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昨年10月にデジタル・リリースされていたスティーヴ・ポーカロ(ex-TOTO) の2ndソロ・アルバム『THE VERY DAY』が、ようやくフィジカル・ リリース(CD / LP)された。サブスクで繰り返し聴いたけれど、サブスクからPC経由で小さいスピーカーで聴くのと、CDでアンプを通して大きいスピーカーで聴くのと、やっぱり気分が違うな。クレジットを眺めたりして、集中力が上がるというか。

前回のデジタル・リリース時の記事は以下の通り。
https://lightmellow.livedoor.biz/archives/52435612.html

改めて聴いても、如何にもソロ・アルバムらしい、素直にやりたいコトをやったアルバムという印象は変わらずで、作品としてのまとまりはあまりない。でもそこがシンセ職人らしいというか。<Human Nature>とか<Lea>みたいに時々イイ曲書くんだけれど、量産はできないタイプなんだな。

クレジットの詳細を確認すると、TOTOの現行ドラマーであるシャロン・フォレストと、常連パーカッションのレニー・カストロが多くの楽曲に参加。コーラスではジェイソン・シェフもアチコチに。ラリー・ウィリアムスやチャック・フィンドレーらが入っているホーン・セクションは、中域が割と厚くて、シーウインドというよりシカゴ風。ギターはマイケル・ランドウとマーク・ボニーラで、一緒に弾いてる曲もある。

思わずニヤリとしてしまうのは、<Marilyn>にパトリック・レオナードがいたり、マイケル・マクドナルドが歌う<Change>のオルガンがデヴィッド・ペイチだったり、前回ポストで「90125イエスやMr.ミスターを髣髴させるプログレッシヴ・ポップ」と書いた<Does It Really Matter>は、オルガン・ソロがフィーチャーされた曲でもあるのだが、そこにエディ・ジョブソンへの謝辞があったり。ギター・ソロもボニーラ。UKを演ったという最近のエディの来日公演で、ボニーラがギターではなくベース弾いてジョン・ウェットン役を担った、というのに繋がった。ベースも、1月にブーンズ・ファーム(スティーヴ・ルカサー&マイケル・ランドウ)で来ていたティム・ルフェーブルだし。ジュード・コールが歌っている<2x Lover>のギターは、何とジミー・ハウン。スティーヴとペイチがプロデュースしたロジックのギタリストだ。

よく言えばバラエティに富んでいる、というコトもできるけど、多彩さを意図したんじゃなく、楽曲ごとにやりたいことを追求していったらこうなりました、という趣味的なアルバム。でもそれだからこそ、スティーヴ・ポーカロというミュージシャンのキャラが浮かび上がってくるようで、やっぱり愛着が湧いてしまうよ。

《amazon》
The Very Day
Steve Porcaro
Green Hill Prod.
2026-02-27

《Tower Records はココから》

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The Very Day [Analog]
Steve Porcaro
Green Hill Prod.
2026-02-27

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