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セッション・ギタリスト/アレンジャーとして活躍してきた椎名和夫氏が、17日朝、永眠した。ここしばらく闘病していたという。享年73。ギタリストとしては、70年代末〜80年代初頭の山下達郎の上昇機運期をサポートし、各種セッションでも活動。併行してアレンジャーとして大活躍し、RCサクセションから甲斐バンド、中島みゆき、SMAPまで幅広く手掛け、中森明菜<DESIRE>(86年)で日本レコード大賞編曲賞を受賞している。近年は演奏家のための著作権活動に取り組み、団体を設立・運営したり、理事職を歴任していた。

椎名は、吉田美奈子のサポートを経て、はちみつぱい末期〜ムーンライダーズ結成に参加。当時はギターだけでなく、ヴァイオリンも弾いていた。しかしアルバム1枚でムーンライダーズを離れ、セッション活動を開始。78年からは山下達郎のバンドがメイン・ワークになり、『GO AHEAD!』収録の<Bomber>のジェット・フェイザーが掛かったギター・ソロで話題をさらった。『MOONGLOW』に於けるアーニー・アイズレー張りの<HOT SHOT>のスクイーズ・ソロや<FUNKY FLUSHIN’>のエモーショナルなソロ(『GREATEST HITS』とは別ヴァージョン)、『RIDE ON TIME』収録曲でのタツローとのギター掛け合いなど、忘れがたいプレイが数多くある。一方でアレンジャーとしても大活躍。RCサクセション<雨上がりの夜空に>などは、意外なワークスだろう。

個人的には、やはりシティポップス系アレンジ・ワークに注目していて。タツロー人気が上昇した時に、当人の代わりにタツロー的都会派サウンドを世に広めた、そういう貢献はとても大きかったと思う。上掲の間宮貴子、来生たかお、桐ヶ谷仁などは、その代表作。そういえば以前、こういう記事も書かせてもらったな。
● GUITAR MAGAZIN WEB 『椎名和夫の名演が光る名盤10選|連載『シティ・ポップ・ギター偉人伝』

ライヴの現場や関係者の集まりなどで、何度かお目にかかったことがあったが、とても穏やかな方で。73歳はちょっと若すぎる。ご冥福をお祈りします。