
TOSHIKI KADOMATSU Performance Close out 2025 & Ring in The New Season @昭和女子大学人見記念講堂 2日目に行ってきた。ステージの内容は、全体的には良かったかな。特にバンドのパフォーマンスは最高潮。角松も声がよく出ていて、元気なようでした。個人的ハイライトは、中盤に歌われた<花瓶>。中山美穂に提供したのが最初だけど、まだ表に出していない、故・小林信吾のオーケストラ・アレンジによるヴァージョンが眠っていたそうで。そのオーケストラ・トラックを利用し、中山美穂・小林信吾両人へのトリビュートとして、崇高な想いと共にジックリ丁寧に歌い上げられた。こういう時の角松は、もうワン&オンリー、唯一無二。充分予想できるベクトルなのに、その予想を120%にして返してくる。だから素晴らしいのだ。でも自分にとって、MILAD楽曲中心に進んだ後半は…
いろいろ書き出すと止まらなくなるのでやめておくけど、近年の角松最大の問題は、ライヴに時間と手間をかけ過ぎて、曲作りや音楽制作を軽視していること。C.U.M.も然りで、あんなモンはこれまでの角松作品と比べたら平均点にも満たない。楽曲の出来が良くない分、経験値がモノをいうアレンジとバンド・メンバーの貢献で、何とか体裁を繕った、そんな印象だ。創作に専念するためだったら、定例のライヴ・スケジュールを多少飛ばしてしまっても、真のファンなら理解してくれるはず。それで良いアルバムができるのなら、みんなが納得する。
かつては、自分の血で曲を書いている、と言われた角松だ。何も凍結前まで戻らずとも、『INCANATIO』とか『PRAYER』とか、比較的新しいところにだって素晴らしい作品は存在する。賛否が分かれた『THE MOMENT』だって一定評価しているし、『東京少年少女』だってアルバム自体は悪くなかった。でもその舞台がコケたところから、道が大きく外れてしまったと感じている。
なのに、精力を傾けるべきMILAD制作時期でさえ、ライヴ・スケジュールはほとんどいつも通りに進めた。夏の新作ツアー、年末ツアー、小編成ツアー、大阪のビッグ・バンド共演、軽井沢Tripod、ブルーノート・バースデイ公演、ビルボード・インスト・ツアー、それに定例ファン・ミーティングのソロ・パフォーマンスなど、一年中ライヴを回している。その上にアルバム制作だなんて、良いモノができる道理がないではないか
それでもココへMILADみたいな壮大な計画を乗せてしまい、脚本や舞台制作に時間を費やし、手慣れた音楽制作は後回し。シンガー・ソングライターが基本であるべきなのに、これはもう音楽作りを舐めている、としか言いようがない。自分がコキおろすのは、MILADそれ自体ではなく、そうした角松の勘違いしたスタンスなのだ。
終演後、人待ちのためロビーに立っていたところ、例年とは比べモノにならないほど、多くの皆さんから声を掛けられた。イヤ、そういえば、駅からの道すがらで立ち寄ったコンビニでも。でも言われることは、異口同音に、
「ブログ、書いてくださいね」「楽しみにしてます!」
「長年の角松ファンだけど、MILADは要らない」「ダンサー邪魔」
「ハッキリ文句を言ってくれるのは、あなただけですから…」
お陰で今年は、本人圧力と思しき言論統制に遭ってしまった。でも自分的には、角松の胸の内も慮っていたりする。おそらく自分に向けて言いたいのは、「音楽ライターである前に古い友達なんだから、ちゃんと応援してくれよ」ってなトコロだろう。でもコチラとしては、古い友達だからこそ、普通の職業ライターでは言えないこと・書けないことを、こうしてハッキリ言葉にしている。反対にただの友達なら、「自分を信じて、好きなことやればイイ」と言ってあげられるかもしれない。けれど自分の立ち位置からは、心の奥に悶々とした気持ちを抱いている多くの角松ファンの姿が見えてしまう。もし誰も何も言わなければ、それを代弁してあげなければ、彼らはやがて、そこから静かに去ってしまうに違いない。そんな分水嶺の際に立っているファンが、思っている以上に多い現状なのだ。
少し前、ある業界の大先輩に言われた。
「アナタのは、愛あるがゆえの苦言でしょ? それが分からず、聞く耳さえ持とうとしない人は、もう先が見えてるよ」
他人の忠告を聞いた上で、実際に自分の活動に反映させていくかどうか、それはまた別の問題で、最終的には本人の選択だ。でもココへ来てのMILAD復活に、「えぇッ、また…」と思った人は少なくないはずで、来年の45周年ライヴに暗い影を落としてしまった。自分の中では、今度の横アリは、それ以降の角松にどう接していくのか、その分岐点になってしまうかも。
《SET LIST》
〜Overture〜
1. I Can Give You My Love
2. I Can’t Stop The Night
3. Domino City
4. Slave Of Media
5. I Can't Ever Change Your Love For Me
6. August Rain
7. 花瓶
8. IZUMO
9. Noa
10. I Wanna Wrap You Up (duet with 亜季緒)
