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訃報が続くと、準備していたことがなかなか書けなくなるが、今日はコレ、『YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY』。YMOが79年に世界進出した時の、L.A.、ロンドン、パリ、ニューヨークのライヴ記録。夏に出た5CD+Blu-rayのBOXは、既にアンコール・プレスも完売していて入手困難だけれど、その後5公演のライヴ盤がCD / LP で順次発売されていて、来年2月ですべて出揃うことになっている。まだアナウンスはないけれど、いずれは映像も復刻されるのかな? BOXの初回プレスはほとんど予約完売で、「限定販売ヤメロ
」なんて声も出ていたが、これで周囲も静かになるだろう。かくいう自分もアンコール・プレスで手に入れたのだが、真の目的はBlu-rayだったので、それも単独発売となると、チョイと複雑なトコロではあるなぁ…
日本では2作目『SOLID STATE SURVIVOR』が爆発的ヒットになり、一躍テクノ・ブームを巻き起こしたYMO。国内では、細野晴臣、高橋ユキヒロ、坂本龍一によるスーパー・バンド的側面もあったワケだが、海外ではほとんど無名。“世界が熱狂”というには程遠く、8月の初海外公演はチューブスの3ショウに “スペシャル・ゲスト”という名目の前座出演。この模様はNHKのニュースでも取り上げられ、人気の火付け役になった。その前からYMOを聴いていた自分も、その時のオンエアを観た記憶がある。
そして秋に“TRANSATLANTIC TOUR”としてヨーロッパと米国をツアー。そこでの収録が、80年にライヴ・アルバム『PUBLIC PRESSURE』として発売された。が、この時ツアー・メンバーだった渡辺香津美の演奏が、契約の関係でカットされてしまい…。その穴埋めで教授がシンセ・ソロなどをダビングするという、曰く付きのライヴ盤になってしまう。それゆえ、オーディエンスを釘付けにしたという香津美のギターが復活した今リイシューは、YMOファンならずとも待望のパッケージだった。
サウンド的には、細野が監修、世界的エンジニアGoh Hotodaがマルチ・テープから新規ミックス。映像も最新技術でアップコンバートされた。結果、ドラムのキレや低音の厚みが倍増。今ドキの音に生まれ変わり、『BGM』で離れてしまった自分のような薄口リスナーには新発見が少なくない。映像の方も、時代を感じさせるエフェクトに時折苦笑させられつつも、画質自体はクリアになっていて、これまたファン垂涎モノとなっている。
5公演も単独発売あると、どれか1〜2枚を買おうと思っている方は悩んでしまうだろう。微妙に収録曲が違ったり、曲順も違っていたりするので、そこは賢くサブスクを試聴機代わりに使うことをオススメ。グリーク・シアターのライヴは97年に単独発売されたが、その時に復活した香津美のギターは、今回も無事に引き継がれた。でもGoh Hotodaの提案によって、オリジナル・リリースに使われたシンセ・ソロも一緒に反映。この初演ライヴに限らず、当時のYMO唯一と言っていいインプロヴィゼーションとなる香津美のギター弾き倒しは、かなり扇動的で鮮烈だ。
今回のミックスに対して、“フュージョンになっちゃった” というリアクションもあるようだが、それは的外れというか、元に戻っただけの話なので、チョッと違うのではないかと。『BGM』以降のアヴァンギャルドな面しか見てないからそう思うのだろうが、テクノというジャンルが存在しなかった時期に生まれたYMOは、当時はKYLYNやカクトウギ・セッションの延長的にフュージョン(ニュアンス的にはクロスオーヴァーの進化系)に括られていたワケで。メンバーはそのカテゴリーに戸惑ったものの、まったく新しいスタイルが誕生する時というのは、得てしてそういうコトになる。既存枠に収まり切らないから、新ジャンルが派生するのだ。それこそ、バレアリックやアンビエントまで巻き込んでいる今の若い世代のフュージョン感覚においては、逆にYMOをテクノだけに縛り付けることが、彼らの進化のプロセスを見誤ってしまいかねない気がする。
何よりこの時期のYMOは、テクノの底部に蠢いている人力グルーヴのスゴさを見逃すことができない。ジャンルとしてのフュージョンではなく、言葉本来のジャンル・ミックスという意味でのフュージョン。テクノやニュー・ウェイヴとしてステイタスを築いて行く前の、最新テクノロジーやポップスの既成概念と戦いながら前進して行くミュージシャンとしてリアルな姿が、この時期のYMOからはダイレクトに感じられるのである。
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サウンド的には、細野が監修、世界的エンジニアGoh Hotodaがマルチ・テープから新規ミックス。映像も最新技術でアップコンバートされた。結果、ドラムのキレや低音の厚みが倍増。今ドキの音に生まれ変わり、『BGM』で離れてしまった自分のような薄口リスナーには新発見が少なくない。映像の方も、時代を感じさせるエフェクトに時折苦笑させられつつも、画質自体はクリアになっていて、これまたファン垂涎モノとなっている。
5公演も単独発売あると、どれか1〜2枚を買おうと思っている方は悩んでしまうだろう。微妙に収録曲が違ったり、曲順も違っていたりするので、そこは賢くサブスクを試聴機代わりに使うことをオススメ。グリーク・シアターのライヴは97年に単独発売されたが、その時に復活した香津美のギターは、今回も無事に引き継がれた。でもGoh Hotodaの提案によって、オリジナル・リリースに使われたシンセ・ソロも一緒に反映。この初演ライヴに限らず、当時のYMO唯一と言っていいインプロヴィゼーションとなる香津美のギター弾き倒しは、かなり扇動的で鮮烈だ。
今回のミックスに対して、“フュージョンになっちゃった” というリアクションもあるようだが、それは的外れというか、元に戻っただけの話なので、チョッと違うのではないかと。『BGM』以降のアヴァンギャルドな面しか見てないからそう思うのだろうが、テクノというジャンルが存在しなかった時期に生まれたYMOは、当時はKYLYNやカクトウギ・セッションの延長的にフュージョン(ニュアンス的にはクロスオーヴァーの進化系)に括られていたワケで。メンバーはそのカテゴリーに戸惑ったものの、まったく新しいスタイルが誕生する時というのは、得てしてそういうコトになる。既存枠に収まり切らないから、新ジャンルが派生するのだ。それこそ、バレアリックやアンビエントまで巻き込んでいる今の若い世代のフュージョン感覚においては、逆にYMOをテクノだけに縛り付けることが、彼らの進化のプロセスを見誤ってしまいかねない気がする。
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