





昨夜はレコード会社や出版社系の有志による新年会。もう10年以上、ほぼ同じ顔ぶれで続いている恒例のイベントで、仕事で個別に顔を合わせる人もいれば、年1回ココでしか顔を合わせない人もいる。でもみんなそれぞれに事情通で、話題が豊富。そんな中で話が出たのが生成AIについてで、最近は洋楽系のフェイク・ニュースがヒドイ、という会話に。ある人が「今度NETFLIXでXXXXのドキュメントやるんですよね? 知ってます?」「イヤイヤ、それフェイクだから」「エェ〜、ホントですかぁ〜
」みたいな。ほとんどが海外SNSのファン・アカウントからの発信だけど、最近になって日本の音楽ファンの反応も増えてきちゃって、音楽業界人でさえ騙され始めているのだ。







一番多いのは、こうしたライヴ・イベント系で、ビッグ・ネームがツアーをやる、大物同士で共演ライヴを行なう、ファイナル・ツアーに出る、スーパーボウルなどのハーフタイム・ショーに出演する、なんてニュース。そりゃあスティーヴ・ペリー入りのジャーニーにはそそられるが、2026年にしちゃあルックス若すぎだし、ジェネシスはトニー・バンクス不在で何故かジョン・ポール・ジョーンズがいる(苦笑)。





間違いといえば、レスポールのダブル・ネックとか、ジョン・ポール・ジョーンズがベースじゃないとか、フィル・コリンズが右利きのキットだったり、ギターを弾いてたり…。極めつけはその下の2枚。右利きポールにサウスポー・ジョン。スティーヴィーはいつから目が見えるようになったんだ?







ネトフリのドキュメンタリーのフェイク告知にもイロイロあるけど、ちょっとソソられちゃうところで。




悪質なのはこの辺だけど、かなり多い。でもこうして並べると、ポーズやパジャマが同じだったりして、かなりお粗末。「ガンになった」というダンボールのプラカードを持っているパターンも多々。そもそもこんな有名人が、こんな普通の個室に入らんでしょ? チャカやダイアナは、しっかりメイクしちゃってるし。












墓地のパターンも多々。でもスティーヴィーはまだ健在だゾ。




そうかというと、一見感動的に見えるニュースも。でもジミー・ペイジとサンタナが同じ娘を抱いてるし。




このほか、TIME誌の表紙、トランプから賞を受けた、銅像が作られた、病院や福祉施設のテープカット、ライヴで最前列の客に語りかける図とか、いろいろなパターンが存在している。
笑っちゃうのは、誰か新しい大物アーティストのフェイクが作られ始めると、過去のパターンのモノが次々に出てくること。ファンが特定アーティストしか追いかけていないと、画像を見ても本物とフェイクの区別ができないかもしれないけれど、こんな風に集まるトコロには集まってきちゃうから、バレバレになる。
とにかく、ちょっとビックリするような画像付き情報や、お涙頂戴、もしくは感動系の情報は、すぐに鵜呑みにせず裏を取ること。そしてそれがフェイク画像だと分かったら、そのままスルーしないで、面倒でも削除したり拒絶すること。そうすると、だんだん表示が減ってくる。どういう目的でフェイク画像を流してくるのか、リンクを辿らせて個人情報を抜くのか皆目分からないが、皆さんも自分自身が拡散しないように気をつけてくださいな。



































私は信頼できる音楽情報誌やサイトからしか情報を仕入れないので幸い引っかからずに済んでいます。
ところで、先日話題にサカナクション山口一郎氏の「音楽ジャーナリズムは死んでいる」という過去の発言が一部で話題になっていました。
趣旨としては「漫画やアニメは常に厳しい批評に晒されて作り手も緊張感を持って作品を作ってるのに対して、音楽は批評や検証が機能していないのではないか。」「無名でも良いものを掘り起こすことがジャーナリズムに求められる役割なのにそこが欠落しているのではないか。」(要約)という山口氏なりの問題提起でした。
https://www.youtube.com/watch?v=xggDpGUxPoE
この発言を聞いて真っ先に思い出したのが金澤さんでした。
金澤さんはこちらのブログで独自の視点を持って時に厳しく作品の批評を行い、一方でプロデューサーとして面白いと感じた作品や若手ミュージシャンを掘り起こす活動もされています。
金澤さんのようなライターがもっと居てくれたら業界も活性化するのにと思った氏の発言でした。