young gun_live

現在進行形のAOR、欧米でいうヨット・ロックのトップ・バンド、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスのニュー・アルバムが間もなく。前作『PLEASURE』から1年ちょっとなので、イヤに早いな、と思ったら、今度のはライヴ・アルバムで。『PLEASURE』を引っ提げて行われた昨年のスプリング・ツアーから、L.A.の老舗ライヴ・ハウス:トルバドールでの3曲、彼らが一番人気を誇るオランダはアムステルダムのライヴ・ハウス:パラディソでの7曲を収録している。

メンバーはアンディ・プラット(vo,kyd)とショーン・リー(g.cho)の2人に、8年前のジャパン・ツアーに同行していたエイドリアン・ミーハン(ds)、そしてベースのポール・ハウスデンの4人。これに現地調達のホーン・セクションを付けるのが、現在のYGSFスタイル。そう書いといて、「そっかー、あの日本公演から8年近くも経っちゃうのかぁ〜」っと遠い目に。あの時は2枚目『AM WAVES』が出た後で、アンディ目当てのママズ・ガンからのファンが多い感じがあったけれど、あれから彼らの浸透度も結構上がってきた。なのに、何故かなかなか日本へは呼んでもらえない。当時からオランダでの人気は高かったけれど、今ではそれなりの差がついてしまった気がするなぁ…。しかも完全に後追いのUSにせ、遅れを取り始めているような…

実際このライヴ盤を聴いても、その熱気はかなりのモノ。多少盛っている可能性はあるものの、デビュー時からの人気曲<You Can Feel It>では、アコギ2本だけでオーディエンスと一緒に大合唱。その盛り上がりに感動したり、逆に置いてけぼりを喰ってしまった日本の状況を恨めしく思ったり…。

でもこのライヴを聴いて、彼らの成長ぶりも明らかに。8年前の記憶では、アンディの歌ヂカラでバンドと客席をグイグイ引っ張っていた印象だった。その構図はココでも基本的に変わらないものの、バンドがライヴを重ねてすごく練れてきた感じだし、アンディ自身も心地良さそうにバンド・アンサンブルに乗っていると感じる。<Long Way Back>の歌い上げなんて、マジ、スゴイよ

でも元々の楽曲が魅力的な連中だし、コーラスも売りのひとつ。楽器のパフォーマンス云々じゃないから、バンドの一体感はとても重要だ。だからショーンのもアンディも、そろそろライヴ盤を出すのに良いタイミングだと考えたのだろう。

収録された10曲中7曲は、最初の2作『WEST END COAST』『AM WAVE』から。特に2枚目はお気に入りのようで、なんと5曲がココからで。最新作『PLEASURE』からは2曲だけと意外に少ないけれど、これはリリースから日が浅いからライヴ盤に入れなかっただけで、実際のステージではもっとたくさん演っているのだろう。

何れにせよ、少しでも早く、2度目のジャパン・ツアーを実現させて欲しいところ。だからそれまではコレを聴きながら、じっとじっとガマンの子 ってか、逆にライヴへの渇望が煽られちゃうじゃないのよォぉ〜

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