
先週『AOR Light Mellow Premium 03』掲載用の対談を行った後は、しばしJ-Fusion方面の執筆。コンピレーション『HORIZON DREAM』関連を書いている。3月に出るのは、81~3年に発売された3枚のLPをCD2枚に集成した『HORIZON DREAM Vol.1-3』と、今回新たに筆者が選曲・監修した『HORIZON DREAM 2026』。初CD化・初復刻の音源を挟みつつ、新しいフュージョン・ファンへの訴求や後続のアナログ・リイシューにも繋がるようなチョイスを考えたが、先行している高中正義やカシオペアあたりの人気ぶりを見るにつけ、もっとこの辺にも注目してほしいなぁ、と改めて思っているのが、このプリズムだ。
J-Fusion黎明を見ているリアル・タイム・ファンであれば、プリズムがカシオペアやザ・スクエア(当時)の人気を先導していたことはご存知のはず。和田アキラと野呂一生にはその頃から交流があったし、初代ドラマーの鈴木リカ徹は、プリズムとカシオペアを掛け持ちしていた時期があるほどだ。音楽的ルーツは共にロックにあって、ジェフ・ベックの影響が大きいが、バンドの音が次第に固まってくるにつれ、カシオペアはソリッドなポップ・ファンク色を強め、プリズムはインタープレイ重視に向かった。四人囃子で人気を経ていた森園勝敏の加入、ツイン・ギターにダブル・キーボードという編成もあってか、サウンドが拡大していくのは必然だっただろう。このデビュー曲には、TANTAN(後の大空はるみ)が歌うヴォーカル・チューン<Love Me>もあったし、サックスもゲスト参加。何よりアルバムを片面ずつ、ソフト・サイドとハード・サイドに振り分けたことが、彼らの多面性を象徴している。プリズムというグループ名も、レコーディング中に決まったとか。この名が彼らの当時の音楽性を表していたのは、容易に想像がつく。
エリック・クラプトンの来日公演で前座を務め、知名度を急上昇させた結果、このデビュー・アルバムは8000枚と言われる初回プレスが即完。初のワンマン・コンサートは、会場から最寄り駅まで長蛇の列ができたという、数々の伝説を作った。手持ちレコードが初回プレスかどうかは確認してないが、まだ高校生だった自分でさえ、発売後すぐにゲットしたはずだから、当時のJ-Fusionにはそれだけの勢いがあったのだ。実際このデビュー作と、2nd『SECOND THOUGHTS / SECOND MOVE』は、かなり聴き倒した。自分の場合、四人囃子の大ファンだったので、森園経由でプリズムに入った、というのもあるかな。クラプトンの前座でそれだけ訴求できたというのも、当時の空気感が察せられる。今ならきっとブーイングの嵐だろう。
自分がその頃からずーっと聴き続けているのが、アナログA面のソフト・サイド。情景が自然と瞼に浮かんでくるようなメロディに、的確なアレンジや表現力の深み。ステレオタイプになっていく以前のフュージョンの魅力が、ググッとココに凝縮されている。対してハード・サイドは、プログレ・フュージョン化していく後期プリズムの原点。それもまたフュージョンの魅力であるな。
何れにせよ、高中やカシオペアだけじゃなくて、プリズムもお忘れなく、と改めて。
エリック・クラプトンの来日公演で前座を務め、知名度を急上昇させた結果、このデビュー・アルバムは8000枚と言われる初回プレスが即完。初のワンマン・コンサートは、会場から最寄り駅まで長蛇の列ができたという、数々の伝説を作った。手持ちレコードが初回プレスかどうかは確認してないが、まだ高校生だった自分でさえ、発売後すぐにゲットしたはずだから、当時のJ-Fusionにはそれだけの勢いがあったのだ。実際このデビュー作と、2nd『SECOND THOUGHTS / SECOND MOVE』は、かなり聴き倒した。自分の場合、四人囃子の大ファンだったので、森園経由でプリズムに入った、というのもあるかな。クラプトンの前座でそれだけ訴求できたというのも、当時の空気感が察せられる。今ならきっとブーイングの嵐だろう。
自分がその頃からずーっと聴き続けているのが、アナログA面のソフト・サイド。情景が自然と瞼に浮かんでくるようなメロディに、的確なアレンジや表現力の深み。ステレオタイプになっていく以前のフュージョンの魅力が、ググッとココに凝縮されている。対してハード・サイドは、プログレ・フュージョン化していく後期プリズムの原点。それもまたフュージョンの魅力であるな。
何れにせよ、高中やカシオペアだけじゃなくて、プリズムもお忘れなく、と改めて。







































プログレ要素のあるフュージョン/クロスオーバーは
イマイチ人気ないよね…。