に終わっている。その後もクリエイションに参加するなど動向が注目されるも、本格的な活動はせずじまい。
訃報を伝えた和久井光司氏(ミュージシャン/総合音楽家)によれば、近年は、オーナーと懇意にしていた原宿クロコダイルで定期的にパフォーマンスしていたそうだが、先月のライヴは急遽中止。9月に自転車で転倒したのが原因で、寝たきり状態になり、そのまま枯れるように息を引き取ったそうだ。
フェイセズ終焉の頃からロックを聴くようになった自分なので、山内テツのベース・プレイを生で体験したことはない。しかしグッド・タイムズ・ロール・バンドはイベント・ライヴがTV放映されたことがあり、画面に齧り付くように観ていた記憶がある。やっぱり世界を舞台に活躍した人って、さりげない振る舞いにもオーラが感じられたんだよな…。
たまたま先日、1stソロ『TETSU』(72年) がアナログ復刻されたところで、自分もコチラで紹介したばかり。今や、若い日本のバンドがワールドツアーに出て、満員御礼のステージを繰り広げる時代だ。けれど彼らは、何の演出もギミックも派手なライティングもない、ただ演奏と自分たちのアクションだけで、万のオーディエンスを熱狂させることができるのだろうか? それをやってのけるだけの、ソウルやスピリットは持っているのか? 昔ながらの精神論をブチかますつもりは毛頭ないけど、そういうのはやはり先人を見て、ココロで感じ取るモノだと思う。
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![TETSU [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/51LRjto5+mL._SL160_.jpg)






































有りがちなんですが、ゲーリー・ムーアのカバーを聴いて買いに走った口です。
「ききょう」は、初CD化の時に買ったんだけど、正直私にはピンと来なくて手放してしまいました。
森園勝敏が、プリズム加入前に短期間在籍していたグッド・タイム・ロール・バンドは後に聴いたのですが、こっちの方はカッコ良かったですね!
動画を検索していたら、2009年のライブハウスでしょうね。山内、森園、嶋田のトリオのライブを見つけました。
森園が脳梗塞になる前の演奏ですね。
ロッドと一緒に演っている動画なんか見ると、今更ながら凄い事ですよね。