11. Follow Me (duet with 小此木麻里)
12. May Your Dreams Come True
13. Paradise In Your eEyes
14. We’re Dancers
15. After 5 Clush
16. Tokyo Tower
17. 初恋
18. I'll Do My Best
19. Girl In The Box
-- Encore ---
20. TSUYUAKE
21. Go & See My Love
22. Take You To The Sky High
-- More Encore ---
24. 月のように星のように
25. 君にあげる
かつては、自分の血で曲を書いている、と言われた角松だ。何も凍結前まで戻らずとも、『INCANATIO』とか『PRAYER』とか、比較的新しいところにだって素晴らしい作品は存在する。賛否が分かれた『THE MOMENT』だって一定評価しているし、『東京少年少女』だってアルバム自体は悪くなかった。でもその舞台がコケたところから、道が大きく外れてしまったと感じている。
なのに、精力を傾けるべきMILAD制作時期でさえ、ライヴ・スケジュールはほとんどいつも通りに進めた。夏の新作ツアー、年末ツアー、小編成ツアー、大阪のビッグ・バンド共演、軽井沢Tripod、ブルーノート・バースデイ公演、ビルボード・インスト・ツアー、それに定例ファン・ミーティングのソロ・パフォーマンスなど、一年中ライヴを回している。その上にアルバム制作だなんて、良いモノができる道理がないではないか
それでもココへMILADみたいな壮大な計画を乗せてしまい、脚本や舞台制作に時間を費やし、手慣れた音楽制作は後回し。シンガー・ソングライターが基本であるべきなのに、これはもう音楽作りを舐めている、としか言いようがない。自分がコキおろすのは、MILADそれ自体ではなく、そうした角松の勘違いしたスタンスなのだ。終演後、人待ちのためロビーに立っていたところ、例年とは比べモノにならないほど、多くの皆さんから声を掛けられた。イヤ、そういえば、駅からの道すがらで立ち寄ったコンビニでも。でも言われることは、異口同音に、
「ブログ、書いてくださいね」「楽しみにしてます!」
「長年の角松ファンだけど、MILADは要らない」「ダンサー邪魔」
「ハッキリ文句を言ってくれるのは、あなただけですから…」
お陰で今年は、本人圧力と思しき言論統制に遭ってしまった。でも自分的には、角松の胸の内も慮っていたりする。おそらく自分に向けて言いたいのは、「音楽ライターである前に古い友達なんだから、ちゃんと応援してくれよ」ってなトコロだろう。でもコチラとしては、古い友達だからこそ、普通の職業ライターでは言えないこと・書けないことを、こうしてハッキリ言葉にしている。反対にただの友達なら、「自分を信じて、好きなことやればイイ」と言ってあげられるかもしれない。けれど自分の立ち位置からは、心の奥に悶々とした気持ちを抱いている多くの角松ファンの姿が見えてしまう。もし誰も何も言わなければ、それを代弁してあげなければ、彼らはやがて、そこから静かに去ってしまうに違いない。そんな分水嶺の際に立っているファンが、思っている以上に多い現状なのだ。
少し前、ある業界の大先輩に言われた。
「アナタのは、愛あるがゆえの苦言でしょ? それが分からず、聞く耳さえ持とうとしない人は、もう先が見えてるよ」
他人の忠告を聞いた上で、実際に自分の活動に反映させていくかどうか、それはまた別の問題で、最終的には本人の選択だ。でもココへ来てのMILAD復活に、「えぇッ、また…」と思った人は少なくないはずで、来年の45周年ライヴに暗い影を落としてしまった。自分の中では、今度の横アリは、それ以降の角松にどう接していくのか、その分岐点になってしまうかも。
《SET LIST》
〜Overture〜
1. I Can Give You My Love
2. I Can’t Stop The Night
3. Domino City
4. Slave Of Media
5. I Can't Ever Change Your Love For Me
6. August Rain
7. 花瓶
8. IZUMO
9. Noa
10. I Wanna Wrap You Up (duet with 亜季緒)
11. Follow Me (duet with 小此木麻里)
12. May Your Dreams Come True
13. Paradise In Your eEyes
14. We’re Dancers
15. After 5 Clush
16. Tokyo Tower
17. 初恋
18. I'll Do My Best
19. Girl In The Box
-- Encore ---
20. TSUYUAKE
21. Go & See My Love
22. Take You To The Sky High
-- More Encore ---
24. 月のように星のように
25. 君にあげる




































