pinkcoco

今日は久々のライヴ・ダブル・ヘッダー。お誘いいただいたモノがたまたま2本重なっただけだけど、一本が2部入替制だったので、締切に追われている今の自分としては、1日は仕事に割り振れるから、連チャンになるよりずっとありがたい。しかも、片や17年目となる年初め恒例の新春企画で、自分の参加も十数回目。片やメンバー自身が成人式を迎えたという超若手新星で、自分自身初めてライヴを観るというバンド。出演者の平均年齢は、親子を通り越して孫ほどの差がある。でもこのギャップ、結構スキかも…

…というワケで、まずは未唯mieさん、新春“Pink Lady Night”2026@Blues Alley Japanへ。それこそ、セットリストを見ただけで曲とアレンジが脳内再生されそうなほど、よ〜く馴染んでいるライヴ。それでも今回は、ゲストとして世界的太鼓奏者のヒダノ修一、コンガで大儀見元が初参加。そのため古参メンバーの立ち位置が変わるなど、ちょっと新鮮な風が吹き込んだ公演となった。それに最近は、大阪や横浜でのライヴも定例化してきて、今年も10日(土)に ビルボードライブ大阪、12日(月・祝) ビルボードライブ横浜でパフォーマンスしてきたばかり。なので20数人の大所帯とはいえ、変拍子も超絶複雑なアレンジもサクッとこなし、アンサンブルの完成度が より高くなっている。個人的には、ココに Chilli Girl のファンキーな三味線が入ったら、もうワンランク新しい、フレッシュな風が呼び込めるなぁ、と思ったり…。

pinks


未唯mieさんライヴがハネた後は、そそくさと渋谷へ移動し、めちゃくちゃ久しぶりのEggmanへ。ココラシカ 成人式ワンマン・ライヴ『乾杯』。ウ〜ン、ココへ来るの、いつ以来だろ? 軽〜く30年は超えているな。ウヘッ、メンバーの年齢より長いブランクぢゃん… オール・スタンディングだと覚悟していたけれど、首尾よく関係者エリアの壁際スペースを確保して、ひと安心。これなら寄り掛かって観ていられる。サスガに長時間の棒立ちだと、ちとツライからねぇ…。

小屋の中はほとんど立錐の余地なし。そのステージも、たった3人だけなのに音はなかなか濃密で。時々シンセ系のパッドが同期で入ってくるものの、基本はピアノのパワー・トリオというフォーマットを崩さない。最近の若いバンドにはビックリするほどの超絶技巧を持つ連中が多いけど、無駄に上手いだけのバンドが少なくない。でも彼らは等身大というか、自分たちの演奏をシッカリ音楽に反映させている。高校を出て幾ばくも経っていない3人としては、それこそ充分過ぎるほどの演奏スキルだけれど、トリオゆえに、楽曲に対してホントに必要なモノだけを身につけている感覚。

その根幹を作曲・ヴォーカル・キーボードのこうきクンが背負っているワケだけれど、いわば天才肌の彼に対し、リズム隊がシッカリと盤石のグルーヴを作っている。そうしたキャリアにそぐわぬほどの安定感は、ライヴで余計に実感できた。まさにスクエアなドラミングでビート・メイクに徹する こたクン、そして女子とは思えぬほどの攻撃力で攻めてくる らなチャンのベース、その3人のコンビネーションが抜群。取材時に「ギターは不要」と言い切った自信はホンモノだった。

もちろんこの若さ。だからライヴを一度観ただけでも、これからの課題はいくつか浮かんできた。でもそれは、これからのココラシカにとってのノビシロでもある。タツロー・カヴァーが飛び出した時点で、その先の展開は予想できちゃったし。それもその繋ぎ方には彼らなりの工夫があって、ただのトリビュートでは終わらせないという心意気を感じた。そうやって実力を蓄えていけば、自前のレパートリーのクオリティがもっと上がってくるのは間違いないし、バンド自体も、もっともっと大きくなれるはず。…ちゅうか、20歳そこそこでコレなんだから、末恐ろしいよなぁ〜 その将来は、もう楽しみしかない。

ココラシカ SETLIST“”
1. ダークヒーロー
2. 手のひらで踊らせて
3. 本能
4. 三つ葉のクローバー
5. 占い師
6. Signpost
7. 花瓶
8. 眠る宝石箱
9. 白い嘘
10. 寂しさを拾って
11. 恋よ、踊り出せ
12. 溶けないで
13. いつか(山下達郎カヴァー)
14. ごめんね
-- encore --
15. 御守り(新曲)
16. 最後の花火